ポリ袋にいれといたらええやん。

久々の職務質問にあった。後ろから警官の乗るバイクがクラクションを鳴らし、車を路肩に止めろとジェスチャーする。ツレか思た。車を路肩に停車させ、窓を開けて何かありましたか?と伝えると、要は車内と持ち物を見せろという事だ。やましいものは何もないので快く承諾し車から降りて、身体検査等を受けた。軽い世間話などをして、無事何事もなく終わる。若い警官の、粗めの敬語がいい感じだなと思った。

地元がいい感じの荒れ方をしているので、昔から自転車の確認など度々される。もう慣れてしまったのだ。
時々ネットで職務質問は任意だから断っても良い、故に断固として拒否するというような意見を見るが、何にもないなら、受ければいいと個人的には思う。別にやましいものなど何一つないし、自転車も盗んだものでないなら急いでる旨を伝えて、さっさとやってもらうのが一番手っ取り早いと思う。まあいい気がしないのは確かではあるが。

中学生の頃、アホなりに塾に通っていたのだが、その時も警察官に自転車のチェックをさせてくれと言われた。めんどくさかったが、それに応じた。その日乗っていた自転車が祖父の物で、尚且つ祖父が知人から譲り受けたものとは、知らなかったという珍プレーの連発をその時知る由もなかった事もあり。自転車の登録者と一致しないという事案が発生したのだ。こっちは事情を知り得ないし、警察官のこちらに疑念を抱きすぎた顔は今でも忘れられない。とりあえず埒が開かないので近くの交番へ。

前提条件として、僕はアホだという事を覚えていて欲しい。警官に交番で祖父の家の住所を尋ねられたが、アホなので知らない。携帯を持っていたので、祖父に電話させて欲しいと伝えると、警官はもうそういうのいいよ顔だ。完全に盗んだと思われている。地図を出されどの辺の住所か尋ねられたのだが、アホだから大体の場所しかわからない。埒が開かないので電話させてもらった。すると工場で祖父と共に働いている叔父が出て、状況を説明すると若干キレているのだ。東大阪が過ぎるくらい、キレているのだ。祖父に代わってもらうよう伝え代わってもらい携帯を警官に渡した。そこからはスムーズに物事が進んでいった。白米にのりたまかなと思うくらいスムーズ。その後祖父が交番まで着て、免許証等々を見せて解放と言う事になったのだが、警官が「ぼくごめんね」と半笑いで僕に言った時は、並ばしてビンタしたろかな思った。その後警官に腕を背後に回され、拘束される件までいったろか思った。しないけど。


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