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市町村巡回訪問(向日市・長岡京市編)

弁護士及び府センター相談員の市町村巡回訪問は、今年度も順次各地を回っているところですが、昨年度の令和4年度実施分で、まだご紹介できていなかった市町村がありますので、そちらを先にまとめてご案内したいと思います。

向日市役所庁舎

まずは令和4年11月に訪れた、向日市での巡回訪問のご紹介です。
京都府南西部、京都市の西隣に位置する向日市は、人口約5万6千人で、実は面積が7.7平方キロと、全国の市の中でも三番目に狭く、西日本の市としては最も狭い面積となります。ゆえに人口密度は京都府内で断トツに高いという特徴があります。また、1972(昭和47)年に向日町から向日市へと市政移行していますが、京都府内で市町村制度制定以降、町だった時代も含め一度も市町村合併を経験したことがない唯一の市となります。

向日市役所の産業振興課内に消費生活センターが置かれ、2名の相談員が日々の相談業務に当たっています。

向日市での事例検討会の様子

この日の事例検討会では、水漏れ修理、住宅デザイン契約、スポーツクラブなどの消費者トラブル事例について検討を行い、弁護士からの法的助言を受けました。


長岡京市役所新庁舎(同市パンフレットより)

続いて令和5年2月に実施した長岡京市での巡回訪問のご紹介です。
京都府南西部に位置する長岡京市は、人口約8万1千人です。その名前は奈良時代末期から平安時代初期にかけてこのあたりの地に置かれた都「長岡京」に由来します。長岡京の前は奈良の「平城京」、その後は日本史でもお馴染み、794年の「平安京」と都が変遷するちょうどその間の時期にここに都がありました。1972(昭和47)年の市制移行までは「長岡町」でしたが、既に新潟県に「長岡市」があったため、「長岡京市」になったという事情もあります。

JR東海道線の市役所最寄り駅も、かつては「神足(こうたり)駅」という、なかなかの難読駅名でしたが、1995(平成7)年に現在の「長岡京駅」に改称され、すべての快速が停車する駅となっています。

長岡京市役所の総務課内に消費生活センターが置かれ、1名の相談員が日々の相談業務に当たっています。

長岡京市役所庁舎の相談室

この日の事例検討会では、お試し定期購入、庭の剪定、訪問購入、占いサイト、学習教材、起業コンサルティングなどの消費者トラブル事例について検討を行い、弁護士からの法的助言を受けました。

そして、長岡京市役所では現在新庁舎等建設工事が進められており、第1期分の庁舎がちょうど完成した直後での巡回訪問のタイミングだったため、真新しいお部屋での事例検討会となりました。