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東京から京都に引っ越して半年。穏やかな時間が流れている日々【京都移民日記】


京都に来てからの私の毎日は、キラキラはしてないかもしれないけど、穏やかで充実した日々だ。
幸せで大切な毎日。


出会ってから2年。ずっと大好きな鴨川デルタ


京都は私にとっては信号の長い街だ。
この半年はずっと「信号が長いなー」と思っていた。今は慣れて、のんびりぼんやりしながら待っている。

そして自転車で回れるサイズの小さな街。
京都市内はバス移動が中心になるのだけれど、バスは混むときはすごく混むので、天気がいい時は自転車の方が気持ちいい。
もともと大学で自転車サークルに入っていたので、自転車に乗ることは好きだ。そういう点でもこの街にあっていると思う。

引越し初日に見つけたおばんざいの美味しい居酒屋

こちらに越してきてから職場の人たちに言われたのはこんな言葉。

1/川床とか行った?
2/おばんざいのお店なんか見つけた?
3/京都の桜の話聞きたい!
4/関西弁話せるようになった?

京都に対する期待度の高さよ……

1/川床は季節はこれからだし、まだ京都に友達がいないので、1人で川床は行けません……(三条スタバの川床は行ってみるかも)。
2/おばんざいは地元の居酒屋で美味しいの食べてるけど、きっとイメージと違いますよね? イメージは小料理屋みたいなところですよね?1人で京都の小料理屋はハードルが高いです……
3/京都の桜は鴨川沿いと哲学の道が良かった!けどこれは求められている答えと違う気がする。
4/関西弁は話せないどころか、変なイントネーションになってしまい、東京弁でも関西弁でもない中途半端なことばを話す人になってしまった。

京都らしさ、を一切身につけていないということかも。これは完全在宅で、仕事相手はみんな関東の人というところである程度予測できていたことだ。想定内。

京都に来てからの人との交流

ボランティアに参加してみてとても楽しかった

移住してきた人のコミュニティや、地元のボランティアやZINEのイベントに参加したりして、少しずつこちらで人とお話できる機会ができてきた。人と触れ合うことを意識して増やしているので、むしろ東京にいたときより人との接点は増えている。

少し時間をおいて今後の目標を考えたときに、京都に友達を作りたいと思った。かつ新しい趣味として本作りを考えて、同人誌を作って文学フリマというイベントに参加したいと思った。

大阪でのZINEのイベント
本好きが集まるお祭りみたい

その「人と触れ合う」と「本作りをする」「文学フリマに参加するという目標を持つ」ことが思っていた以上に相性が良く、本を作ることをテーマにすると、人とするすると話ができるようになった。

これから移住する人にはZINE作りとか文学フリマ、オススメです。

京都で楽しんでいること

なんとなく仕事のあと歩いていて顔を上げると夕暮れと山の端が見える。こんな毎日がとても楽しい。

山に囲まれる街 Yの字は鴨川(高野川と賀茂川の接点が鴨川デルタ)

有名なお寺や神社、イベントなどはまだ行けていない。先日話した同僚から美術館も行ってみたらいいですよ、と言われたけれども、体が一つしかないのでなかなか難しい。

たまには観光する/平等院鳳凰堂


それでも吉田神社の節分と高瀬川を見ながらギネスビールを飲んだのは楽しかったな……


家の近くで何軒かカフェを巡り、晴れた日はここ、長居したい日はここ、と少しずつ自分なりの地図が出来つつある。ワーキングスペースは京都駅前しか行っていないが、他の場所も開拓していきたい。

これからやりたいのは

自分にとって大事な場所を増やしていきたい。具体的にはマイ寺。そこに行くと心が落ち着く、人も多くない秘密の場所……なんてものがあるといいなと思っている。寺ではないがそういう大事な場所は一つできたけど、ここでは内緒。

