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インフォメーション町家(八竹庵)をぐるっと案内! │ KYOTOGRAPHIEインターンの会場紹介

こんにちは。インターンの樋口です!
KYOTOGRAPHIE会期スタートから2週間が経ちました。
もう会場は回られましたか?

ゴールデンウィーク中に来られる予定の方もたくさんおられると思います。今回はKYOTOGRAPHIE会場の起点である、インフォメーション町家・八竹庵(旧川崎家住宅)を紹介していきます。

今回の記事では写真とともにその内部をぐるっと一周案内します。
いっしょに疑似体験&会場に行く前に予習していきましょう。
それでは、レッツゴー!


八竹庵ってどんな建物?

KYOTOGRAPHIE会期中の八竹庵

八竹庵(旧川崎家住宅)は京都市指定有形文化財に指定されている、貴重な町屋です。大正15年に完成した建物で、当時の最先端の技工と流行を取り入れた、和洋折衷の造りが特徴です。増改築を繰り返しながらも、創建当時の姿を今に伝えています。

普段は入館料¥1,700(一般)が必要ですが、KYOTOGRAPHIE会期中は1階部分を無料で自由に見学できます。お庭や建物内を何度でも時間無制限で楽しめる、貴重なこの機会をお見逃しなく!


早速、八竹庵に行ってみた。

阪急・地下鉄の烏丸駅より歩くこと約8分。早速、赤と黒がよく映えたKYOTOGRAPHIEの暖簾を発見。玄関ではフレンドリーなサポートスタッフさんが迎えてくれました。笑顔が素敵〜!

入口で靴を脱いで、いざ八竹庵の室内へ。緑の素敵なお庭が目の前に広がります。そしてすぐ右手にはインフォメーション、そして左手にはクロークがあり、スタッフさんが笑顔で出迎えてくれます。

インフォメーションとクロークのスタッフさん

インフォメーションではパスポートチケットの販売や、会場マップの配布を行っています。チケットの種類が多すぎてわからない場合や、展覧会会場のおすすめの巡り方など、スタッフに相談するとアドバイスしてくれますよ。観光スポットや美味しいお店の情報についても聞いてみると、スタッフそれぞれのオススメを教えてくれるかもしれません。

さらに、インフォメーション町家(八竹庵)ではBRUNOの電動アシスト付き自転車(e-BIKE)をレンタルできます。コンパクトなのに走りも軽々。複数の会場を効率よく回れて便利です。またシルバーのクールなデザインの自転車や、KYOTOGRAPHIEのメインカラーと同じ赤色のものなどもあり、機能が良いだけでなく見た目も大変かわいらしいです。パスポートチケットを持っている方ならだれでも借りられますので、玄関前にいるスタッフに声をかけてみてくださいね。

ずっと居たくなる静かな空間

荷物をクロークのスタッフに預け、身を軽くして見学スタート。
(※貴重品は手元にお持ちください)

広々とした畳の間や縁側に座り、ぼーっとお庭を眺める過ごし方も乙なもんです。静かで涼しい部屋に、いぐさの良い香りが漂っていてとてもリラックスでき、会場めぐりの休憩にももってこいです。

私が訪れた際は、海外からの来場者さんが縁側に佇んでおられました。"静けさ"の美しさは国を超えて共有できるものなのでしょうか。写真を見に来たつもりの方に、日本や京都の伝統文化にも自動的に触れてもらえるところも、KYOTOGRAPHIEの優れた仕掛けのひとつと言えるかもしれません。

広間では、過去のKYOTOGRAPHIEカタログや、今年のメインプログラムの一つであるヴィヴィアン・サッセンの写真集を自由に見ることができます。ここでインフォメーションでもらった会場マップを見ながら、回るルートを立てる時間も、贅沢に過ごすのも良いですね。

お庭だけでなく、ガラス窓にも注目すると面白い発見があります。角度によってゆらぎが見え、これは「波打ちガラス」と呼ばれる大正時代の希少なものです。建物が建てられた当初から現存しているそうです。そして、今このガラスはもう再現できないとのこと。写真では伝わりづらいかもしれませんが、ぜひ実物を色んな角度から眺めてみてください。
(※見学の際はガラスにお手を触れないようにお気をつけください。)

和の空間と良く馴染んだグッズコーナー

各会場でもKYOTOGRAPHIEのグッズは購入可能ですが、インフォメーションではグッズそして書籍などの全てが網羅されています。例年人気の、作品がプリントされたトートバッグ、カタログ、京都発テキスタイルブランド「SOU・SOU」とコラボした靴下などが揃っています。会場で買いそびれてしまった方は、ぜひ八竹庵でゲットしてくださいね。

グッズコーナーのBGMは、KYOTOPHONIE2024の参加アーティストによるスローテンポの落ち着く曲から、アップテンポでノリのいい曲まで、音楽との偶然の出会いも楽しむことができます。

また、さらに奥の小さな蔵の中には、KYOTOGRAPHIEで展覧会を開催したアーティストのスペシャルエディション(作品)を購入できるギャラリーも設けられています。

奥の蔵には無料の作品展示が!

さらに奥に進むと、KYOTOPHONIEのインスタレーションとして、イーモン・ドイル、ナイルスウィーニー、ダビッド・ドノホ、ケヴィン・バリーによるデジタル作品が展示されています。9つのスクリーンによる映像と、音楽のコラボレーション作品です。座れるスペースもあり、ここでもまた別の、ゆったりと没入できる時間を過ごせますよ。こちらも無料でご覧いただけます。八竹庵に立ち寄った際には是非足を運んでみてくださいね。

▼作品についての詳しい情はこちら

まとめ

インフォメーション町家(八竹庵)をぐるっと案内いたしましたが、いかがでしたでしょうか?八竹庵は京都の文化と写真、さらに音楽の魅力までもが詰まった、まさに"KYOTOGRAPHIE / KYOTOPHONIE"の両方を体感できる会場のひとつです。静かな庭と和洋折衷の建築の佇まいに心癒されながら、写真の素晴らしさに触れられる贅沢な時間を味わえます。

ここでぼーっと休憩するもよし。会場を巡るルートを考えるもよし。
KYOTOGRAPHIEの会期は5月12日(日)までです。
ぜひ会場巡りの際に立ち寄ってみてくださいね。


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