見出し画像

帝王切開出産への準備

こんにちは!メンタルコーチのKyokoです。

1型糖尿病を発症して16年となり、その間に2度妊娠と帝王切開での出産した自分の経験を、後世に還元したいと思い、この記事を投稿しています。

1型妊婦の方だけではなく、
これから何らかの理由で予定帝王切開にて出産を迎える方、
あとは、今や、5人に1人が帝王切開で出産している時代ですので、
普通分娩に望む方も帝王切開に切り替わったらこんなふうになるのね、な目線で、参考にしてもらえたら嬉しいです。

前提

  • 第一子 妊娠高血圧症候群により緊急帝王切開 ⇨ゆえ 第二子も予定帝王切開

  • 病院のコロナ対策ポリシーで家族との面会謝絶(泣) /退院するまで家族には会えない - 荷物のやり取りはできる が接触はできない(2023年4月時点) 

  • 産院は、糖尿内科と産科両方ある東京女子医科大学病院

    ⇩入院スケジュールはこんな感じです(2023年4月時点)

帝王切開の場合のスケジュール

心づもり編

  • 1型妊婦さんにとって最重要産科の医師/ナースは血糖コントロールのエキスパートではない  産科の方々はあくまで、出産/産前産後のエキスパート。血糖値のコントロールの主役は自分。ついつい病院だと自動的にばっちり管理してもらえるんじゃないかという期待を抱いてしまいそうになりますが、何年も自分でコントロールしてきた感覚をまずは頼りにしていいと思います。

    ナースの皆さんは、糖尿内科の先生と密に連携とってくれますが、インスリンの指示単位の確認、血糖値の確認がメインで、もし単位変更したい場合は糖尿内科の先生と連携とって、、と言う感じになります。

    糖尿内科の先生とどの程度自己判断でインスリン調節して良いのかなど、回診の時に相談しましょう。低血糖になったり、インスリン追加打ちなどした場合は、ナースの方々にコミュニケーションして、密に連携しましょう。

  • 術後は痛くて当然 痛いって言っていい
    帝王切開になる気なんてさらさらなかった初産の私は、焼けるような傷口の痛み/お腹の中で火事レベルの後陣痛/ジンジンずっと痛い乳腺の張りの痛みの三重苦が、術後容赦なくスタートすることを全く予想していませんでした。
    個人差あると思いますが、術後2-4日が三重苦の山場。「どうやら術後2-4日が三重苦の山場らしい」と思っておいて、もし早めに痛みから解放されたらラッキーくらいのマインドセットがいいと思います。だって、胎児だけじゃなくて、胎盤という期間限定の臓器も体から剥がれるというすんごい変化が起きているうえに、開腹手術ですからね。胸張って痛い時は痛いって言っていいと思います。自分にいっちばん寛容でいてあげてください。痛みを我慢すべしな、謎の鬼軍曹モード発令しなくていい。

  • 出産後は、自分が想像以上に豆腐メンタルになるかも
    正常に考えられない 弱きになる自分を想像しておく。イメージとしてはインフルエンザとかにかかって、もう何もやる気が出ない状態が近いです。私の場合、第一子は早産での出産だったので、NICUでひとり頑張っている生後まもない姿を想像しては、申し訳なくて毎日泣いてました。今考えるとちゃんと適切な治療をしてもらっているし、むしろ24時間誰かの目があるので、全然申し訳ないなんて思わなくていいんですが、ここは動物的、本能的に子を奪われた(奪われてないのにw)親みたいな気持ちになっちゃって、今思うとなかなかしんどいメンタル状況でした。


情報編

実際に超絶参考になった帝王切開後の過ごし方をまとめたYouTubeのPlaylistをシェアします。術後、腹筋使おうとすると信じられない痛さで唸ります。ベッドからの起き上がり/寝ころび方と、パラマウントの使い方だけでも絶対見て!!!手術前日に練習しておきましょう。

動画を作ってくれた皆様 ありがとう


グッズ編

以下が病院から指定されているもの。
これの他に私が準備したものをリストアップしておきます。荷造りの参考にどうぞ。

産院によって異なるので要チェック
  • 充電ステーション  
    iPhone/ Apple Watch / AirPods がまとめて充電できるもの。

  • 腹帯
    助産師HISAKOさんのYouTubeで激推しだったので買いました。第一子の際は、緊急で帝王切開に切り替わったため、開腹手術の準備なく臨むことになりました。術後痛くて痛くで毎日泣いていた。痛くてしんどいっていう記憶しかない。今回腹帯はあってほんとに助かりました!!!帝王切開が決定している人は必ず購入して欲しい。こういう準備ができるのは予定帝王切開ならでは。そして、経膣分娩を予定している人でも一回は調べて、AmazonのWishlistに入れておきましょう。いざ、帝王切開になったときにすぐポチれます。

