kyonkikki

【京】 茨城県出身いわき市在住。 教えたり弾いたり歌ったり。音楽と酒とタバコをこよなく…

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【京】 茨城県出身いわき市在住。 教えたり弾いたり歌ったり。音楽と酒とタバコをこよなく愛しつつ夫と娘、猫二匹とゆるりと生きております。

最近の記事

おかえり。やっと行けたよ。〜ONEW 【Lighthouse】に寄せて

あり得ないことなんてない あの忌々しいコロナとかいうウィルスのせいで仕事が全て吹っ飛びひたすら家に閉じこもっていた時、あまりにも暇で暇でだいぶ前から親友に勧められていた韓国のドラマを観たのが始まりだった。 韓国ドラマなんてオバサンの観るもんじゃん。とか鼻で笑っていたわたしも実はもういい歳のオバサンになっていたことをすっかり忘れていた。 オバサンだものそりゃハマるわ。 いや、いまは若い子だってハマってるじゃん。 わたしがひねくれていただけだね。。 とあるドラマを見ていたとき

    • そういう風になっている〜ツナグ〜想い人の心得

      「皆、それぞれの道を行きましたけど、本当はあなたとずっと時を過ごしたかった。運命が少し違ってたとしても、それでも選べるならあなたの生きている世界で、私は生きたかった。他の人だって同じです。」(抜粋) あんなに大好きだった本を読むという行為がなかなか億劫になってしまって1冊読むのに昔では考えられないくらい時間がかかるようになってしまった。 でもそれは悪いことばかりではない。 じっくりと一つ一つの言葉を噛み締めながら味わいながら丁寧に読むようになったと思うから。 読みさしの

      • ONEW Japan 1st Concert Tour 2022 ~Life goes on~に寄せて。

        1年ちょっと前にある日突然、SHINeeという韓国のアイドルグループにハマり、7月と9月にメンバーのオニュさんのソロコンサートに行ってきたお話。 7/8(金)武道館初日。 顔がこわばるくらい緊張していたオニュさん。こんなに保護者のような気持ちで見たライヴは生まれて初めてで、でも、なぜか決して不快ではなかったの。誤解を恐れずに言ってしまうけど、ライヴとしてはそこまで完成度は高くないしクオリティも良くなかった。そして、ダブルアンコール。 Lighthouse。泣いて泣いても

        • 愛としか呼べない

          〜流浪の月は満月ではなかった 少し前からそのポスターは目に入っていた。 広瀬すずと、松坂桃李の今までとはちょっと違った雰囲気のそれがなんとなく気にはなっていたんだけれど特に観たいとは思っていなかった。 久しぶりのなにもない休日、ふらりと入った本屋さんで手に取ったのはあのポスターが頭に残っていたからだと思う。 そして、タイトル。 『流浪の月』 月はわたしの中で特別なものだから。 お気に入りのカフェでランチしながら半分ほど読んで決めた。 今夜、映画を観よう。 凄まじい映画

        おかえり。やっと行けたよ。〜ONEW 【Lighthouse】に寄せて

          君と僕の距離

          つきが きれい ですね 夏目漱石が言ったとか言わないとか“I Love You”を訳したとかそうじゃないとかなんだとかかんだとか そんなことはどうでもよくて 美しいものは美しいのよ ね。 中秋の名月で十五夜で満月だとわたしが言うまで気がついていなかったそういうことにはとても疎い夫が、海まで連れていってくれました。 近く見えるけれど本当は遠くに位置する月を、どんなに手を伸ばしてみたって絶対に届かない君への片想いに例えている最近のお気に入りの曲があって。 いまはもうい

          君と僕の距離

          ダリに会いに行ってきた

          少し前のはなし。 中学の美術の教科書に載っていた2枚の絵がお気に入りだった。 ひとつは ぐにゃりと歪んだ時計が枯れ枝や変な生き物の死骸?から垂れ下がっているちょっと不気味な、幼い頃に熱にうなされてみる怖い夢のようなそんな絵。 ふたつめは 海の上に浮かんだ石のお城。 現実にはありえないけれど青い空と海の波なんかは写真のようにリアルでこれまた不思議でちょっと怖いそんな絵。 なにもかもが思うようにいかない中学生のわたしは現実にとても疲れていて、だからきっと写実的ではないそん

          ダリに会いに行ってきた

          “ぎゅう”がいらなくなった日

          娘とはしょっちゅう“ぎゅう“をしていた。 あ。“ぎゅう”ってね、ハグのこと。 いや、ハグって言うとなんかこう欧米的というか小洒落てる感というかそんな雰囲気なんだけれども“ぎゅう”はもっとこうなんて言うのかな、、、密な感じ? “むぎゅう〜っ” あれま。伝わる気がしないぞ。 とにかく 独身時代に気に入って読んでいた漫画に出てくる主人公の親子が、ことあるごとに“ぎゅう”をしていて、「ああ、もし子どもができたらこんな風に育てたいな」なんてことを考えていた。 きっと自分が子どもの

          “ぎゅう”がいらなくなった日