会社のSVさんから渡された『日本でいちばん大切にしたい会社』
ただただ涙。
初めてこの本を読んだときに、私は利益とか売上とか、そんなことにこだわってばかりいた自分の未熟さや不甲斐なさでいっぱいになった。
会社を経営するということはこういうことなのか。
周りから応援される会社とはこういう会社なのか。
それまでの私のなかに会社というものはお金を稼ぐためだけのものというような感覚が大きく、この本に書いてある内容に自らの考えでたどり着いたことなんてなかった。
利益とは。売上とは。会社を経営するとは。
当時28歳の私はこの本が大好きになり、出るたびに次々と読んだ。
そして、泣いた。
この本を読んでからというもの、働くことが楽しくなった。自分が働くことで誰かのためになり、そこで笑顔が生まれる。
私もそんな会社を経営したい。
そんな気持ちはどんどん大きくなっていく。けれど、自分で会社を経営するということの難しさや、一歩踏み出せない気持ちや、お金の問題など、様々なところでつまずく。
が、諦めない。
いま私は40歳を迎えたが、いまでもまだこの本に載っていたような会社を私も経営したいと思っている。
「ありがとう」が絶えない会社。「笑顔」が絶えない会社。
思い続けていることはいつかきっと叶うだろう。諦めていないから。
私にはずっとやりたい仕事がある。その仕事をやっている会社の宣伝も見たことがない。
これはきっと、それを経験することが出来なかった私だから思いつく仕事なのかもしれない。
私は2回結婚をして、2回離婚をしている。でもその2回とも出来なかったことがあるのだ。
きっと、この世の中にもおなじような方はいらっしゃるだろうしそれを夢都して持ち続けたまま諦めている方もいるかもしれない。
そんな方たちの夢を叶えるお手伝いをしたい。
28歳のときにそんな仕事をしたいと思うようになってから早12年。それでもまだ諦めていないこのお仕事を、私はいつかきっとすることになるだろう。
いまはまだ出会えていない方の「ありがとう」と「笑顔」を見るために、今日も底に向かって歩き続ける。
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