エゴ全開、子どもへのごめんなさい
あーごめん!
6時間(授業)と思わなくて先に帰っちゃった!
ひとりで帰れた?
小4息子が小1娘にサラッと言った
なんてナチュラルに謝ることができるんだろう
*
わが家のこどもたち
あっという間に大きくなって、息子はもうすぐ10歳になる
(2ケタだよー!)
わたしも母になって10年ということ
この10年を振り返ってみるといろいろあったなと思う
はじめての育児に疲弊しまくっていたし、育児書も100冊は読んだと思うし(必死か!)とにかく一生懸命で、一生懸命過ぎて周りが全然見えていなかった第一子の赤ちゃん時代
沖縄に転勤で引っ越したり、息子の長期入院も何度かあって
その度に泊まり込みで付き添ったなぁとか、人生で一番泣いたなぁとか
ちいさい娘にもがんばってもらったなぁとか
良い思い出よりも、大変だった記憶の方がすぐに思い出せる
それだけ、心が動いて、しんどくてつらかったし、それを乗り越えられたことがありがたいなぁうれしいなぁと思うからだと思う
それでも、振り返ればなんとやらというやつで総じてしあわせな10年だった。(総じてしまうとたいがいそうなります)
_しあわせを思い出せる映像記憶
産後、実家に1ヶ月お世話になり自宅に帰ってきて少したったころ
ふと、息子を抱きながら洗面所の鏡の前に立った
鏡に映る、まだ首も座り切らないほわほわの息子
育児に疲れきっているわたし
それを見た瞬間、体の奥底から何かが湧き起こってきた
それまで、しあわせというものを明確に感じたことがなかった私が心底「あーーしあわせ」と思えた瞬間だった
百点満点の子育てをしているわけじゃないし
そんなことを言うつもりは1ミクロンもない
大変なことや不安なことを数え出したらキリがなくて、すでに大きくなった息子の甘えにうまく応えられないときもあるし、娘の癇癪に同じレベルで癇癪返しをすることもある(大人の迫力にこどもたちが委縮してしまう、やったらアカンやつ)
そういうときは、その時の鏡に映った息子とわたしを思い出す
そうだった
そうだった
この子たちはわたしの宝物だったじゃないかと
_9割自分のためでも、すぐに謝ったらいいと思う
怒ってしまうことも
イライラしてしまうこともたくさんある
でもその後悔を心の中に残しておくと、またモヤモヤしてしまうのですぐに謝るようにしている
それは、子どもたちのためじゃなくて
主に自分のため
子ども達への申し訳なさを1人では抱えきれないから
子ども達にもちょっと分けて持ってほしいっていうわたしのワガママだと思っている
謝ることで許してほしいというエゴにも似た気持ちがある
(願わくば、忘れ去ってほしい!なんて思っちゃう)
でもそれを受け取った子ども達は
いつもホッとした顔をしている
かーちゃんも、そんなに色々考えてるんや!
って、感じてくれている
(気がする)
*
謝って済んだらケーサツいらんで!
というのは重々承知ですが、謝りたいと思ったら謝ればいい
自分が楽になりたいという理由だったとしても
それもありのまま伝えたらいいと思う
誰もが心を動かして悩んでもがいて生きている
もうその事実だけで、十分にお腹いっぱい
悩みのない人間なんていない
葛藤のない人間なんていない
そう思うだけで救われる瞬間がきっとあるはず
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