大文字山ももう一度登りたいし、京都はトレッキングルートがかなりちゃんと整備されているので回りたい。

あと、早く鞍馬山に行って天狗様にご挨拶したい(こんなに私が天狗様を大事にしているのは『町でうわさの天狗の子』という大好きな漫画があるからです)。

さっき美術館の話があったけれど、知り合った人からKYOTOGRAPHIE(京都グラフィ、と発音されてた)はとても良い、という話を教えてもらったので、会期中に回りたい。美術館、博物館はタイミング的には真夏なんかに行くといいかも知れないな。

これから秋まではたぶん観光客の閑散期になっていくだろうから、有名な神社なんかを回るならチャンスかも知れない。あと、夏の朝の強い光で神社なんかを撮りたい気持ちがある。

京都のこんなところが好きだ

なんといっても鴨川デルタ

2022年、引越しの下見のときに撮った写真
夕暮れ、綺麗だった
雪の日の鴨川デルタ あちこちに足跡があり遊んだ跡があった

鴨川デルタは老若男女がぼんやりしたり、ピクニックしたり、飛び石で遊んだり、楽器を吹いたり自由で平和な場所。


そのほかは、

山に囲まれている

大垣書店がある(本のセレクトが良すぎてこの本屋があれば生きていけると思った)

カフェがとっても多い
飛行機が少ない
タワーマンションがない
信号が長い(最初はイライラしたけど今はのんびりする)
イライラしてる人が少ない(bmd.比。街ですれ違うとき、レジで待ってるとき、駅で電車を待つとき、様々なシチュエーションで人のイライラをあまり感じない)
車のクラクションをあまり聞かない

京都はサギが多い そして人を怖がらず堂々としている

カラスが少ない(かわりにトンビがいる)
美味しいパン屋が多い
家賃が少し安い
夜が静か(私の家のあたりだと、夜9時過ぎたら外を歩く人もまばら)
基本的に街が空いている(と思う。オーバーツーリズムというけれど、私の見た範囲では東京駅や新宿の混雑の方がひどいと思う。東京はいつでも混んでる)
花粉がラク
パチンコ屋が少ない

京都の中心街近く。色が穏やかでホッとする

バスが好き(窓が広く外を見て楽しめるから)
着物の人が多い(着物でチャリに乗る人も何回か見た)
京都弁の響きが好き

生活圏に観光バスがある

色が少なくて落ち着く
さくらの後は青もみじ、その後は川床と季節ごとの美しさがある(風流!)
大阪にも奈良にも近い(ちょうどいい)
疏水沿いの桜がきれい、疏水は散歩にもちょうどいい

やりたいこととできることの間で

そういえば駅伝も見に行った


ちょいちょいトップページのタイトル下の自己紹介を変えている。今は、自分の体のままならなさを書いてみることにした。やりたいことはいくらでもあるけど、体調のこともあり、できないこと、できないタイミングも多く足踏みをすることが多い。

周りからいろいろ言われても期待に応えようとせず、「一年に一度だし花見に行かなくちゃ」みたいな変なプレッシャーもかけず、自然体で楽しんでいきたい。

特に何もしなくても毎日楽しいのだから。


引越しから半年、ちょっとまとめてみようと思ってからなんとなく書けない日が続いてた(単純に忙しかったのもある)。「こんなやる気のないヌルヌルした文章しか書けないならやめちまえ!」という過激派も私の中にいるが、とりあえずは表に出してみよう。

hoka booksさん『たやさない Vol.02』』


「頼まれてもいないものに、自分なりの思いを込める。」
ZINEのイベントで帯の言葉が刺さり過ぎて購入したリトルプレス(になるのかな?)。

私のこのnoteもそうだ。
頼まれてもいない、書かなくてもよいもの。
それでも文章を書き続けてしまうのは、業のようなものなのだろう。

円山公園のしだれ桜


新しい価値観や創造性、誰も知らない京都の一面、今の時期に見ておくべき美しい京都のスポット、なにかそういう役立つものやためになる情報はこれからも書けないと思う。

それでも京都という素敵な街の端っこで、写真を撮ったりぼそぼそと独り言を書き続けるので、もし良かったらこれからもよろしくお願いします。

\よろしくお願いします/

奈良にも行きました

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