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和才破れて加才で翔ける

こんばんナマステ❤️Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

国産ジェット機に期待していた人達にはショックな話だろうね。

まぁ、日本人なら悲しみと怒りを覚えなかったらおかしい。

なぜなら国税を相当注ぎ込まれているから。

愛国心やものづくり大国としてどーのこーの、ではなく、税金泥棒に対してもっと憤りを持たなきゃいけない。

ひとまずMSJ(Mitsubishi Spacejet)、以前はMRJ(Mitsubishi Regionaljet)と呼ばれていた国産ジェット機が何故上手くいかなかったのかを簡単に書く。

まず計画から開発に時間がかかりすぎてしまい、その間に技術が古くなってきてしまったことがある。

これはこれで色んな理由があると思うんだけど、まず日本には土台となる基礎研究が乏しかったことと、稟議やらなんやらで時間をかけすぎてしまう日本的な体質もあるのだろう。

また、ミニマム90席で考えていたら、アメリカの労使協定で76席以下でないとリージョナルジェットとして飛ばせない、という規制が邪魔をしてしまったということがある。

航空機ってやっぱりアメリカで売れないと採算に乗らないのね。

鉄道網が発展せず、縦横無尽に国内線が飛んでいる国があるから、規模の経済が働く。

中国やロシアはその枠組みに入っていないんだけども。

外野から言われていることとしては、スペックや価格において競合であるエンブラエル🇧🇷に及ばない点(ただしエンブラエルも三菱の計画を踏まえて改良してきた部分がある)、

あるいは国の無責任さを問う声もある。

そしてこれはANAにとっては大きなダメージ。

ANAはMSJにすべてを賭けて、リージョナルジェットを全然導入していなかった。

だからローカル線は無理してA320やB737を飛ばすか、消極的な展開になるかになってしまっている。

その点、JALはエンブラエル機を積極的に導入しているし、

提携しているフジドリームエアラインズもエンブラエル使い。

JALはANAと違い、MSJの開発成功については懐疑的だった。

そこでMSJが無事ローンチできた暁には、三菱重工がJALの持つエンブラエル機を買い取る、なんて約束があったらしい。

親方日の丸って何なんだろうな、という。

ただ、三菱重工は今後も航空機メーカーではあり続ける。

というのは、カナダのボンバルディア🇨🇦が持っていたCRJの事業を買収しているから。

CRJはまさにエンブラエルとの競争に負けて、多額の赤字を出していたところを、MSJの整備拠点を確保する観点から三菱重工が買い取ったもの。

このため、CRJの整備業務は残るし、場合によってはCRJの新機種開発も行う。

CRJの蓄積とMSJの研究開発で得た知見を組み合わせたものができてくれたらいいけど、負け組同士が手を組んでもエンブラエルに勝てるかなぁと。

そんな和魂加才に期待をかけていくことになるとして、やっぱり純国産機にこそ夢があるというのなら、ホンダジェットがあるじゃないか。

実用化されているのみならず、ビジネス機で最も売れている。

大型化も発表されていて、この延長線上にリージョナルジェットがあるというのは飛躍し過ぎだけれど、純国産機に夢を賭けるならホンダの翼ってことになるよね。

リージョナルジェットとまでいかなくても、ビジネスジェットを大型化して、席が空いている時は旅客営業を行うというようなビジネスモデルもありうる。

中国のARJは兎も角、リージョナルジェットの市場がエンブラエルの1強になるのはあんまりいいことではない。

三菱なのかホンダなのか、どこか他の国なのかはわからないけど、兎に角エンブラエルと戦えるリージョナルジェットの登場を待ちたいよ。

それじゃあバイバイナマステ❤️暑寒煮切でしたっ✨

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