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学びとは「違和感を作る」ことから始まる

よく「学びたい人は旅をせよ」と言います。

立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明氏らが「旅と学びの協議会」を作ったり「旅育」という言葉ができたりしてます。

パンデミックの少し前、海外では「ワールドスクーラー」なる言葉が現れました。要するに旅をすることで、子どもに教育をする人たちです。

しかしなぜそもそも旅をすると学べるのだろう。

旅で学べる人と学べない人


旅とは自分の常識外に出ることです。

海外に住んでも同様でして、「あれっなんか変だな」という「違和感」があります。

「常識だと思っていたことが、旅先では違う」
「自分が習ったはずのことが、現実と違っていた」
「マナーのあり方が全然違う」
「人々の思考が真逆だ」

面白いのは、反応が人によって異なることです。

「こんなのおかしい! ありえない」と激怒する人がいる一方で、「なんでそうなるんだ?」と、自分と現実との整合性を測ろうとする人がいます。

自分の思い込みや狭い価値観を脱して、世界の他の部分と融合を試みるプロセスです。
決して楽なプロセスではないと思う。

違和感を作ろう、という心理学者

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