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ときどきこの世にびっしりと埋め尽くされているものに
息が詰まってしまう

ルールとか 他人との違いとか 
ものの大きさとか音とか
ずっとそんな近くのことに焦点を合わせていたけど
そんな単純なことじゃないのかもしれない

誰にでも息が詰まるほど自分を抱きしめているものがあって
それは周りの愛とか 繋がりとかで
めんどくさいものも そうじゃないものも全部が
気がつけばいつも この体のどこかに触れている

愛があるから生まれるルールもあれば
他人と比べて生まれてくる愛もある

人間はめんどうくさい生き物だから
その 愛なんて言葉も作り出す

あるとき
ひとのせいにばかりしてるから息苦しいんだとわかった

そんな時はいっそのこと 
息を止めてじっとしてみることにしている 

止めることも また吸ってみることも
みんな自分が決めればいい 誰のせいにもしないでいい

結局みんな 生まれた時のまま
裸でこの世を漂っているだけなのだ

そう思うと 全部いとしくなって
泣きたくなる

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