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僕たちが行く先について語ってみる#2

今の状況、今見ている景色、今思い描いている未来を、5年前の自分は全く想像できていませんでした。
これは、偶然?必然?いや、これは自然だな。と感じる今日この頃。

自然から学ぶ

先日、ホワイト企業大賞のオンライン勉強会の打ち合わせの際に、ファシリテーターの山田博さん(株式会社 森へ 創業者)が言っていたことが心に残りました。

不自然なことって体が強張るし、長続きしないですよね。
リーダーが何十年も変わらず君臨し続ける体制は、人間が作り上げた組織くらいですよ。自然界ではあり得ない。生と死によって変容が起こり、良い循環が生まれるんですよね。森には無理がないし無駄なものは一つもない。

この話を聞いたときに、以前の私は肩に力が入ったガッチガチの経営者だったなと振り返ることができました。
全てに境界線をつけたくなるし、白か黒かはっきりさせたいし、錦の御旗を立てたくなるし、鼓舞し続けたくなるし。
とにかく、私たちは〇〇であらねばならぬ!というものを常に握りしめ続けていた感じです。
過去に、社員12名のうち半分の6名が一気に離職した出来事も、今振り返ると、不自然な組織になっていたからなのだろうと思います。そして、その時に、一旦死んで新たに生まれ変わって、今の京屋になったのだと思います。

ひこばえ

山田さんはこうも言っていました。

山に入ると樹齢100年以上の木々が立派に立っています。本当に見事。
でも、そんな見事な木々は、誰かに立派になりなさい!と言われて立派な木になった訳じゃないし、誰かに「ご立派ですね」と認められたくて立派になった訳じゃないよなぁと感じる。
かと思えば、1年後に同じ場所に行ってみると、その立派な木が台風の影響でバッタリと倒れている。あんなに立派な木だったのに。
でもそれは、森全体からすると、とても自然で、とても良いことなんですよ。大きな木が倒れてくれたお陰で、地表に光が差し込み、次の芽が育つんです。

株式会社 森へ より

この話を聞いて、体の強張りが緩みました。
そうだよな。今の京屋染物店のメンバーを見れば、まさにそうだよな。
芽吹いているな。自然に育ってるな。と振り返ることもできました。

不自然を選択しない

私たちは、自然な状態を選びたいなと思っています。その方が軽やかに進めるし、みんながパフォーマンスを発揮できると感じたからです。

不自然なことって、こじつけや無理強いや強迫観念が出てくるし、単発的になりがちだし、居心地が悪くなるし、そうなると楽しそうじゃないし。
そういうところに好循環の生態系は生まれない。人も集まらないですし。

もっともっと、自然な流れが生まれるように、組織にとっての良い土壌ってなんだろうか、環境ってなんだろうかと模索してみたいと思います。


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