リブラについて感じたこと

現在フェイスブックのリブラコインが巷を賑わせているが、主にフェイスブックを中心とした巨大経済圏を形成することが重要視されてるかのように思える。

しかし、個人的にはそれはそこまで重要な部分でないと思える。

個人的には購入した通貨の運営方法がとても興味深かった。

まずリブラのホワイトペーパーには

Libraの場合は、金による裏付けではなく、
安定性と信頼性のある中央銀行が発行する通貨での銀行預金や短期国債など、価格変動率の低い資産の集
合体により裏付けられます。

と書いてあり、そしてその集められた通貨は

リザーブ資産に付与される利子はシステムの経費をまかなうために使用します。これにより低額の取引手数料を
保証し、エコシステム立ち上げのために資金を提供してくれた投資家(「Libra協会」を参照)に配当を支払い、さらなる普
及と成長を後押しします。リザーブに対する利子の分配ルールは事前に設定し、Libra協会が運用を監督します。Libraの
ユーザーはリザーブからの利益を受け取りません

と書いてあるとおり、NGOや運営の資金にしたあと投資家の利益分配されるそうです。

しかしここで肝なのは投資家は私募で一般的に有名な企業であること、そしてリブラは新興国の資金を大いに集める可能性があるということです。

ここからは予想ですが、もしかしたらリブラはアメリカ国債を多く買い資金は主にアメリカに流れるのではないでしょうか?

さらに銀行へ預金が行われるそうなので、これらも中央集権的な運用ができそうです。

これらのことから感じたこととして、リブラはただの暗号通貨ではなく新しい銀行システムであるということ。

そしてなぜこのような考えにいたったかは私自身債権通貨という発想がありました。

現在大学でこの論文を執筆中です。

しかし、良い問題提議になればと思います。

この債権通貨についてはまたノートにか行きたいと思います。

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