前回の投稿から約1年が経ってしまいました。

未経験からITエンジニア（SES）になって3年。
3つ目の現場で早々に辞めてしまったのか？

そうではありません。
投稿していない間も同じ現場で外部設計から結合テストまでやっていました。
ITエンジニア歴も4年目になりました。

先日9月末、任務を終えて退場しました。
それと同時に、9月末で所属会社も退職しました。

昨年は個人開発や資格勉強、
今年は転職活動や引越しで書く時間が取れませんでした。

直近の現場でやったこと、感じたこと、書き切れないほどあります。

とりあえず忘れないうちに退職した今の心境を書きたいと思います。
（転職理由や転職活動、直近の現場についてはそれぞれnoteを書く予定です）

・・・

退職した今は、
心配していたよりは平常で良かったです。

退職を伝えてから、環境が変わる不安と恐怖がありました。
同じ環境に半年以上いると飽きてきて、
モチベーションを下がるのを感じて環境を変えたくなってしまうのですが、
自分は環境の変化に弱い人間だったのだと思い出しました。

前回はプログラミングスクールの入学だけ決めての退職でしたが、
今回は転職先も決まっており、2ヶ月後に入社します。
（同じくSESで、現場はまだ分かりません）

それなのになぜ不安に思うかというと、
今まで当たり前だった日常がなくなってしまう喪失感と、
挑戦したいことがあるからです。

私は仕事をすることが好きで、今の仕事にも没頭できていました。
今まで夢中になってきたものが一気になくなるというのは
かけがえのないものを失くしてしまう喪失感と、
どうなってしまうのか分からない恐怖感がありました。
「自分、これから息できるのかな」という感じです。

フル出社でありながらあまりチームメンバーとしゃべることはありませんでしたが（チャットメイン）、人を感じられるだけでも違います。
社会とのつながりがなくなる孤独を感じます。
（今の家は騒音がうるさいのですが、そういった「人を感じる」はまた違います）

みんな涼しい顔で退場、退職していくように見えるのですが、
不安はないのだろうか、どう乗り越えているのだろうかと感じていました。

現場の最終日は「これで終わりなんだ」とうるっときました。

久しぶりなので忘れていたのですが、毎回退場のたびに大泣きをしていました。
1つ目も、2つ目も早く変わりたいくらいの現場だったのですが、
「今まで自分がんばった」という気持ちや、
2つ目の現場では良い言葉もくださったので涙が出ました。

（リリースまで見届けていたり、誰かと一緒に退場できるならまだ良いと思います。自担当は結合テストまでやり切っていてもまだまだプロジェクトは続くので後ろ髪引かれる思いがありました）

その後自社に帰社するまでが最終日なので「耐えろ！」という感じでした。

自社は思ったよりあっさりで、最後はどう挨拶するのがよかったのかなと考えました。
気を紛らわすために帰り道ぶらぶらしていたら落ち着きました。
笑える動画を見たのもよかったです。

結果として、今まで3つの現場の中で一番泣かずに済みました。
（いつもまぶたをパンパンに腫らして、抜け殻の状態で次の現場に入場している）

土日があったことも幸いしました。
花火大会に参加して気が紛れました（その時の写真です）。
いつも日曜日「時間が足りない！」と残念な気持ちになるのですが、
月曜日も休みの安心感がありました。

とは言え、緊張感があります。

私は旅行が好きで、この機会に1人海外旅行に行こうとしています。
制限がなくなり、入社日の調整も効くとのことで、せっかくだから行こうと決めました。

前回の退職後も海外旅行に行きましたがその時はツアーでした（コロナ禍前最後の海外旅行）。
今回はツアーとはご縁がなく（いっぱいになっちゃったり、中止になっちゃったり）、完全なる一人旅です。

旅程を考えたり、航空券やホテルを予約したりまでは楽しかったのですが、いざ近づくと不安です。
お腹壊さないか、体調崩さないか、ただでさえ乗り物酔いするしどこでも寝られるタイプではない（家でも寝付けない日が多い）。

東南アジアと近場にはしたけれど、
初めて行くところで英語もしゃべれないのに1人はやはり不安です。

あとは思いっきり勉強したい思いもあって2ヶ月空白期間をいただいているのですが、旅行等であまり時間はなさそうだなという感じです。

今回の退職で「日常が大切」なのだと気づきました。

職場も所属会社も何もかもリセットしてしまったから、
安心できる「変わらないもの」がなくて、
そういったものがあるからこそ挑戦したいと思えるのかなと思いました。
（私の場合は刺激を求めるくせに、怖がりで環境の変化に弱い）

日常が無理なく、ほどよく刺激があること（挑戦の機会があること）が理想だと思います。
日常を充実させるためにもっと自分にできることはあったのではないかと思いました。

例えば、もっと人と話せばよかったなとか。

もちろん変えることが難しいこともあって、よりよい日常を求めた結果が今であります。
（まだ今の選択がよかったかどうかは分かりません）

歳を取れば鈍感になっていくのかなと思っていたのですが、どんどん臆病になっていきます。
だからこそ、一番若い今「やりたい！」と思ったことはやった方がいいと思います。

いざやる時になったら「やりたい」って思ったのを後悔するくらいの恐怖感で逃げたくなるけど、ネットで調べると私に限らずみんなそうみたいです。
「やりたい！」と思ったならそれが本心。
後悔しないように飛び込んでみるしかない。

この2ヶ月どう過ごすかは自分次第です。

そして、この先も自分次第です。

この3年間モヤモヤしてきたこと（特にこの1年）、実現したいこと、
今回の退職・転職で感じたことを活かして、
人や環境のせいにするのではなく自分で行動を起こしていきたいです。