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オンライン診療をうけてみた

こんにちは、今度こそ定期的に書こうとしていたのにだらだらと間をあけてしまいました…。

さて、本日はオンライン診療をうけてみたので、ユーザーとしてオンライン診療をうけた感想と考察を書いていこうと思います。

オンライン診療とは?

言わずもがなですが、厚生労働省では以下のように定義されています。

遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び 診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為。

厚生労働省発行 オンライン診療の適切な実施に関する指針(平成30年3月)(令和元年7月一部改訂)より

文字通りだな、という感じではありますがとにかく実際うけてみないとなんとも言えないなというわけで、オンライン診療に対応している友人の病院で予約してみました。

オンライン診療って何ができるの?

オンライン診療って何ができるんですか?という人が多いと思うので以下の資料を引用します。

そもそも、オンライン診療ってなんでこんなに流行ってなかったの?という前に、流行っていなかったのではなく、規制がそうさせていた部分もあった(原因としてはそれ以外にもいろいろあると思います!導入ハードルや、そもそもシステムをうまく使いこなせない、など)のかなと感じています。

それが、2020年コロナの影響下において時限的な特例措置により「初診でもオンライン診療ができるよ!」となりました。

つまり、いままでは初診は対面のみだったところの制限がなくなり、遠くにいながらすぐ診察をうける環境が整っていたということになります。(ただし、ここの部分については医師会が最後まで反対していたこともあって、対面が必要と感じられた場合は対面へ移行することを推奨しています)

実際に、オンライン服薬指導に取り組んできた養父市では、以下のような提案もあがっていました。

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(2020年5月19日国家戦略特別区域諮問会議資料より)

ただでさえ、病院にいきづらくなっている今、こうして規制が緩和されたのは、本当にありがたいなあと思います。

オンライン診療までの流れ

さて、かたい話はさておいて、今回のオンライン診療までの流れはおおまかにこうです。

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どうやら、家の近くの処方箋薬局に処方箋を送ってくれるらしいので、ほぼ家から出なくてよいことがわかり、重度の花粉症だった私は狂喜乱舞していました。

といわけで、まずは診察前の準備です。

オンライン診察前

今回使用させていただいたのは、「CLINICS」というアプリです。

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こちらを携帯にインストールし、個人情報、支払い情報(クレカ払いです)、保険証の写真をアップロードします。

そして、そのあとに事前問診票を記入し、病院と診察希望日時を予約・・・。

完全に、Hotpepper〇eautey。

詰まることもなく、ヘアサロンを予約するかのように、スルスルと予約完了しました。当日は、事前にアプリから診察時間になるとプッシュ通知がくるので、携帯の設定で通知ONにしたほうがいいとのことです。(友人談)

オンライン診療!

(待ちに待った?)オンライン診療当日です。在宅勤務のお昼休みを使って、オンライン診療…なんと有意義な時間の過ごし方!とワクワクしながらアプリを立ち上げて待っていました。

なお、オンライン診療は普通のWEB会議となんら変わりありません。zoomやWEBEXやmeetを使ったことのある人なら、すぐに使える画面設計です。

(先生が来られるまで、チャット機能で遊んでいましたがどうやらチャット内容は見られていたらしいことが後日判明したので、何もしないことをオススメします)

先生が来られて、普通にWEB会議!という感じで診察が進みます。

ここで、ポイントとなるのが過去に飲んだ薬を尋ねられたので、お薬手帳を片手に診察を受けるのがいいなと感じました。

私は、毎年処方してもらう薬が決まっていることもあり、その薬の名前を伝え、症状についてチェックしてもらい終了となりました。

オンライン診療後

お昼休みが…!まだある!

いつもなら病院へ行ってお昼ごはんを食べる時間すらなかったのに!

待ち時間がほぼなく、処方箋もすぐ家の近くの薬局に送ってもらえたこともあって、薬を受け取り、昼食をとり、そのまま業務を再開できたのは本当にありがたかったです。

止まらなかった涙が止まり、鼻水も後日改善されてようやく息ができたな…という感じです。

数日後、登録していたクレジットカードから支払いが完了しており、領収書と診療明細が送られてきました。これにて、オンライン診療は終了です。

オンライン診療のメリット、デメリット

今回、オンライン診療をうけてみて「向き、不向きはあるな」と感じました。

当たり前ですが、まだ触診が必要な分野では向いていないというのと、今回は音質も画質も問題ありませんでしたが、通信環境がよくなければ不明瞭な音や画面を見ながらの診察なので不安があるなとも感じました。

という一方で、やはり病院までいかなくとも処方箋が出してもらえるというのは非常にいい点だなと感じています。

今回の花粉症診察に至るまで、花粉症の症状を伝えると「コロナウイルスの可能性もあるかもしれないので、PCR検査を」と言われてしまい、PCR検査を受けなければ花粉症の薬さえもらえないという状況に陥りました。

かかりつけの内科ですらこの状況なので、コロナウイルスの脅威を改めて感じた出来事でした。

オンライン診療を受けてみて

感想をまとめると、オンライン診療おすすめですよという感想にはなります。

もちろん症状にもよるため、自分での判断は必要になりますが特に花粉症や慢性的なものは最適な手段だなと思っています。辛い思いをして、花粉症の薬をもらいにいくのも、待ち時間がなくムダないのも、私の性格にマッチしたということもあって、次回もぜひ活用したいと思っています。

なお今回、診察していただいた病院は、

医療法人社団ウェルエイジング Dクリニック東京ウェルネス さんです。

個人的にはオンライン診療で話を引き出すのは、対面より難しいのでは?と思いましたがまったくそうでなかったので、先生にもよりコミュニケーション能力がここでも試されるのかも…と感じました。

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