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シンガポール駐夫『インターナショナルスクールスクール』の半年を振り返る

2023年10月にシンガポールにきて翌月11月から子供たち二人(小2と年長)はシンガポールにあるインターナショナルスクールに通っています。シンガポールには60を超えるインターナショナルスクールがあると言われており、それぞれで個性が違うため、あくまで私たち家族が通っている学校に対して私たち家族が感じていることを書いていきます。シンガポールのインターナショナルスクールにご興味ある方の1つの参考にしていただけると嬉しいです。

今回はインターナショナルスクールに通って半年、

・子供たちの英語力
・教育
・友達付き合い
・スクールホリデー
・行事

この5点について振り返りをしていきたいと思います。

過去に自己紹介も書いてますので是非読んでください。

駐夫記事の他にも元転職エージェントとしての知見を記事にしていますので
こちらも是非ご覧ください。

インターナショナルスクールを選んだ理由についても過去書いてます。

子供たちの英語力の振り返り

インターナショナルスクールに通って3ヶ月程度では、英語の進歩はあまり見れなかったですが、半年になったあたりから成長が著しいです。

友達との会話でも
「Do you want this?」
「Can you play with me?」

みたいな簡単な質問文の組み立てはできるようになってきてました。聞き取りに関しては、かなりの割合で聞けている感じです。
もちろん英語に触れる機会、そして慣れもあるとは思いますが、学校や友達関係において「心理的安全」が築けたことが大きいような気がしています。

長男は週末、野球を習っているのですが、まだ不慣れな環境では自ら話したり、そしてヒアリング力も学校よりは劣る印象です。

英語力向上のために学校以外で具体的にやってきたことは以下の通りです。

①Nessy
学校の紹介で始めました。
フォニックスの基礎や、ヒアリング、簡単な単語を覚えるのに役立ちました。ゲーム要素もあり、キャラクターも可愛く子供たちは楽しく取り組んでくれました。

②Raz-Kids
こちらも学校からのおすすめで始めました。
電子書籍(絵本)を大量に読めるアプリです。発音もしてくれて、そのあとに音読できるような機能があります。
語彙力や短いセンテンスを覚えるきっかけになりました。

https://www.raz-kids.com/

③オンライン英会話
QQEnglishを週3~4回やってます。フィリピンの先生でハイテンションで授業してくれるので子供たちは好きです。学校へ通い始めたばかりの時は、良かったのですが、ある程度英語にも慣れ始めた今はあまり効果を感じないのが事実です。正直、そろそろ退会を考えています。

教育についての振り返り

我が家が通っている学校のカリキュラムは「IB(国際バカロレア)」です。
※IBの詳細は以下の通りです。

https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/

カリキュラムで学校選びしてませんので詳しいことは全く分かりませんし調べてもいません。すいません。

ただ学校の宿題などから見ると、
一問一答のような暗記するような問題はなく、取り巻く環境、日常、社会課題などから、言語・算数を身につけ、そして答えにたどり着くプロセス・思考法などを大事にしていると感じています。

アウトプットする際に常に説明が求められるような設計になっているので、
個人的に感じることは、やり続ければ論理的思考、問題解決力、プレゼン力は確実に身につくだろうなと感じています。

