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短歌~鏡心の短歌Jam A「残念賞&努力賞」(65首)まとめ*改訂版2023.11.4

ていねいに 笑って大切に 過ごそうよ 息子に自分に つぶやいた夜

《鏡心の短歌=ココロそのまんまの短歌》です。

日々の暮らしの中の絶望…孤独…かすかな光…ええぃぜんぶまとめて「愛」だ!!…を詠んでいる《祈りと叫びの短歌(短歌ってことにしちゃう)》です🌱

作品の根幹は『人生、いろいろあるけど、私、元気を出して!!』の《じぶん応援歌》です📣

生きるよろこびが、生きるかなしみにのみこまれないように…🌸

Keep going with joy(and a sigh)!!!

ため息つきつつ、楽しくいこう!!!

そんな《鏡心の短歌の風》が結果的にいつか誰かへの応援歌…《あなたへのエール》にもなれたら良いなぁ…と思っております⭐️

こちらの記事は今まで JamA- #ほぼ毎日短歌 として日々upしてきた私の #鏡心の短歌 をJamA章「残念賞&努力賞」としてまとめた #鏡心の短歌まとめ です📒

まとめ形式ならではの、ぶわぁぁぁとしたインパクトを書籍感覚でお届けできたらなぁ🌟🌟🌟

【内容を改訂しました(2023.11.4)】

🍀🍀🍀🍀🍀

~残念賞&努力賞~

憂さ晴らし 暴飲暴食 したいのに ついていかない 積年の胃腸

初めてが 歳とるごとに 怖くなる できない自分 直視(み)たくないのよ

このメロディ 何度口ずさんだ ことだろう あの頃の私 こんなに遠くに

くいしばる 掲げた旗に しがみつく この嵐さえ 耐えられたなら

ツライのは この現在(いま)だけだよと 乗り越えた 友の智慧(ちえ)に ありがたくすがる

有給休暇 みんなは今頃 仕事中 いろんな日常 温かな紅茶

彼の人の 青春時代を 耳にして いいなぁとつぶやく 自分に傷付く

しゃくりあげ 痛む頭を 切り替えて 元気になぁれ 手探りで一歩

清すぎる 水に魚は 住めないもん 濁った気持ち そっと抱きしめ

満月夜 財も名誉も 欲しいけど 強いココロが一番欲しい

幸せに 気付くメガネを かけ続け どっしり構えて いられたらなぁ

帰り道 人気者で いたかったよ 私あの人 ああ アイスが食べたい

時を経て 体力落ちて あらわれる 見て見ぬフリした 多くの課題

思い切り 背骨矯正される様な ググっと感ある 一人の遠出

車内にて 向かいに座る 小学生 マンガに集中 涙涙涙

赤子泣く 泣きたい時は 思い切り 泣いちゃえ泣いちゃえ うらやましいなぁ

自己暗示 全てが醍醐味 素晴らしい 痛みも涙も はぁ 空にとけこめ

手探りで トライ&エラーを くり返す 進む休む あてどない旅 

声高に 不安あおる テレビ消す 暗いニュースに 触れたくないの

しあわせを かみしめ味わう かたはらに べとりはりつく うしなうおそれ

からまわり なんとかしなきや 動かなきゃ ただただ見やる 目の前の空

落ち込んで ふてくされても 進む時間 どうありたいんだい 知ってるくせに

こうでなきゃ 無理して頑張り 背伸びして 作り出してた 家族の時間

押し隠し なかったことに してきたよ 怒り後悔 気付く吐き出す

良妻賢母 確かに目指して きたけれど 喧嘩上等 失敗上等

いつのまに こんなに時間 経っていた アルバム閉じて 夕飯つくる

カレーシチュー ギョーザ肉じゃが ハンバーグ 焦がす日もある 食べたくない日も
 
夫息子 周りの人たち お金家事 全部言い訳 震源は私

雨の中 自転車通勤 冷える指 いれてもらった ココアが飲みたい

庭先の 小馬鹿にしていた 電飾に 励ましてもらう 木枯らしの家路

もう少し優しくダンナを労ろう ミスした仕事 冬日の星座

イヤなんだ 悪く言うのも 言われるのも 嘘をつかずに 仲良くありたい

あっ灯った 胸の奥に 小さな火柱 やっていけると思えた雪の日

空白の 時間が次々 つながるよ 懐かしいうた 温かななみだ

なんだかんだ 意地はり強がり やせがまん けれどもだから やってこれたよ

胸を張る ふらつきつまずき ねじれつつ ここまで紡いだ 私の軌跡(トレース)

大丈夫 受け止め繋ぐ 自分自身 しあわせ信じる 人生信じる

癖のよう 他人(ひと)と比べて 落ち込むが 私は私の光を目指す

ささやかな 己の光を 抱きとめて 私が決める 私の時間(しあわせ)

安堵して 開き直って マイペース 導いてくれる 時間がちゃんと

光さす 明るい方へ いつのまにか 向かい続ける 銀河の鉄道

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睦月に母の墓前で手を合わせ気付かぬふりする後悔の念

母からの いいね!が欲しい 安心したい 自分でいいね!と思えぬ代わりに

頑張るのは 母からのいいね!が 欲しいから 安心したいの いつでもずっと

幾星霜 失った大きさ うめられず 懺悔と言い訳 母の命日

お母さん いつもいつでも 言い聞かせて 何を選んでも 大丈夫だよと

言わないで「お母さんが泣いてるよ」お願いどうか 知っているから

言えないの「役に立たなくても許される」よぎるぬぐえぬ 在りし日の母

朝がきた やる役目(こと)がある 安心感 あくび寝返り 目覚まし止める

朝7時 ぬぐえぬかなしみ 絶望感 ごまかしごまかし 子どもを起こす

長い時間占めてた役割 娘妻母 薄れる肩書き「お前は誰だ」

全力で「娘」「妻」「母」 やってきた 全力で「私」がイチバン難しい

娘妻母 私を庇護する)肩書き(よろい)たち つぎはぎの現在(いま)これからどうする

休暇中 間延びした時間(とき) 空回る 綻(ほころ)びた装備 ひまがこわいよ

必要と されていないと もてあます 孤独と退屈 逃げ込む布団

母でなく妻でもない時代(ひ)の我を知る 友がそっと信じてくれてる

つなわたり 信じてくれる 人がいる ちょっと痛いが やり直す何度も

闘病の月日を知らぬ吾に微笑む 伯父の写真(おもかげ) 温かな骨

庭にある 盆栽たちが 歌ってる 父に寄り添い 父を支えて

ありのまま 孤独を生きる 受け止める 父のおかげの 私の生活

慎ましく 使い込んだ 食器たち いい暮らしだったな 実家での日々

忘れないで いっぱい重ねた 時の流れ 一緒だったね 紡いだ風の音

絆とか 名は要らないよ 距離あれど ありがたいんだ 一緒の時間

母のようできない自分に 苦しんだ それでも過ごした 月日よ輝け

頑張るよ 冬の墓前の スイトピー 甘えた娘が 踏ん張り誓う



鏡心の短歌JamA:「残念賞&努力賞」(65首)まとめ

読んでいただけてうれしいです!!
本当にありがとうございました!!

(今までの#鏡心の短歌まとめ はこちらです⬇️)

お気持ち、とってもうれしいです! ご縁に感謝!!です  【春霞 遠くの富士は 見えぬけど 確かにあると 信じられる朝】(←鏡心の短歌:137)