見出し画像

北海道新幹線、やっと見えた4時間半

こんばんなまらステ💚Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ✨

北海道新幹線と貨物列車が共用する青函トンネルにおいてすれ違い時の揺れで積荷が崩落しかねないため新幹線は通常160km/h(開業時140km/h)までしか出さないのだけど、

お盆・年末年始・GWに限って貨物列車を減らして、新幹線がスピードアップするということを繰り返してきた。

まだ新幹線が通常140km/hの時代には160km/h、通常160km/hに上がってからは210km/hというかたちで。

そしてとうとう整備新幹線の基準である260km/hを今年のGWに出すことになった。

これによって東京ー新函館北斗間は通常より5分速い最速3時間52分になった。

新函館北斗までの開業時は最速4時間2分で世論から落胆の声が上がったことを思えば、10分も速くなった。

最速列車は大宮・仙台・盛岡・新青森の4駅に停車し、秋田新幹線列車を併結しないため盛岡で1分しか停車しない。

開業時は東京ー大宮間110km/h、大宮ー宇都宮間275km/h、宇都宮ー盛岡間320km/h、盛岡ー大平分岐部間260km/h、大平分岐部ー木古内間140km/h、木古内ー新函館北斗間260km/hで走っていた。

大平分岐部というのは貨物列車との合流地点ね。ちなみに「おおひら」ではなく「おおだい」と読む。

現在は上野ー大宮間が130km/hに向上して1分短縮、青函トンネル内で160km/hに向上して4分短縮しており3時間57分となっている。

さらに繁忙期に青函トンネル内で210km/hに向上して3分短縮の3時間54分としていたのが、この度260km/hに引き上げられて5分短縮の3時間52分になるということ。

元々新幹線の規格で造られていない大宮以南は仕方ないとして、大宮ー宇都宮間は市街地のため騒音に配慮して275km/h制限、盛岡以北は整備新幹線の制度的な制約で260km/h制限(「制」の字が3度も使われているところにおかしさを感じ取ってほしい)、貨物列車との共用区間のうち地上区間はトンネル坑口での衝撃波を懸念して140km/h制限となっている。

さて、3時間52分という数字は、嗚呼とうとう来たな、って思えるもの。

新函館北斗ー札幌間は260km/h、長万部・新小樽停車で1時間5分と試算されており、新函館北斗での1分停車を含めて3時間52分を足すと4時間58分になる。

東京ー博多とほぼ同じなので、これでは航空機に対して数%のシェアしか取れない。もっとも福岡空港と新千歳空港では立地条件が違うのと、冬季の新千歳空港は就航率に不安があるため東福間よりはシェアが取れるかもしれない。

でもね、新青森はJR東日本とJR北海道の乗務員交代があるので通過できないけれど、それ以外の駅は通過できる。

仙台・盛岡・新函館北斗・長万部・新小樽の5駅を通過して20分短縮させれば4時間38分。

整備新幹線区間の盛岡ー新青森間と新函館北斗ー札幌間ではJR東日本とJR北海道がそれぞれ追加負担して320km/hに引き上げる予定で、これによって5分ずつ速くなる見込み。

つまり10分短縮すると4時間28分。

あっ❗️

JR北海道が目標にしている東札間4.5時間を下回ったぞ‼️

これでよーやく非現実的ではないところまできたね。

4.5時間というのは東京ー新山口間4時間21分をモデルケースにして、シェアのおよそ3割を獲得できると見込まれる時間。

それくらいにしなければ収支が成り立たないという時間でもあるわけだけど、ようやく見えてきた。

JR北海道も相当なこだわりがあったと思う。

新函館北斗ー札幌間の開業自体が暗礁に乗り上げてしまったこともあり、不要論を打破するためにも欲しい数字なのだろう。

でもさ、これ繁忙期の話じゃん。普段からこの速度じゃなきゃ意味がなくない❓

そこはまあ貨物列車を隊列走行させるなどして、1往復の最速便が設定できる程度には調整は可能だろうと思う。

そして最速便の走る時間帯に対向の貨物列車を一切走らせないというのなら、地上区間も含めて260km/hで通すことを検討してもいい。

地上区間はそれほど長くないけれど、この区間のために120km/hも減速して、また120km/hも加速するという無駄があるわけだから、それを解消すればだいぶ気持ちよく走れる。

この節減時間を使って長万部に停車、東京ー室蘭でのシェアを確保したらいいと思う。

新幹線は鉄鋼がなきゃ走れないから、製鉄業界には忖度しなきゃさ😅

長万部停車は平日のみにして、夏の土休日は新小樽、冬の土休日は倶知安停車だとニーズに沿う。

それと聖域と化している大宮ー宇都宮間だけど、少なくても久喜から先は宇都宮以北と人口密度に差があるようには見えない。防音対策は必要だけど320km/hに引き上げられるだろうと。

距離が短いので1分時短といったところだけども積み重ねとして重要。

現在はやぶさに使っているE5系/H5系は道南の寒さには対応できても、この先の北海道の寒さには対応できないため新函館北斗ー札幌開業時には新型車両が導入される予定。(北海道の繁忙期である夏の臨時列車には使われそう)

この車両は今よりスペックの高いものになっている可能性もあるけれど、ひとまずは320km/hということで考えてみても光は見えてきたように思う。

まあ、それまでにJR北海道がもつのかどーかは別の話として😅

それじゃあバイバイなまらステ💚厚沢部煮切でしたっ✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?