パーモンドカレー常備してるタイプの奴

毎朝出勤時にラジオを聴いている。サブスクもやっているが、朝はあまり聴かない。誰かのリクエストした曲がラジオから流れてくる。それをいいなと思い調べてサブスクでアルバム単位で聴くという作業が好きなのだ。更に好むようであれば購入する。そんな感じでラジオを聴いている。一度ライブ明けの酒もまだ残る日に、ラジオからロバートジョンソンが流れてきた時は「お前俺の気分察しすぎやろ」と思った。

音楽が単純に好きなのだと、ここ最近思う事が増えた。娯楽というものは無くても生きていけるし、音楽が空腹を満たしてくれるわけでもないが、心底好きなのだと思っている。昨今のSNSは色々な事を身近に感じさせると思う。ここまで音楽ファンに身近に接するツールというのも時代の流れなのか、文明の力を感じさせる。僕自身は何度も言うがアホなので、ギターを弾いて感情を爆発させれたら何でもいいと思ってる。結局僕がやりたいのは古のロックスターになる事でも、伝説的なギターヒーローでもなく、シンプルな東大阪中小型作業者系ギターリストである。なにこの絶妙にダサい語感。好き。

年々聴く音楽も変わってきたなと思う。まあ今でもハードコアとかも聴くけど、ソウルだとかR&Bだとかそっちの方面を聴く事の方が多い。後涙腺が弱くなってきて、アメリカンゴットタレント系の番組で泣く。妻が半笑いになるくらい泣く。音楽の文化だとか、バックボーンだとか諸々考えてたら泣けてくる。しみじみ音楽はいいなと思う。

一時期ここまで続けているのは意地なのか?本当に音楽が好きでやっているのか?わからない時期があった。その時は要は売れる売れない論争等の中にいて、〇〇はダメだ、××するべき!みたいな今考えたら言うてた人達、別に誰も売れてないのになと思うが、その頃はそれを間に受けていたわけだ。ある時期を境に何も思わなくなった。正直不感症になったのかと一時期心配したのだが、アメリカンゴットタレントで泣くような人間が不感症なわけないので、恐らく他人との比較だとか、辞めたんだろうなと思われる。僕は僕でしかない。僕がここから他人に迷惑さえかけなければ何も問題がないのだ。だから好きに生きていこうと思う。制限の中ではあるが僕は自由なのだから。


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