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4歳児6月保育エピソード〝心の葛藤〟


お久しぶりです🙋🏼‍♀️🌈
新年度が始まり、あっという間にGW目前ですね!

今日は、久しぶりに勉強時間で
今までの勉強ノートを振り返っていると、
2018年のエピソード記録で
書き残しているものがあったので、
Instagramにも載せたのですが
同様のものをこちらにも……
文章わかりづらいかもしれませんが、
ぜひご覧ください\( ˆoˆ )/📝

実際のノート📖📝


📖4歳児クラス6月
NちゃんMちゃんのエピソード


朝、早番のお部屋からクラスに移動してきて
ままごとコーナーにて人形を抱っことおんぶをして
遊び始めるH。

9時になるとラジオ体操で園庭へ行くため中断となるが、
やりたいと言う事だったのでおんぶひもで抱っこをする。

そこにNが登園して、9時になり
園庭でラジオ体操をして保育室へ戻ってくる。

Nは戻ってきて真っ先に人形を手に取り
おんぶ紐で抱っこをする。
Hは後から部屋に戻り、
光景を目にした途端怒った表情で泣き出す。

保育士「どうした?」と聞くと
H「使っていた」とのこと。
Hがやっていて続きをしようとしていたことを受け止めて
言葉にすると頷いて泣き止む。
Nに言いに行こうと一緒に行くと、
話す前からNは状況がわかっていて

N「だって私が先に取った。置いてあったんだもん」と言う。
登園してきて遊び込む姿を見ていて、
やりたいと思ったのだろうと推測する。
その気持ちも大事にしながらも、Hがやっていた事は分かっているだろうということも踏まえ、

保育士「ここに置いてあったから誰も使ってないと思ったんだよね」とNの主張をHへと伝える。
思いの整理をしてから「どうしようか?」
と2人へ問いかけると、
自分の思いと相手の思いで葛藤をして考え込む。

急ぎはせず待っていると、
N「でも先にやりたい」とつぶやく。
H「…………」黙って考えている。

2人の間で保育士はどうするかを
何も言わずに見守っていた。すると…

N「じゃあ2人で一緒に使おう」という提案。
H「じゃあN.H.N.Hって使おう」と言って
お互いが納得して共に同じ場で遊び始めた。
途中で声をかけて、策を出そうか悩んだが
2人にとって沈黙の時間が
自分の中の思いと相手の思いの中で
行ったり来たりしてどうしようと考えている
貴重な時間だったと考える。

ここでの保育士の役割は〝思いの整理〟と〝受け止めてくれる存在〟であると思った。


2016〜2022年 Study Note📝


2018年に書き起こしていた
普段の何気ない一場面のエピソード。
今見返しても、はっとなることがあるし
学びが沢山ある。
今の自分だったらどう関わっているかな…😊

沈黙の中に感じる心の葛藤が
痛いほどわかります。
そしてそれが成長につながっている。
毎日それを実感して、働くことができる保育士は
本当に幸せですし、責任あるお仕事だと思います。

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