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完全ワイヤレスイヤホンの選び方を考えたみた

ずっと使ってたイヤホンが壊れたので新しいイヤホンを買うべくお店に通い、結果パナソニックの完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S50W」などを購入したことは、ここ最近こちらのブログにも書きました。

その過程で完全ワイヤレスイヤホンを選ぶポイントが自分なりにまとめられそうだなと思ったので、今回はそれを書こうと思います。

大きなポイントとしては、以下の5つだと思います。

  • 装着感

  • 操作性

  • 外音取り込みやノイズキャンセリング機能

  • アプリを使ったカスタマイズ

  • 防水・防滴性能

1. 装着感

まずは「装着感」について。どんなに音や機能が良くても装着感が悪いと台無しです。それにケーブルありのイヤホンと違って、完全ワイヤレスイヤホンは耳からはずれると落下してしまい、最悪壊れたりなくしてしまう可能性もあります。

なので、何やかんや言って「装着感」が一番大切だと思います。

またしっかり耳の中に収まってるかどうかは「外音取り込み」機能や「ノイズキャンセリング」機能の効果にも影響します。

なので、可能なら一度でもお店で装着感を試した方が良いと思います。

2. 操作性

タッチセンサー or ボタン

次に操作性について。完全ワイヤレスイヤホンの操作方法は、大きく分けて2つあります。「タッチセンサー」式と「ボタン」式です。

タッチセンサー式はボタン式と比べると操作時 耳の奥に押し込む必要がないため、その点は良いです。ただセンサー部に触ってしまい意図せず動作してしまったり、「ダブルタップ」などの操作がうまく認識されないことがあります。

一方ボタン式は意図せず動作してしまったり操作が認識されないことは、まずありません。しかし操作時、耳の奥に少し押し込む必要があります。そしてボタンを押した時の「カチッ!」と言う音が私は気になりました。

ただどちらが良いかは、本当に好みの問題だと思います。実際試してみて好みの方を選べば良いと思います。

割り当て動作が使いやすいか

操作性に関しては他にもポイントがあります。それは実際タッチセンサーやボタンに割り当てられてる動作です。

たいていタッチセンサーやボタンを1回押すと「再生 / 停止」。2回連続で押すと「スキップ(次の曲を再生)」に割り当てられていることが多いです。しかし中には誤動作を防ぐためか、2回連続押しで「再生 / 停止」と言う機種もありました。

このように割り当てられてる動作は機種によって微妙に違います。中には個性的な仕様になってる場合もあります。どのような割り当てが操作しやすいかは、これも好みの問題だと思います。

そのためやはり一度お店で実際自分が使いやすい操作性になってるのかどうか、きちんと試してみた方が良いと思います。

割り当て動作のカスタマイズが可能か

操作性に関してはもう1つポイントがあります。それは割り当て動作をスマホアプリでカスタマイズ可能かどうかです。

私が使ってる「RZ-S50W」は「Panasonic Audio Connect」と言う専用アプリを使って、左右それぞれのタッチセンサーに割り当てられてる動作を変更できます。

例えば初期状態(下のスクショ)で左側のシングルタップは「再生 / 停止」になっていますが、これを「音量上げ」などに変更することができます。

Panasonic Audio Connect

このように割り当て動作を変更できれば、初期状態が使いにくくても自分が使いやすいように変更できます。

ちなみに私が使ってる「RZ-S50W」を含む現在売られてるパナソニック制の完全ワイヤレスイヤホン(RZ-S30WEAH-AZ40EAH-AZ60EAH-AZ70)は、すべてアプリのカスタマイズに対応しています。

その他のメーカーだと、調べた限りでは Sony や Anker、Jabra、JBL の製品も、アプリを使ったカスタマイズに対応しているものがありました。

なお JBL に関しては、私が試した「JBL Endurance Peak 3」とアプリ「JBL Headphones」の組み合わせだと、上記のような1個1個の割り当て操作を変更するのでなく、複数の操作をまとめて切り替えるプリセット方式でした。

3. 外音取り込みとノイキャン

外音取り込み機能

完全ワイヤレスイヤホンを買って「あって便利だ」と思う機能は、やはり「外音取り込み」機能と「ノイズキャンセリング」機能でした。絶対必要とまでは思いませんが、あると何かと便利だと思います。

