未🔵クレーム居座り男が｢逮捕｣！不退去罪とは


⏺️帰ってくれないセールスマンも撃退できる


⬛️客が居座って帰らない、どうなるのか


【居座った理由】


⏹️ギョウザを先に出すように注文したのに、ラーメンが先に出てきた


ラーメン店に3時間も居座ったとして、32歳の男性が逮捕。


【報道による情報】


ほろ酔いの男性は午前4時ごろ、ラーメン店に入り、ギョウザとラーメンを注文。


⬛️退店要請に応じなかったため逮捕


⏹️依頼した順番と異なり、ラーメンが先に提供されたため、男性は激怒


店長と口論になったあげく、店を出るように言われた後も、3時間にわたって店に居座り続けた。


店長の通報をうけた署員が男性を説得するも、退店に応じなかったため、不退去容疑で現行犯逮捕。


★【このケースについての疑問点】


①「不退去罪」はニュースで目にするのは珍しいが、どのような罪なのか。


②自宅訪問のセールスマンがなかなか帰らない場合でも、「不退去罪」に問うことはできるのだろうか。


ここから、詳しく説明していきます。

⬛️『不退去罪』は刑法130条に規定されている


要求を受けたにもかかわらず住居や建造物等から退去しなかった場合に成立する罪。


⏹️似たような罪として『住居侵入罪』がある


住居侵入罪も同様に、刑法130条に規定されている。


⚠️法定刑はいずれも『3年以下の懲役または10万円以下の罰金』。


『住居侵入罪』


➡️住居等に立ち入る行為の違法性を問題にする罪。


『不退去罪』


➡️要求に応じず退去しないという『不作為』の違法性を問題にする罪。


この点で異なる。

⬛️居座り続けるセールスマンにも当てはまるのか


⏹️セールスマンが自宅を訪問する行為は、どちらかの罪にあたるのか


具体例


「セールスマンの訪問をうけ、当初は玄関内に招き入れて話を聞いていたが、興味を持てなかったので退去を求めたところ、居座って帰らない。


★【セールスマンが玄関内に入った時点】


家人はセールスマンが家に入ることを認めており、『住居侵入罪』は成立しない。


★【話を聞いたあと退去を求めたにもかかわらず、退去するために合理的な時間が過ぎても退去しない時点】


➡️セールスマンには『不退去罪』が成立しうる。

🌸【改善策】


退去を要求したかどうかが不明確になるのを防ぐため、セールスマンに対しては曖昧な態度を取らず、明確に退去を求めるよう注意するとよい。