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久留米の駅シリーズ【JR久留米駅】

JR久留米駅は、まさに久留米の玄関口です。鉄道路線が3つも通っており、交通の要衝でもあります。
JR鹿児島本線、JR久大本線、そして九州新幹線の3つですが、JR久留米駅は九州の南北と東とを結ぶ利便性の高い駅です。

久留米の玄関口ということで、駅構内及び構外には、様々な「おもてなし」の仕掛けが用意されています。

今年の2月には、改札口の横にバラの花が飾られ、鮮やかな色どりで華やかさを演出していました。
右に見えるストリートピアノは、今でも設置されています。

また改札口前には、コンビニやお土産売り場もあって、ちょっとした買い物をする際には とても便利です。

お土産売り場の横には 久留米市観光案内所があり、ここにはコミュニティサイクルが用意されています。自転車を借りることができるので、近場の観光には打って付けです。
というのも、JR久留米駅の近くには少なからず、観光名所が存在します。観光名所については、最後に紹介します。

コミュニティサイクル

構内には食堂街があります。また構外にもコンビニや飲食店が並んでいますので、食事には困りません。
一つ残念なのは、カフェが無いことでしょうか。ゆっくりとコーヒーを飲みたいときに、ちょっと物足りなさを感じます。

駅の正面入口前には、バス乗り場とタクシー乗り場があり、久留米の観光名所に行くときのアクセスについては、ほとんど問題ありません。

また、正面入口前には「からくり時計」が設置されています。

久留米が生んだ異才・田中久重が自身の発明品を音声で紹介します。
田中久重という人物は、からくり儀右衛門とも呼ばれ、現在の東芝の礎を作った人です。
彼の作品はどれも見事で、ここでは紹介できませんが、本当に紛れもない天才です。

JR久留米駅構内には、いつもメロディーが流れています。上記の写真にある久留米にゆかりのある人物に関係する曲限定です。
いつも同じ曲でつまらないと思うこともありますが、久留米の名前を全国に知らしめた功績を考えれば、当然の事かと思い、今は納得しています。

JR久留米駅は、九州新幹線開通の時に大改築が行われ、橋上駅となりました。線路の両側に出入口ができましたので、今は大変便利です。
そして、意外と観光客に知られていないのが、新しくできた出入口の方で、こちらには立派な樹木が植栽されています。
幾つかありますが、その中から「松」と「桜」を紹介します。

最後に、JR久留米駅の近くにある観光名所を紹介します。いずれも徒歩圏内にありますが、久留米城跡だけは1kmほど離れています。

(1)坂本繁二郎生家

坂本繁二郎は、青木繁と共に久留米を代表する画家で、牛や馬、能面や月などを描いた作品を数多く残しました。
彼の生家は、久留米に唯一残る武家屋敷で、久留米市の有形文化財に指定されています。

(2)水天宮

全国にある水天宮の総本宮です。安徳天皇が祀られており、壇ノ浦の戦いで崩御した安徳天皇の悲運の歴史を今に語り継いでいます。
久留米出身のミュージシャン・藤井フミヤさんが結婚式を挙げた神社としても知られています。

(3)梅林寺

久留米藩主・有馬氏の菩提寺です。修行の厳しい禅寺で、九州屈指の禅道場として知られています。
梅林寺とその外苑では、約30種500本の梅が植えられており、梅の名所としても有名です。
また明治29年には、明治の文豪・夏目漱石が梅林寺を訪れています。

(4)久留米城跡

久留米城は、有馬氏の居城として知られています。本丸などはもう存在しませんが、その跡地には篠山神社が建立され、有馬氏が祀られています。
春は桜、秋は紅葉の名所としても有名です。特に「石垣に桜」は絶景です。

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