まーたおトイレの話かいな

子どもの頃から単に全てのトイレを個室とする文化の中で生きてたら異性のおトイレを覗こうとかいう発想は起きてこないと思います。

記事についたコメントを拾っていく中、「だれでもトイレにするとサニタリーボックスを漁るやつがいる」というコメントも見ましたが、そういうのがいるなら機械で自動回収するやつかなんかつけて、掃除の人しか取り出せないようにすればどうだろうか。それか開けたらブザーなど鳴るようにするとか。私は全部ただの「個室トイレ」にすればいいという思想を持っているが、サニタリーボックスを解決する方法はトイレを作り替えるよりもっと簡単にできそうだ。

なぜか性的少数者の方が責められてるけど、覗き魔のようなヤバいヤツを撲滅する仕組みの方に目を向けて、前向きに議論して欲しい。責める対象が違うだろう。

あと、少数者だから我慢するのは仕方がないというのも変よ。全ての人が暮らしやすく配慮するのが国のお仕事なんだから。何度も自分の記事の中で書いてるけど、性別のことは根本から変えないといつまでも解決しない。

今回の場合は、性同一性障害の診断が出ており、薬を飲んで男性機能もなくなっていて、手術が出来ない状態にあるという証明まで出てる人、が部署の近くのトイレ利用できないとのこと。おかしいと私は思います。

2階以上も離れたトイレに行かせるってしんどすぎるでしょ。往復に何分かかるのよ。カラオケのトイレだってせいぜい1階上よ。

全然違うけど、朝5分早く来て皆んなの机を拭くことも出来ないのか、と上司に注意された20代の頃のことを思い出した。私が女性だから言ってるというのも感じられた。できねーよ🐙汚部屋に住んでるけど思想は潔癖だからもちろん反抗した。

だいたいそういう5分を軽視したりするのは勤続30年と考えたら本当に時間泥棒行為なのよ。階段昇降運動にはなるけど、勤務に割ける時間が減るんだから昇進の可能性は他の職員より確実に減るでしょう。周縁に排除する行為も怖い。既に社会的不利益を被っている。問題の原因を個人のこと、という議論に帰結させないで欲しい。社会システムの話として捉えて欲しい。

今回裁判を起こした方は賢明だったと感じる。判決では本当に報われてよかったと感じたと同時に、これからもタイトルとか最初の数行だけ見て中身を理解できてない人たちは不安を煽られて騒ぎたくるんだろうな...というのが見えて恐ろしくなった。

そしてあと、経済産業省と人事院さんの「判決を精査した上で対応していく」というお答え、まさにお役所的なお答えだよなぁ。「精査」っていう大変尊大なお言葉はヤダだなぁ。「まず判決を重く受け止めて、なるはやで対応したい」が正解だと思う。あんたたちが判断するフェーズはもう終わってるのよ。そして判断誤ったから裁判されたの。そして時間は十分に経過してしまったの。原告は生きていて、今日も出勤して苦しい思いをしてるんだから、その辺りは是非4649お願いしたい。

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