【エッセイ】テレビを見る必要性を実感した瞬間
テレワークメインの生活になってから、すっかり化粧をする頻度とコスメ欲が減った。とはいえ、オンラインのインタビューや打ち合わせはあるから、もちろん少しは化粧をするけど、本当に最低限メイクなのでまぁコスメが減らない。コスパ良すぎ女になった。
しかし、やっとフェイスパウダーがなくなったのでドラッグストアへ向かうことに。かつてデパコスユーザーだったのに、今はネットやドラッグストアで買うのが主流だ。昔はあんなにデパコスを買い漁ってたのになぁと懐かしく思いながら、ドラッグストアのコスメコーナーへ。
同じ物をリピートして買おうとしたところ、なんと…ない。コスメコーナーが見にくい店舗があるから、自分の探し方が甘いと思ってよぉく目を見開いて探した。けれど、やっぱりない。
「ここになくても、違う店舗にはあるはず」
そう思い、違うドラッグストアへ自転車を走らせる。私の地元はなぜかドラッグストアが駅前に4軒、駅直結商業施設にもマツキヨがある。さすがにこんなにあるなら見つかると思った。
しかし、やはりなかった。どうやら廃盤になったらしい。
うぉぉまじ?結構気に入ってたのに…。
何が嫌って、また自分が良いと思うコスメを探すのが面倒。どうしよっかなぁと思いながらフェイスパウダーのテスターをいくつか手の甲で試す。良さげなものを見つけて購入した。予想よりも早く見つかったので良かった。
以前はもっとコスメの情報に詳しかった。コスメの主な情報源は雑誌。ファッション誌や美容誌のキラキラした誌面を見るだけで、自分もキレイになれる気がして好きだった。しかし、ライターになってから徐々に雑誌を読まなくなった。普段から文字を読んでいるから、雑誌を読んで疲労を増やしたくないと思うようになったからだ。
こんなに美容情報にうとくなったもうひとつの理由に、テレビ離れが挙げられる。バラエティ番組やドラマは観るが、基本的に録画したものを観る。もちろんリアルタイムでも観るが、割合は2:8くらいで録画が圧勝。だからCMを見る機会が一気に減った。
CMで情報を得ていた部分が大きかったんだなと実感した。ただぼーっとしていても情報が入ってくる。それに、コスメのCMって見るだけで気持ちが高まる。きれいになろうという美の起爆剤になっていたんだと気づいた。
けれど、最近コスメのCM自体減っていないかい? インフルエンサーやYouTubeの広告は勢いあるけど、テレビCM自体が衰退しているのかもしれない。やはりテレビは盛者必衰なのか。とりあえず、美容はじめいろんな情報を得るためにももう少しテレビをリアルタイムで見ようと思った。
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