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活動まとめ 4月19日-4月25日

岩手県一関市地域おこし協力隊の丸谷留奈です。
このnoteでは、毎週金曜日に1週間分(土〜木)の活動を更新しています。

林業に興味のある方、これから林業を始めてみようかなと思われている方、地域おこし協力隊とはどのように活動しているのか知りたいという方などに読んでいただけると、少しは参考になるかも知れません。

この場を借りて、自分自身の振り返りもさせていただいています。
林業初心者の私が3年間でどのように成長し自立できるのか、見守っていただけると幸いです。

それでは今週の活動のまとめをどうぞ ↓


移住検討の方との面談

4月19日
関東から移住を考えられている方とお会いしました。
京津畑交流館山がっこで、やまあい工房さんのお弁当を一緒にいただきながら、市の担当の方も交えてのお話。

林業にも少し携わられ、バックホーも乗られた経験もある方だったので、もしかすると私たちより先輩に当たるかも知れません。

質問いただいた事にお答えしましたが、前回の移住検討の方の時と同様、何を質問して良いのか考えるのが難しそうな印象を受けました。

こちらでも、お話しできる内容をもっと組み立てておかなくては、と反省しました。まだまだ経験も少ないため仕方ない部分もありますが、自分自身が移住を考えた時に何を知りたかったか、改めて振り返ってみたいと思います。

お見送り。

地域おこし協力隊OB 訪問

4月22日
一関市の隣り、陸前高田市の元地域おこし協力隊OBの方を訪問しました。
今年3月の作業道の研修へ見学に来られた時に初めてお会いした方で、ご夫婦とも地域おこし協力隊で自伐型林業を学ばれていたそうです。

私たちも夫婦で自伐型林業を行なっていこうと思っているので、実際に行われているご夫婦のお話を伺えるのはとてもありがたいです。

まずは木工をされている工房へお邪魔しました。
木材や作品、機会が所狭しと置かれている心地の良い空間。
地元の高校の入学記念に毎年学校から生徒さんへ贈られる木製のバインダーを見せていただきました。温かみのある柔らかい質感と木の匂い。勉強の合間に心が和らぎそうです。
写真を撮り忘れたのが残念。
発想を形にできるのは、本当に素晴らしいです。

その後、実際に施業された山も見せていただきました。
光と風が程よく入るとても気持ちの良い山でした。

林内作業車が入れる必要最低限の作業道。
作業道を歩きながら、道端にある山菜も教えていただきました。
山の仕事を楽しまれている印象でした。

このご夫婦も私たちと同じ、自伐型林業がミッションの地域おこし協力隊の一期生で、形が出来上がっていない分苦労もされたようで、お話はとても参考になるし共感できました。
状況に応じて方法も変化されたり、仕事と楽しみのバランスも上手に取られていて、そのしなやかさも見習いたいと感じました。

人に習う事ももちろん大切ですが、とにかく現場に入って自分で実践して、失敗も重ねながら身に付けて行く事を勧められました。

私自身、一人でじっくり練習したり試してみる時間が人より長く必要な性分です。
その時間を重ねて、次に習う時によりたくさん吸収できるように土台作りに勤しみたいと思います。

広報誌の取材

4月22日
一関市の市議会が市民向けに定期的に発行されている「議会だよりいちのせき」で私たち自伐型林業を行う協力隊3名を特集してくださる事になり、担当の議員さん2名と面談させていただきました。
少し前から、この広報誌を刷新され市民の方がより読みやすく、市民活動も紹介されているそうです。こちらの議員さんは2名とも林業推進に力を入れておられ、議会で質問されたり、市民活動に参加されたりと熱心に活動されているそうです。
この日は時間も限られていたため自己紹介とご質問2つ程度で終わってしまいましたが、次回は実際に作業している現場へ来てくださるとの事で、ありがたいです。

