見出し画像

「喋り方七つの大罪」でわかる、グローバルで聞いてもらえない会話のタブー

海外に行くと、会話の作法がだいぶ違うなーと思うことがあります。

最近、英語学習で出てきたJulian Treasure氏の「TEDグローバル」での動画が大変興味深かったです。

彼は英国のコミュニケーション・スキルの専門家。
2013年のTEDで「人々に聞いてもらうためにどう話すか」を紹介していました。

これ、特にグローバルなシーンで他人と会話するときに役立つかなと思うのでシェアします。

彼によると、避けなければいけない「大罪」は以下の七つです。

1 gossip 噂話
2 judging 判断
3 negativity ネガティブ
4 complaining 文句
5 excuses 言い訳
6 exaggeration 誇張
7 dogmatism 独善

どうでしょう? 見た感じ、「あれっ」と思いませんでしたか?
日本で言われる「うまいコミュニケーション」とは少し異なります。

これ、私がマレーシアでよく注意されたことに近いのですね。

というか、日本でのコミュニケーションでは、むしろ積極的にやっていたことが多かったんです。
この視点、割と日本人に抜けがちかもなぁ、と思います。
特に具体的には「2」「3」「6」「7」です。

順番に見ていきましょう。

1 gossip 噂話

これがヤバいのはなんとなくわかります。日本でもマレーシアでも、噂話に高じる人は一定数いまして、私も一時はむっちゃハマってました。噂話の恐ろしいところは、「あなたがいなくなった途端に、あなたの噂話が始まること」だと思います。本当これ。

2 judging 判断(批判)

なんで「判断」が悪いの? と思われた方多いと思います。
私もそうでした。

判断というか、「裁定」「決めつけ」「批判」と言った方がいいでしょうか。

「あいつは使えないよね」
「**人は卑怯だ」
「**なんてする奴はダメだ」
「**国はアホだ」

などと「判定」することです。
すると、「あの人はジャッジメンタルだ」と逆に「裁定」されてしまいます。

書籍「東南アジア式『まいっか』で楽に生きる本」にも書きましたが、「ジャッジメンタル」が嫌われると知ったのは、マレーシアに行ってから。

日本では日常的に、他人や他国のこと、「ジャッジ」してました。私がいた雑誌では常に「ランキング」や「いい点・悪い点」を「ジャッジ」するのが当たり前でした。今でもこれ、やってしまいますね。

3 negativity ネガティブ

愚痴をずっと言っているネガティブな人、まあしんどいですよね。病気や不幸でネガティブになる気持ちはよくわかりますが、家族にいるとしんどいです。
ただ、日本の場合、「謙遜文化」と相まってネガティブが癖になっている人もいる気がします。本当は家族の仲が悪くないのに、「うちの夫もダメでさー」みたいにネガティブにする文化です。一定数の人は、これが癖になっているように見えます。

4 complaining 文句

文句は英国人の「国技」なんだそうです。

ここから先は

829字
この記事のみ ¥ 300

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。