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活動まとめ 2月9日-2月15日


バックホーの運搬

2月9日
翌日からの研修で使用するため、練習で使わせていただいていた場所から研修場所へバックホーの運搬をお願いしました。
一関市の林政アドバイザー菊池さんのお世話でトラックを手配していただきました。
バックホーが3台くらい乗りそうな大きなトラック。トラックの運転手の方がバックホーを運転され、鮮やかな運転捌きで約1分という短い時間でトラックへ乗せられました。

バックホーの腕を使った華麗な積み込み動作。

鍛錬すれば、このような無駄のない美しい動きができるようになるのだろうか・・・尊敬の眼差しでした。

菊池さん、私たち夫婦、運転手さんで研修場所の山へ向かい、山の入り口でバックホーを下ろしていただきました。
とてもスムーズに作業を終わらせていただきました。ありがとうございました。
入り口から研修地点までは私がバックホーを運転して移動しました。
いよいよ私たちがリースするバックホーを山で操作する日がやってきました。

研修のスタート地点へ設置しました。明日から共に頑張ろう!

作業道研修(一関市)

2月10日から5日間、作業道研修が行われました。
昨年10月に引き続き、奈良県の清光林業から岡橋清隆さんが講師として来て下さいました。フォローは同じく昨年10月に引き続き島根県津和野町の地域おこし協力隊中村春樹さんです。

1日目
作業道を作るに当たって、まずは進んでいく場所を歩いて地形や木の立ち方を確認しました。今回は登りながらカーブしていく「ヘアピン・カーブ」を付けていきます。自伐型林業の場合は、土木工事と違って細かい角度などは測量せず目分量で道を付けます。その分、観察眼がとても重要になってきます。カーブは、中心点を決めて、そこからメジャーで同じ幅の円を描くように3点を測り、木に印を付けました。

道を作っていく場所を歩いて、メジャーで測っていきました。


そして、岡橋先生がバックホーを操作しながら、道作りの基本のステップを教えていただいた後、研修生が交代で作業。バケットの爪の向きや腕の高さやタイミングなど、指揮者のように枝を持って指示してくださる岡橋先生。その声に応じられるようになったのは、約1ヶ月間の練習の成果であり、喜びを感じる瞬間でした。

指揮棒を持ち指示をしてくださる岡橋先生と、その通りに動かそうと必死な私。


翌日はいよいよヘアピン・カーブの作り方を習います。

2日目
不甲斐なく体調を崩しお休みさせていただきました。。

3日目
山によって、または同じ山でも場所によって土の質が変わってきます。
2日目の作業中、硬い土が現れたそうです。岩まではいかないのですが、石灰のようなコンクリートのようなかなり硬い土で、削るのに時間がかかったためヘアピン・カーブまで到達できず、3日目も引き続き研修生で削りました。
硬い土はバケット(掬う部分)の爪を立てたままアーム(上下する腕)を段々と高くしていきながらブーム(前後する腕)を手前に引き寄せるという3つの動作を同時に行うのですが、なかなかうまくいかず・・・。岡橋先生の掛け声をかけてくださるタイミングで操作すると削れ、感覚は掴めました。まだまだ思い通りには操作できないので、あとは練習あるのみです。

ただバケットで掻くだけではなかなか削れず、コツが必要です。


この後は、岡橋先生がヘアピンカーブを付けていかれる様子を見学しました。
硬い土を凄いスピードで削り道を作っていかれるのを固唾を飲んで見守る時間でした。研修が終わった後、これから施業させていただく予定の京津畑の土はどのような土質なのかと考えながら。
今回の研修は、岡橋先生はこの日が最終日でした。
また3月に来ていただきます。ありがとうございました。

4日目
津和野の地域おこし協力隊の中村さんが残ってくださり、引き続き作業道の作り方を習いました。自主練習も兼ねていたので、1人当たりの作業時間も長めに取っていただきました。
メインは、ヘアピン・カーブへ向けての上り坂の傾斜が緩やかになるように、坂の始点まで土を集めて持って来る作業。区画を区切って土を削り引き寄せて来るのですが、スムーズに操作できず道の表面は凸凹に。

硬い土を削りながら、土を引き寄せていく。

バックホーの腕の動きは円心運動なのですが、土の表面に合わせて動かそうとすると前述の3つの動作を同時に行う必要があるためまだまだ私には難しそうです。あっと言う間に時間が経ってしまいました。
操作を待つ間はチェーンソーの自主練をしました。
経験豊富な研修生の方が主導してくださり、玉切り、受け作り、伐倒を行いました。自分でじっくり考えながらの作業と的確なアドバイスでとても充実した時間でした。

研修生の方とあーでもない、こーでもないと話しながら。

5日目
中村さんがヘアピン・カーブの道作りをしてくださっている間に、道を付ける先にある木を伐倒しました。木が危険な方向へ倒れないようにロープをかけての伐倒。私はそのロープのかけ方を加藤隊員に習いました。
倒した木が増えてきたので、枝払いをして短く玉切り、山の等高線上に沿うように寝かせていきました。こうする事で山の景観も良くなり、斜面からの土の流失も防ぐ事ができます。

立木にかけるように、等高線上に沿わせて木を置いていきます。
枝も太く長いので、切った後も運ぶのに一苦労でした。


ヘアピン・カーブの造成途中は怖いくらいの傾斜になっています。まだ実際に操作するのは怖いので辞めておきましたが、いつかは通る道です。操作の得手不得手に加えて恐怖心にも打ち勝つ必要がありそうです。

写真では分かりづらいですが、この急な傾斜上でバックホーの操作をしなくてはなりません。


中村さんがヘアピン・カーブの頂上までの荒道を作ってくださったので、次の作業道研修までにその道がなだらかになるように均していく作業を自主練習で行う事になりそうです。硬い土質と格闘しながら、自主練習ができるまでの状態にしてくださった中村さん。ありがとうございました。

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