一方でベースとなる知識(九九や漢字の書き順など)の修得には弱い印象です。

ちょっと話がそれますが、日本語の補習校にも通い始めていて、やはり日本型教育は知識の基礎固めが中心と感じています。

日本人の数学力はかなり高い水準にあるというのは、この基礎固めがあるからだと思いますので、どちらがいいとは言えないなと思うのが正直な感想です。

どちらがいいということは言えないですが、我が家の子供たちが楽しいのはIB教育だということは確実です。

だから日本に帰国した際は、苦労するだろうなとは思います。

友達付き合いの振り返り

親としては一番の心配事でした。
しかし蓋をあけてみると何の心配もいりませんでした。

ただこれは結果論で、たまたまだったとも感じています。

友達が比較的すぐに出来た理由は以下3点が重なったからと振り返っています。

①小2と年長という比較的小さい年齢で入学できたから
②多国籍且つアジア人多めの学校だった
③息子2人がスポーツ大好き、特に球技が大好きだったから

学校によっては特定の国籍に偏りがあり、その国籍の集団を中心に構成されるような話も聞きます。

小さい年齢で入学し、多国籍な環境だったというのは非常に大きかったのかなと思います。

区別されることもなく、受け入れられる環境だったなと感じています。

そして非常に大きかったのは、2人の息子がスポーツ大好きだったことです。特に球技が好きだったのは非常に大きく、会話ができなくても共通のルールの中で楽しむことができて、すぐに馴染むことができました。

他のご家庭をみていても、男の子に関してはスポーツが好きであれば比較的馴染むのは早い印象です。

スポーツは好きでなくとも、日本のアニメは全世界で人気なので共通の趣味は直ぐにみつかるのではと思います。ただ、スポーツ以外だと会話がどうしても必要なので、時間は必要だとは感じています。

(女の子に関しては全く分かりません。すいません、、、)

長男には仲良い5人の友達(オーストラリア、ブラジル、中国、韓国、日本)ができて、定期的にお互いの家に遊びに行ったりもしています。

スクールホリデーの振り返り

インターナショナルスクールに通う最大の難関は、超絶長いスクールホリデーです。

ざっとですが

春休み:2週間
夏休み:2ヶ月
秋休み:2週間
冬休み:1ヶ月

なんと、約5ヶ月休みなんです。(それで超絶高い学費、本当に恐ろしい)

このスクールホリデー期間には、民間のスクールに通うことが一般的です。
ただこの民間スクールも簡単に手を出せる金額でもないんです。

何をどこで習うかにもよりますが、

息子たちが興味をもちそうなプログラムはざっと
1週間で700ドル~1000ドル/人(日本円8万~11万)
程度です。

なかには送り迎えが必要だったりもします。

まだ我が家は最長の夏休みを経験してはいないのですが、短い冬休みも春休みも相当疲れました。(僕のメンタルが一番ダウンしたのは冬休みでした)

我が家では、このスクールホリデー期間に長期旅行を計画、そしてその他は民間スクールを検討しています。

夏休みは日本に長期滞在されている、ご家庭も多いとは聞いています。

行事についての振り返り

インターナショナルスクールの行事は本当に多く、毎月何かやっている印象です。

行事を通じて世界のことを知れるので非常に素晴らしいとは思います。

一方でその度に、その行事にちなんだ衣装での登校するようにと指示があるので、親としては準備は大変です。
(高学年くらいになると通常の制服で登校している男の子たちは多いです)

ざっと振り返ってみると、

11月:Deepavali(インドのお正月のお祝い インド系の衣装)
   国連Week(各国にちなんだ衣装)

12月:Christmas(クリスマスにちなんだ衣装×2回)

1月:Chinese New Year(中国の旧正月、中国の旧正月にちなんだ衣装)

2月:Pink Shirt Day(ピンクシャツを全員で着る日)

3月:Book Character dress-up day(本のキャラクターの衣装)
  Week of Francophonie(フランス週間 指定された色の衣装)

4月:Hari Raya Puasa(断食明けを祝うイベント イスラム系衣装)

まあ多いんです。5月以降は何があることか、、、。
楽しいんですけどね。

Chinese New Yearの衣装

最後に駐夫から一言

まだ通ってみて半年ではあるのですが、感想としては

「子供たちが楽しそうで良かった」ここにつきます。

正直英語力はついています。
そしてここから加速度的に上昇していくのだと思います。

一方で漢字めちゃくちゃ忘れています。九九についても忘れかかっています。

なのでインターナショナルスクールは万能ではなく、得るものも大きいが、失うものも大きいと思っています。

もちろん失うものを自宅の勉強で補うことは出来るのですが、慣れない環境・言語の中で日中頑張っている子供に対しては、今の段階ではあまりにも酷かなと感じています。

通ってみた半年のリアルを感じて頂ければ嬉しいです。

また定期的に振り返っていきたいと思います。

ではまた。




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