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僕の大学にはサッカーサポーターがいない

昨日からコラムを書こうと試みてる、どこにでもいる一般的な変態のきょんもりです。

今回のキーワードは

選択肢」と「引き

僕は日本で最西端の県、長崎に一人暮らしをしながら大学に通っている。そこには僕と同じように違う県から引っ越してきてまで来る人が多く、学年の4割から5割が長崎の人ではない。

だからこそ多様性のあるメンバーが揃っているが、僕の周りにはサッカーサポーターがいない。大学の2年間をかけて探しても熱心にサッカークラブを応援する人はいなかった。

その代わりに、僕の周りの友達はアーティストのライブの為に関東や関西を巡るという話はよく聞く。これで若者はお金を持っていないという理由は通用しない。それはつまり、Jリーグの引きの弱さに原因があるとしか考えられない。

今の時代、若者にとってお金を使う選択肢は山のようにある。例えば若者の目の前に「何にでも使っていいよ」と5万円がポンと貰えたとする。どうやってお金を使おうかと考えた時に真っ先にサッカーに関係することが浮かぶ人は少ない。僕の周りのサッカーこそ我が人生と思っているんだろうと思っていた人に聞いても、サッカーの話が飛び出してくることが無かったので、そこでサッカーが浮かぶひとは生粋の変態でしかない。

つまり、サッカークラブが戦わなくてはいけないのはサッカークラブではない。

サッカークラブにしかない価値を作らなければ未来を支える若い層にはリーチしない時代だと思うし、僕はサッカークラブと共に育ってきたからこそサッカーを応援することが当然だと感じてる(僕はこれを変態と呼んでる)。

手っ取り早い引きを作るなら、イニエスタやフェルナンドトーレスを呼べば彼らを観に行くために試合を観に行きたいと思う。僕のバイト先の先輩もわざわざ長崎から関西までイニエスタを観に行っていたし、僕も機会があれば見てみたいと思う。

ただ、それはお金がかかることで簡単に出来ることではない。簡単に出来ることではないなら他の価値を作らなければならない。それをしなければ、既存のサポーターの引退と共にクラブもプロスポーツクラブとして成り立つことができない。

僕が小学生の始めてスタジアムに来た時には、あの座席から見るピッチの緑とたった一つのボールで大きなものが動く感覚に引かれたし、サッカークラブは存在するだけで僕のような変態を生み出す力があるんだと思う。

ただそんな引きでハマる僕のような変態が同じ世代に少ない。圧倒的に少ないし馬鹿にされてしまうほど。スタジアムに行けば仲の良い若者はいるけど、学校にはサポーターはいない。小学生の時も、中学生の時も、高校生の時もいなかった。

既存のサポーターに寄り添えば稼げるのは分かるし、既存のサポーターを軽視するの必要はない。もっと若いサポーターが増えなければ、僕の愛するクラブが無くなるかもしれない。それが一番怖い。

こんなことを言ったところで具体的な解説策はない。

ただ、将来を背負う若い人が反応しやすい引きを作ることはクラブしかできないことではない。僕にも出来ることはあるし、数年後を見る必要なんてないという人もいると思う。

後悔しないように、大好きなクラブのためにできることをやっていこう。

というのが僕の頭の中


【昨日の記事】

一日に一回のアウトプットを習慣にして、大きな成果を残してみたいです。

きょんもりコラムをよろしくお願いします。





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