自伐協さんとの打ち合わせ

昨年度、自伐型林業の研修を組んでいただいたNPO法人自伐型林業推進協会さんが、今年度の研修計画を立てられるという事で、私たち協力隊も打ち合わせに参加させていただきました。
これまでの研修はほぼ全てが人工林が対象だったのですが、実際の施業では必ず広葉樹を伐倒する機会も出てくるので、その方法論や事業展開について学ぶため、視察を希望する事などお伝えしました。
お忙しい中、しっかりと私たちの意見に耳を傾けていただき、ありがたかったです。

林内作業車のメンテナンス

同日午後からは、先日ワイヤーが切れかけて使用できなくなっていた林内作業車のメンテナンスを行いました。
ワイヤーが弛まないように抑える部分に問題があるようだったので、まずはメーカーから取り寄せていただいた部品を取り付けましたが、その際、その部品以外にも問題がある可能性が出てきました。
マニュアルにも載っていなかったため、3月まで伐倒や造材を習っていた講師の方に問い合わせてみる事になりました。

バネが緩くなっていたため交換しました
ワイヤーの切れかけた箇所を切って、巻き直しました
丸で囲った部分が歪んでしまい、ワイヤーを抑えられなくなっている?
講師の方へ質問してみる事になりました

作業道施業

4月23日
京津畑集落の山の作業道を作りました。
前回、両側に木が立っていて道幅が狭く、どちらかの木を切るしかないのか、
という話になりましたが、ひとまず木は残しておこう、という事になりました。

バックホーがギリギリ通れる道幅。両側の木は切らずに進めてみる事になりました

正解は分かりませんが、まずは自分たちで考え作ってみます。

研修林の集材と土場の確認

4月24日
林内作業車を使って、研修林の集材をしました。
ワイヤーを抑える部分はまだ講師の方からの回答待ちだったため、メーカーに写真を送って問い合わせてみましたが、解決しませんでした。
ワイヤーが乱巻きしないように最新の注意を払いながらの作業となりました。
ワイヤーが途中で切れて短くなっているため遠くの木材は引っ張り出せませんでしたが、それでもまとまった本数を出してスッキリしました。

林内作業車の操作は2人に任せて、私は長さを測って玉切りをして、集材しやすいようにまとめておきました

午後からは、菊池林政アドバイザーに立ち会っていただき、土場(木材をトラックで積んで持って帰ってもらうまで置いておく場所)の確認とアドバイスをいただきました。

人も通る場所なので、置き方や安全対策などアドバイスいただきました

また、山道へ集材している木材を見て、見分け方などアドバイスもいただきました。

板材などの用材として使えるものと、パルプやバイオマスでないと使えないものの見分け方などアドバイスいただきました。
切り口の断面も、綺麗に整えるようにアドバイスいただきました

土場の広さも限られているため、用途別に置いていくための手順が重要です。

集落の林の整備

4月25日
切りっぱなしにしていた、集落の林の木を整備しました。
まずは、前回雨で中断した枝払いから。
その後、用途別に採寸して玉切りしました。

木のテンションを良く観察していたつもりだったのですが…


まだまだ木にどのようなテンションがかかっているのか見極められず、挟まれてしまい、隊員に助けてもらう事も。

太めの木だったのでテンションも強く、挟まれると自分一人ではどうする事もできませんでした

木を倒すより玉切りの方が難しい、と講師の方が言われていた事が身に沁みます。

作業を終えて片付けに入ろうとしていたところ、空き家改修の時に床材を提供してくださり、その後もお世話になっている室根の菅原木材さんが立ち寄ってくださいました。
伐倒も製材もされているため豊富なご経験と知識を持たれていて、木の用途別の見分け方など少しアドバイスいただきました。
また、その林にあるヒバだと思っていた木はヒノキだと教えていただきました。

見た目ではヒバかヒノキか分かりにくいのですが…
皮を剥ぐと赤っぽいのがヒノキなのだそうです

木を切る技術だけではなく、種類や特徴も分かるようにならなければ。
覚える事が山積みです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫もまた、地域おこし協力隊として一緒に活動しています。夫 丸谷誠司のnoteはこちら↓
https://note.com/kyotuhata_m

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