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1型糖尿病を発症した時のこと -16年前の自分への手紙を添えて-


こんにちは、Kyokoです!

今日は私が1型糖尿病を発症したときのことについて書いてみようと思います。


私が1型糖尿病を発症したのは、
今から遡ること16年前の秋でした。

その時、大学5年生で交換留学先のイギリス🇬🇧から帰国。

英語のスキルだけでなく、ポテトやビールによる、ふくよかボディも手に入れて帰国した私。

帰国して1ヶ月たち、一気に7-8kg痩せました。

日本食🇯🇵食べるだけ、日本で暮らすだけでこんなに痩せるなんて日本すごい と思っていた。一気に痩せたから、一時的に生理も止まった。

日本の夏は、ほんとに暑い。やけに喉が渇くのも、やっぱ日本の夏だからと思っていた。

帰ってきてから、なかなか疲れが取れなくて。1年間の留学疲れだと思っていた。

今思うと、上記の3つは完全に糖尿病の初期症状でした。(取れない。疲れ、体重の減少、喉の渇き)

そういえば、突然の血尿➡️急性膀胱炎にもなったっけ。

いま振り返るとボロボロの身体。
全部、留学疲れだと思い込んでいた。

頻尿、喉の渇き、疲労、説明のつかない体重減
1型の典型的なサイン


そんな中、大学生最後の後期が始まる。
留学中、健康診断を受けなかったから、大学の健康診断を念のため受けることにしてみた。

大学の健康診断で尿検査の数値がバグった。
大学の保健センターにて再検査。
やはりバグる。

甘いものを過度に摂取したわけじゃないのに、おかしい。精密検査をしたほうが良いとのことで、紹介状をもらい、東京女子医大へ。

精密検査の結果、1型糖尿病と診断された。

聞いたこともない。イチガタってなに?

私は、病気であると診断を受けた。

そしてもう治る事はなく、この先死ぬまでインスリン注射をして治療していかなければいけないことが宣告された。

え、わけわかめ。ちょいまち。

頭では理解できるけど心がついていかない。

青天の霹靂。

糖尿病に1型も2型もあるなんて知らなかった。

なんで私が?

このころ、
私はやっと就活をスタートし始めたところで、治療と就活が同時にスタート😫

いや、これしゅーしょくできるんかい?

就活自体は、そもそも戦略的に動いていなかった。自分の意志で留年して、交換留学し、5年生の秋。まわりはとっくに就職先を決めて、のこりの大学生生活を謳歌している。

正直、焦る。焦る。焦る。
でも必死に焦りをまわりにみせたくない私。

もしかしたら持病があることでハンデになるかもしれないと思いながらも、縁があるところにまずは行こう。と決めた。

まだ募集していた、興味ある会社に手当たり次第応募して、たくさんのお祈りメールをいただく✉️。12月頃、欠員が出たとのことで、映画関連の会社から内定いただき、決めた。持病があることは、内定をもらってから話した。ハンデにしたくなかった。

就活と同時に治療もスタートし、
私のメンタルはかなりのおぼろ豆腐だった。
これから自分の体がどうなってしまうかわからない怖さで、毎日のように泣いていた。

でも”無い”ことじゃなくて、”ある”を見るしかなかった。

・治療法、生きていく方法がある病気であること。
・うまくコントロールすれば、出産もできるし、実際、合併症なく生きている人たちもいること。実例を漁りまくってなんとか希望を見い出そうとしていた。
・父の知り合いが糖尿病の専門医で一気に安心できる主治医が見つかった。

もう今んところ根治しないんだったら、うまくコントロールしてやろうじゃないの!と切り替えました。

怖がっている間にも血糖値は高いままだし。だったらインスリンでちゃんと下げたほうが自分のため。うん、やるしかない。

でも最初の自己注射はほんとに怖かったよ。泣いたよ。ずっとこれやり続けてくのか。って。

今思うと、たくさん泣いたからこそ、前に進めたと思います。


ということで、39歳の私から、
16年前の発症したばかり私への手紙を添えて、この記事を締めくくりたいと思います。


あなたは何も悪くない。理不尽だよね。

ただ、”付き合っていかなきゃいけないもの”ができたんだよ。
原因がわからないし、何も責められない。
何かを責めることができたほうが楽かも。
ただ、受け入れなきゃいけないんだもんね。しんどいわ、それは。


でも、あなたは、あなたが思っている以上におもろい人生を送るよ。
こうでありたい、
と思ったことは大体できてる!

この後、就職もできたし、
友人とシェアハウス生活でワイワイな20代後半を送るし、
切望していた二度目のイギリス留学も行けるし、
海外旅行も出張も行きまくるし、
恋人もできるし、
ローン💵を組んで🏠だって購入する。
結婚して、なんと2人の子を妊娠出産するし、
ブログでそのうち自分の経験語り始めるようになるし、
コーチングのビジネスだってスタートしちゃう。
テクノロジーの進化で、紙で血糖値記録しなくて良くなるし。
SNSってのができて、同じ病気の人たちとゆる〜く繋がることだってできるようになる。ひとりじゃないと思えるときが来る。

病気があったとしても、それに支配されずに、
最高の人生を送ることができるよ。

Diabetes doesn't stop you at all.
You will live your life. REALLY.

今この瞬間は、
大丈夫って思えないかもしれない。
どん底、挫折だ。

だけど、1型糖尿病でも大丈夫。
本当に、本当に大丈夫。

by ライフコーチKyoko|持病と共に生きる


こんなに私的な投稿を、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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