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W-PRP(セルリバイブ)療法とは

こんにちは。共立美容外科の磯野です^^
今回は、W-PRP(セルリバイブ)療法についてお話したいと思います!

PRPといっても、実はさまざまな種類があるんです。今回のW-PRP(セルリバイブ)もそのうちの1つで、今はW-PRPをさらにパワーアップした施術も登場しています。ですので、W-PRPを取り扱っているクリニックが減り、現在はパワーアップしている「セルリバイブジータ」を取り扱うクリニックが増えてきました。

今後、セルリバイブジータについても解説していこうと思っているので、まずはその基本となるW-PRP(セルリバイブ)について解説していこうと思います!

W-PRP(セルリバイブ)療法とは

W-PRP(セルリバイブ)とはどのようなものなのか、施術の特徴やW-PRPについて紹介します。

施術の特徴について

W-PRP(セルリバイブ)というのは、ご自身の再生能力を利用して、肌を再生・修復する再生医療のことをいいます。

通常のPRP療法と同じく患者さんの血液から作製するPRPを使い、その成長因子の働きを利用して治療していきます。

W-PRPについて

W-PRPというのは、通常のPRPとは異なった点があります。それは、白血球の有無です。

通常ですと、PRPの作製時に遠心分離機を使って血小板、赤血球に分けます。そして、血小板のみを抽出してPRPを作製するといった流れになります。

一方でW-PRPは、遠心分離機を使って分離させるのは間違いないのですが、血小板・白血球、赤血球に分離させ、PRPに白血球を配合させて作るといった違いがあります!

白血球が入るとどう違うのか

従来のPRP療法は、効果が不安定で効果を得られにくい、または効果を感じられるまでに時間がかかるといったデメリットがありました。

そこで登場したのが「W-PRP」です。

PRPと白血球を混ぜることで、PRPのみの治療よりも効果を安定させることに成功しました!そして、従来のPRP療法に比べて高い効果も期待できるようになり、効果を実感する期間短縮も成功。
その結果、より患者さんに喜んでいただけるような施術にパワーアップしました^^

W-PRP(セルリバイブ)の期待できる効果

W-PRP(セルリバイブ)は、シワやたるみなど老化した肌を改善し、若々しさを与える効果が期待できます。また、AGAやFAGAといった薄毛治療に使われることもあり、こちらに関しても通常のPRPよりも高い効果が期待できますよ^^

W-PRP(セルリバイブ)には「EGF」「FGF」「TGF-β」「PDGF」「VEGF」という成長因子が豊富に含まれています。

以前のノートで話したことがありますが、成長因子の働きを復讐を兼ねて紹介します。

  • EGF:上皮細胞の成長促進、創傷治癒の促進、血管新生

  • FGF:修復、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生

  • TGF-β:上皮細胞・血管内皮膚の増殖、新生・創傷治癒の促進

  • PDGF:細胞増殖、修復、血管新生、コラーゲンの産生

  • VEGF:血管内細胞増殖・新生

W-PRP(セルリバイブ)のメリット

W-PRP(セルリバイブ)にはたくさんのメリットがあります。主なメリットとして挙げられるのは、次のとおりです。

  • 感染やアレルギーの心配がほとんどない

  • 仕上がりがナチュラルのため周囲の人に気づかれにくい

  • 根本的治療で肌質から改善されるため効果の持続期間が長い

  • 複数回繰り返し施術を受けることでより高い効果が期待できる

  • 若々しく肌に改善またはキープできる

  • 薄毛改善の効果が期待できる

なかでもやはり「仕上がりがナチュラルで周囲の人に気づかれにくい」「根本的治療で肌質から改善される」は大きなメリットではないでしょうか。

例えば、薄毛でお悩みの方が急激に髪が増えると、周囲の人は変化に気づき「植毛したのかな?」とか「ウィッグ被ったのかな?」とか思われる可能性がありますよね?
W-PRP(セルリバイブ)はそのような急激な変化はなく徐々に薄毛を改善していきますので、ナチュラルでバレにくい治療が可能です!
ですので、もし髪が増えたとしても「なんとなく髪が増えている気がする」といったふわっとした感じで思われると思いますので、改善される過程の変化が気になる方にもおすすめです!

そして「根本的治療で肌質から改善される」についてですが、例えばシワに悩んでいてヒアルロン酸注入でシワを改善するとします。ヒアルロン酸を入れることによって現在あるシワは改善されていますが、肌質を改善しているのではなく、溝となる部分に膨らみを持たせているだけですので、将来的なシワを予防することはできません。
W-PRP(セルリバイブ)はその点、肌質から変えていきますので、シワができにくいハリのある肌に導いてくれます!

W-PRP(セルリバイブ)のデメリット

W-PRP(セルリバイブ)にはたくさんいいところがあって魅力的ではあるのですが、当然デメリットも存在します。

主なデメリットは「効果に個人差がある」「しこりや腫れのリスクがある」といったところでしょうか。

W-PRPはご自身の血液から作りますので、もし成長因子の質が下がっているもしくは量が少ないとなると、効果が減少して効果を感じにくくなることがあります。

また、従来のPRPよりも効果がパワーアップしていますので、効果が高く出過ぎてしまい、しこりや腫れが出るリスクも上がっています。

効果を実感するまでの日数と持続期間の目安

W-PRP(セルリバイブ)の効果を実感するまでの日数と持続期間の目安についてお話ししていきます。

W-PRP(セルリバイブ)は、ご自身の持つ細胞を活性化させて悩みを改善する再生医療ですので、効果を実感するまで少し時間がかかります。
一般的には2週間程度といわれていますが、ご自身の成長因子の質や量、肌質などで変わりますので、2ヶ月ほどかかる場合もあります。

持続期間に関しても個人差はありますが、一般的に1〜2年程度続くといわれています。改善された効果に関しては、半永久的と思っていただいて構いません。

施術後の過ごし方や注意点

メイクは施術当日から可能ですが、注入部位は避けてメイクしてください。

また施術後の洗顔・シャワー・入浴についても当日から可能ですが、サウナ・飲酒・激しい運動はダウンタイムが落ち着くまで控えてください。

ダウンタイム中は内出血や腫れが現れることがありますが、1週間程度でおさまっていきます。もししこりが出るようなことがあれば、担当医師に相談してくださいね!