  • 蒸気でホットアイマスク
    術後何かと眠れない。痛い。気持ちが昂る。一回使い終わった後もアイマスクとして利用して、破棄できるので絶対おすすめ。

  • AirPods
    相部屋の場合、周りの音が気になって眠れなかったりリラックスできなかったり。音をシャットダウンするとリラックスできるので、持ってていいと思います。今回は授乳の空き時間にCoachella観て気合い入れたり、インドフルート聴きながら仮眠したり、朝は別所さんのラジオ聴いたり、AirPods大活役でした。

  • 延長コード 体が思うように動かないので、物に動いてもらいます。

  •  売店に買いにいく体力ない)

  • ティーパック あたたかいお茶いつも飲みたい

  • お湯作るマグカップ 女子医はお湯の提供がありません。電子レンジで水を温めてお湯作ってました。

持っていかなかったけど、あっても良かったかなと思うもの

  • 抱きつき枕 術後一般病棟に戻ると枕少なかったので、持っていけばもっと楽だったかもと思う。

  • スプレー化粧水 実は麻酔の影響で、ものすごく顔が痒くなるんです。手術の後半は、手術ナースの方々にお願いして顔痒いてもらっていました。頼むのが恥ずかしくなるくらい、もう一回もう一回と。。。(笑)部屋に戻ってもしばらく痒かったので、エビアンみたいなスプレーでシャッと振りかけられる化粧水あったら良かった。

1型妊婦さんへ

  • いつも使っている注射セット一式  
    注射関連は足りなくなったら院内処方してもらえます(⇦ちょっと優越感♡)。ただリブレは自宅用医療機器ゆえに処方してもらえないので、事前に処方してもらって、持ち込みましょう。主治医と相談しましょう。

  • いつもの低血糖グッズ
    入院中は糖尿内科の先生も回診に来てくれて、あまり血糖値がガタつくことはないのですが、急な低血糖の時に対応できるグッズはある程度自分で持っていくと安心です。私は、りんごジュース(125mlのサイズ)と、グルコースレスキューを持って行きました。最悪なかった場合は、看護師さんにお願いすればブドウ糖の注射してくれると思います。授乳が始まるとカロリーとられて低血糖になりやすいので、いつものよりちょっと多めに準備を。

ポイントは”いつもの”。上記の通り、いつもより体力も消耗して、満身創痍なので、あまり思考せず、安心して使えるものを持ち込みましょう。


その他工夫したこと

家族に、洗濯物のために往復2時間かけて来てもらうのも申し訳ないなと思ったので(しかも面会謝絶だから、私にも赤子にも会えないのに)、タオルや、フェイスタオルはもう病院で捨ててもOKなものをそれぞれ4枚くらい持っていって使い捨てしてました。帰ってから洗濯しなくていいし。

箸、コップ、スプーンは毎回洗いに行く体力ないかもと思ったので、使い捨てをorウェットティッシュで拭くとかでもよいかと。

あと、以外と病院からいただけるグッズで賄えたので、自分が思うより少なめにパッキングしました。産褥ショーツや、パッドは思いの外使わない。いつもの生理用ショーツと、夜用の生理用品があれば割といける。

帝王切開のあとは、術後翌々日くらいまでシャワーできないので、シャンプーやスキンケアは日数分フルフルで準備しなくてよい。

家族の写真 スマホにはたくさん入っているのですが、特に元気出したい時、痛みに耐えたい時眺めるように小さい写真持っていきました。面会できない&産後のおぼろ豆腐メンタルの自分のために。


以上、2度の帝王切開を経て後世にお伝えしたかった内容を、心づもり、情報、グッズ に分けてまとめました。

人間不思議なもので、何が起こるかうっすらでもわかっているのと、何もわからずにその状況を迎えてしまうのとでは、ずいぶんとショック具合が異なり、体のコンディションが変わります。身体的には同じダメージなはずなのにね。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

noteの♡マークはnoteにログイン不要でポチ可能です。
読んで良かったと思ったらいいね♡を押していただけると嬉しいです励みになります :)また、サポート↓で投げ銭までいただけたら、嬉しすぎてもっと記事書きます。

読んでくださり本当にありがとうございます。投げ銭サポートしていただけるとうれしさのあまり小躍りしながら調子に乗ってもっと記事書きます。ぜひお願いします!