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【twitter space連動】意外といいロケーション⁉️映画ファンの新聖地K.G.F.へ行ってみよう

こんばんナマステ🧡Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

今日は22時からtwitter spaceで話す『インドの衝撃(インド大学)』の話をこちらでも。

『RRR』の大ヒット以降、日本におけるインド映画熱が相当なものになっているけれど、そのなかで今大きく話題になっているのが7月14日から日本で公開予定の『K.G.F CHAPTER 1&2』なんだそーで。

要点はこんなところらしい。

💫K.G.F.はカルナータカ州Kolar Gold Fields(コーラーラ金鉱地区)の略称で、物語の舞台を指す。

💫インド映画は言語ごとに制作されており、ヒンディー語のボリウッド、『RRR』に代表されるテルグ語のトリウッド、タミル語のコリウッドが特に有名だけど、本作はカルナータカ州の公用語であるカンナダ語で制作されたサンダルウッド映画。2018年公開の『K.G.F:CHAPTER 1』はサンダルウッド初の言語圏を超えて全インドでヒットした映画。

💫単に全インドでヒットしたというレヴェルではなく、昨年公開された『K.G.F:CHAPTER 2』は『RRR』のインド国内及び世界の興行収入を超えてしまった。今回の日本公開に際しても『RRR』超えを標榜している。

ただ良いものが全インドでヒットしたというよりは、全インドでヒットするようにボリウッドなどの要素を取り入れて制作されているということらしい。

何故サンダルウッドからこれまでこのような映画がなかったのかというと、単純にカンナダ語の話者がヒンディー語、テルグ語、タミル語より少なく、かつインド以外にもコミュニティがないから。

カルナータカ州の州都ベンガルールは全インド、あるいは全世界から人の集まるコスモポリタンな街だけど、カンナダ語のネイティヴにあまり出逢わないと言われる。

とはいえベンガルールは今やコルカタやチェンナイより勢いのある街で、地元民はインド3大都市はデリー、ムンバイ、ベンガルールだと思ってるし(福岡県民も福岡が名古屋より上だと思ってるので似てる)、

他の映画がこれだけやってるなら、ウチらもやってやろーぜ‼️って思ったんだろーね。

そもそも他の映画もシネコンやインターネットの普及によってボーダーレス化が進んでいるので、その流れがサンダルウッドにもやってきたということになる。

んで、『RRR』が日本でおかしいくらい流行ってるので、こりゃ日本にも殴り込みかけてやろうぜ、というところ。

単に全インドでヒットしている、というだけならサンダルウッドが普及してない日本でまったくウケない可能性もあるけど、他の映画の要素を入れていて他の映画のファンに訴求しているので、メガヒットするかは別にして単打くらいは約束されてるのだろう。

ということで、映画観てK.G.F.に行ってみたい❗️と思う人も出てくるだろうということで、これからそこについて書いてみることにする。

まず、K.G.F.はどこにあるのかというと、カルナータカ州南部、州都ベンガルールから東に90kmのところで、最寄りのオルガウム駅までベンガルールから近郊電車も走っている。車で2.5時間、電車で2時間といったところ。バスも走っている。

鉱山自体は2001年に閉鎖されているため、採掘場を遠目に見るような感じになる。映画の撮影スポットもあり、セットはないけど景色を見ながら映画の情景を思い浮かべることも可能。

時間があれば周辺の寂れた街を散策してかつて坑夫達で賑わった情景を想像してみるのもいい。

博物館を置いたり、ガイドツアーとかやれば、人気出ると思うけど、そういう発想はない様子。

ここに来るなら映画を観るのは当然として、金鉱のこともちゃんと勉強して行った方がいい。現地で知識をインプットするのは難しそうなので。知らずに行ったら単に写真撮って終わりそう。

では、K.G.F.をどうやって旅程に組み込めばいいだろうか。

日本の社会人にありがちな行き帰りを除いて正味3〜5日間くらいの日程で行くことを考えてみる。

わかりやすいのは圧倒的に南インドで唯一日本から直行便も出ているベンガルールからのアクセスで、

今回の映画でサンダルウッドにどっぶり浸かりたいなら、K.G.F.訪問以外はベンガルール市内を中心に、映画鑑賞、ロケ地巡り、俳優さんの家の前で写真を撮るなど、他のインド映画ファンがやるようなことで充分楽しめるだろうけど、

『K.G.F.』は面白くてもサンダルウッドそのものまでそこまでハマったわけじゃなくある程度観光を織り交ぜたい、あるいは本職はコリウッド推しなのでそこまでサンダルウッドを満喫しなくてもいい、というような人もいるはず。

観光ということで考えていくと、ベンガルール近くで主要な観光スポットであるマイソールやハッサンはK.G.F.とは逆方向にあるので、限られた日程のなかで組み入れにくい部分がある。

それならば地図を広げて、K.G.F.からベンガルールと反対側に目を向けてみよう。

約200km東にタミルナードゥの有名遺跡カーンチープラムがあり、車なら4時間で行けてしまう。

カーンチープラムからなら州都チェンナイまで2.5時間。

つまり車なら丸一日かければ、ベンガルールとチェンナイの間をK.G.F.とカーンチープラムに立ち寄るかたちで移動できてしまうし、東ガーツ山脈を昇り降りするのも変化があって楽しい。

1人旅だと車をチャーターするのは金銭的な負担が大きいけれど、K.G.F.から約10km離れたバンガラペット駅までオートリキシャなどで行けばチェンナイまで列車で4.5hほどで連れて行ってくれるので、やはりベンガルールとチェンナイの間の移動の途中にK.G.F.に寄ることができる。

カルナータカ州のなかで何でも済ませようとするより、ベンガルールとチェンナイの間を一方通行で繋ぐ旅にK.G.F.を組み入れた方が効率的なプランが組める。

特にコリウッドファンなら、タミルの延長として折角なので『K.G.F.』のロケ地も覗いてみるという感覚でいいのではないだろうか。

コーラーラ近辺はカルナータカ州のなかでも少なくとも日本人には全然知られてこなかったエリアだけに、捜せば面白いところは色々ありそうだけど、

とりあえずカルナータカというだけで安易にマイソール、果てはハンピなどとくっつけようとするのは避けたい。

必要なのは州の区域より実際の距離。知らない場所へ行く時はまず地図を見ようね、ホント。

それじゃあバイバイナマステ🧡暑寒煮切でしたっ✨

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