…と言うことで、まずは「外音取り込み」機能について。例えばこんなケースで便利だと思います。

  • 外を歩きながら音楽を聴くとき。

  • 家や仕事場で誰かと話しながら音楽を聴くとき。

  • イヤホンを付けたまま、お店で店員さんの話を聞くとき。

  • 電車やバスで音楽聞いてる途中でアナウンスを聞くとき。

外歩きでの使用は、特に夜道とか車通りが多い道だと、危険を避ける意味で重要だと思います。

ノイズキャンセリング機能

次に「ノイズキャンセリング」機能。こちらは例えばこんなケースで役に立つと思います。

  • 電車内やバスの車内など、周りがうるさい環境で音楽を聴くとき。

  • 仕事や勉強に集中するため、周りの音を遮断したいとき。

周りがうるさい環境での使用に関しては、単に音が聞きやすくなるだけでなく、音量を抑えることができるので、耳への悪影響も少なくなります。なので、周りがうるさい環境で使う場合は、この機能があった方が良いと思います。

外音取り込みとノイキャンが耳にあうか

外音取り込み機能とノイズキャンセリング機能は、単純に「あれば良い」と言うものではありません。自分の耳にあうかもチェックした方が良いと思います。

…と言うのも私は「RZ-S50W」を買う際に、同じメーカーの上位機種「EAH-AZ60」も試しました。こちらの方が外音取り込み機能もノイズキャンセリング機能も性能自体は良いと思うのですが、この製品で両機能を試すと、いずれも耳の中に気圧が変化して「キーン」となる時のような圧迫感を感じました。

仕組み的にどうしてこう言うことが起きたのかは分かりませんが、耳にあう・あわないはあると思います。なので、これらの機能もできれば買う前にチェックした方が良いと思います。

外音取り込みとノイキャンのカスタマイズが可能か

製品によってはアプリを使って、外音取り込みとノイズキャンセリング機能をカスタマイズできるものがあります。私が購入した「RZ-S50W」も上記で紹介した「Panasonic Audio Connect」と言う専用アプリを使って、これらの機能を調整できます。

例えば外音取り込み機能は以下のスクショのようにスライダーを動かして、外の音を取り込む度合いを調整できます。

Panasonic Audio Connect

この機能もできるなら、お店でアプリを入れて試した方が良いと思います。と言うのも、上記の「外音取り込みとノイキャンが耳にあうか」で両機能の違和感を感じたことについて書きましたが、このカスタマズ機能で解消される可能性もあると思うからです。

例えば「RZ-S50W」は、初期状態で外音の取り込み度合いが「最大」(スライダーが右端の「+」)になっています。この状態だとイヤホンを付けない状態よりも外の音が大きく、若干反響してるような感じがしました。そのためアプリを使って「50〜75%」くらいの取り込み度合いに変更したら、イヤホンを付けてない状態と同じような音になりました。

なので繰り返しになりますが、専用アプリがある場合は、アプリもできるだけ試した方が良いと思います。調整する・しないで、だいぶ印象が変わることがあるので。

4. 防水・防滴性能

ほとんどの人が完全ワイヤレスイヤホンを外でも使うと思うので、防水・防滴性能も必ずチェックした方が良いと思います。最低でも「IPX4」以上の製品を選ぶべきだと思います。

ちなみに「IPX」規格の各数字ごとの性能は、以下のページに詳しくまとめられてるので、興味がある方は見てみて下さい。

なお私が調べた限りですが、ほとんどの製品は「IPX4」以上になってました。…とは言え、中には「IPX3」以下のものもあるかもしれないので、必ずチェックした方が良いと思います。

5. 値段とTips

値段について。今回調べて驚いたのですが、今は安いのだと Amazon で千円台の完全ワイヤレスイヤホンが売られています。ほんとに安くなりましたね。一方高いのだと3万円台(約4万円)が上限でしょうか。

完全ワイヤレスイヤホンはとにかく種類が多いです。上記の説明を読んでも、なかなかどれを選んだら良いか分かりづらいと思います。

もしどれを買ったらいいか分からない場合、とりあえず安いやつ(千円〜3千円くらい?)のものを1度買ってみて、それでどう言う機能が必要か、どんな形状がいいかを考えてみるのも、1つの手かもしれません。

例. 安くて人気のある JVC の HA-A5T↓↓

6. 売れ筋ランキング

最後に参考になると思うので、「価格.com」のワイヤレスイヤホン売れ筋ランキングと「Amazon」のイヤホン売れ筋ランキングのリンクを掲載しておきます。

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