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自己紹介の続き(ANA一次面接で話したこと)

「子どもに片づいた家の記憶を残したい」と願う親御様を性格タイプ別お片づけでサポートしています横浜・東戸塚の整理収納アドバイザーの岸間江美です。

私はとおーい昔、ANA関西国際空港支店のCAをしておりました。
この発信が誰の参考になるのか分かりませんが、その時の入社試験の話を前回の自己紹介の続きとして、発信してみようと思います。

前回の記事(片づけの仕事を続けている理由)

なんであんなこと言っちゃったんだろう…

私は、思いつきで生きているところがありまして、どんなに周到に準備をしていても、その時の直感で別のことを言ってしまう、やってしまうということが人生で何回かあります。

先日、こんなニュースを目にしました。

女子中学生たちが街で迷子のお子様を見つけ、交番に届けたことで無事に親御さんと対面できたというニュースです。

通学路脇でぽつんと涙を流す男の子 女子中学生4人がとっさの判断 きっかけは「足元」 | TBS NEWS DIG奄美市で今年9月、登校中の4人の中学生が、道路わきで泣いていた小さな男の子を見つけ、交番に送り届けました。4人がただ事ではないと気付いたきっかけは、男の子の足元でした。奄美市の金久中学校1年の安住菜…

このニュースを見て思い出したのは、ANAの一次面接。

「大学時代、一番印象に残っている思い出は?」という面接官の質問に

「道で迷子をみつけて交番に連れていったこと」と話し始めたわたし。


当時、大学生だった私はたまたま大阪の江坂という場所でベビーシッターのバイトを終え、電車代を節約しようと江坂駅から電車に乗らず、電車沿いを歩いて帰っていました。
そこは江坂駅から緑地公園駅までの御堂筋の歩道。人が歩いているのをあまり見ない場所です。
そこで小さな子ども(推定3歳)が不安そうにとぼとぼ歩いているのを発見。

「こんなところをこんな小さな子が1人で歩いているのはおかしいな?」と思い、声をかけました。
そして、おしゃべりしながら手をつないで交番まで一緒に行きました。

交番につくとかなり動揺されたお母さんがいました。
お母さんは、赤ちゃんも連れていて、下の子に気を取られているうちに上のお子さんを見失ってしまったとのことでした。

私がお子さんをお連れするとお母さんもお子さんも大泣き。
ついでに私も大泣き。

本当に良かったと胸をなでおろした出来事でした。

思い出したら言いたくなる…

で、面接ですが、この出来事があった場所と面接会場が近くだったので、別のことを準備していたのに、フワッと記憶が頭によぎり、どうしても話したくなって話し始めてしまったのです。

と、ココだけ聞くといい話のようなのですが、実はこの話のオチは「お母さんからお礼にと1,000円をもらった」だったのに、私はそのオチをすっかり忘れており、面接官に「それで最後はどうなったの?」と言われ、「あ、最後にお母さんと交番で対面できて、1,000円をいただきました」と言ってしまったのです。


そしたら面接官は「もらっちゃったの~???」と苦笑い。


集団面接だったので、他の5人くらいの人たちはまともなことを言っていました。(大学のサークルの思い出とか・・・)

「あ~、個性の要らない接客業の面接なのにやらかしたかも~」と思っていたのですが、なぜか無事通ってました。


入社後に再会。私、運がいいのかも?!

入社後に、面接してくれた方と会社で再会した時に(木の実ナナみたいな華やかな人だったし、やらかした…と思っていたので、よく覚えていたのです)

「あの時、一次面接で迷子の話をした者です!」って話しかけたら、

「あー!!覚えてるわ!!一次面接は、ほとんどの人を落とすための試験だったのよ~。残るなんてすごいんだから~♪」とにこやかにお話してくれました。


時は、氷河期。
大卒就職率が65%と言われている98年入社です。
面接官があのANAには珍しい華やかな人でなければ、一次で落ちていたかもしれない案件…。

はー

危なっかしすぎる。
危うく大卒後フリーターとしてスタートを切るところだった。
(まぁ、結局その後いくつか転職したけど、まともに正社員にはなれないまま個人事業主に行きついたわけですが)
と、昔から思い付きで危なっかしい人生を歩んでいますが、時にこの思いつきが身を助けることもあるので、やめられないわけです。
(いや、やめようにも性格なのでやめられない)


こんな私ですが、街で迷子をみつければ躊躇なく話しかけ、助けに行くイイヤツでもあります。

そんな私と一緒にお片づけしてみませんか?笑

その時の面接官と。それにしても肩パット凄いね笑
こんな制服着てますが、バブリーな思い出はまったくなく、いつも残り香のみの氷河期世代です(笑)


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