インターナショナルスクールの留年について

日本の義務教育においては、年齢に合わせた学年になるため基本的に留年はないと思います。

しかしながら、私の子ども達が通う都内某インターナショナルスクールでは、毎年進級できない子が一定数存在します。実例でいくと、KinderからGrade1へ内部進学できない子が多数いらっしゃいました。基準が公にされているわけではないため推測の話になってしまいますが、噂によると英語力が一定レベル達していない、落ち着いて授業を聞けない、協調性がないなど、進級後の学年としての素養がないと判断されたのではないかとのことでした。
卒業式の直前に発表されるため、保護者の方もかなり混乱していらっしゃいました。「来年からどうしよう」「他のインターを受験させようか」「今の学校でもう一年頑張ろうか」など反応は様々でした。

留年と聞くと、どうしてもネガティブな印象を持ちがちですが、特に子供の頃は成長の度合いや理解度もそれぞれなので、それに合わせた学年で学んでいこう、ちゃんと理解して次のステップに進みましょうということで、良いも悪いもないのだと思います。日本の義務教育制度で育ってきた私たちにとって、留年というのは受け入れ難いことなのかも知れませんが、長い人生の間での1、2年なので気にする必要はありません。むしろ、同じ学年でも年齢が異なる子がいるのが当たり前という環境の方が変な先入観がなくて良いのかも知れません。

こういう点もインターならではですね。

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