こうして個人のnoteを書くのは久しぶりだ。
野球系Vtuberとしての顔よりもすっかり麻雀界の方に漬かって久しいが、ちょうどΣリーグのドラフトもあり、VPLの方も3期の開幕も間近、そこに4月という季節柄もあって何か書きたいな、とふと思って以下のポストをした。

なるほど。
確かにPCの故障トラブル等もあり開幕直前は例年野球トークのコラボをしたり、順位予想をしたりといった活動をしていたが今年はそれらが一切できなかった。あまつさえ様々な事情で開幕戦すら見れなかった始末。
この記事のために筆を執っている4/10現在、中日ドラゴンズは前夜の横浜DeNA戦に勝ち2891日ぶりの単独首位に立っている。今季こそは更生したDV彼氏くん中日ドラゴンズがやってくれると信じて注目ポイントを書いていこう。

①先発

1にも2にも中日の強みは投手力だ。
昨シーズンは二桁敗戦カルテットなるユニットが結成されてしまったが、極度の貧打が原因であり彼らはよくやってくれていた。
防御率2.44を記録した今季開幕投手の柳裕也を筆頭に左の小笠原慎之介、ベテランの涌井秀章、将来のエース髙橋宏斗の4人には今季も期待できる。
髙橋宏斗は開幕に出遅れ2軍スタートとなったものの、昨季途中に加わった助っ人外国人のウンベルト・メヒアが順調にローテ入りし、手術で昨季を棒に振った沢村賞左腕の大野雄大、トミー・ジョン手術明けの梅津晃大の両腕も開幕からローテーションに加わっている。ベテランの松葉貴大も健在で、二軍には根尾昴、仲地礼亜らの将来に期待したい若手先発も控える。
ローテーションの充実ぶりは十分に他球団と渡り合える陣容だ。
シーズンの戦い方としては基本的に柳、小笠原にメヒアと復帰後の髙橋宏斗が固定のローテーションを守る形で、大野・梅津の故障明けの2人とベテランの涌井はリフレッシュを挟みながら、合間合間で松葉を挟んだり根尾や仲地らを起用していく形が想定される。
そしてもう一人楽しみなのは成長著しい育成右腕の松木平優太。ローテーションに不安はないが支配下登録に足る成績を二軍で見せてくれている。
継続して成果を出し続けて今季中の支配下選手登録、そして一軍での先発勝利を見たい投手だ。
"8本柱の竜の城"はかつての燃えよドラゴンズの歌詞だが、今季の中日のローテーションはまさしくそれに近い状況を作れている。アクシデントなくシーズンを乗り切ってもらいたいのが本音だが、多少のアクシデントがあったとしてもしっかり埋められるだけのメンバーは揃っている。

②リリーフ

先発陣の充実ぶりもさることながらリリーフもリーグ屈指と言って過言ではないだろう。

近年の投手のストレート平均球速の向上は著しいが、その中でも中日リリーフ陣は特に素晴らしい。
リリーフに転向し適正を開花させた勝野昌慶、セットアッパーが板についてきた清水達也らが軸となる。彼らは早くも開幕からの10試合の間にストレートの自己最速を記録している。
昨季鮮烈なデビューを飾った松山晋也は開幕三連戦で不安要素を見せたが修正してくれると信じよう。
昨季途中にトレードで加入した斎藤綱記も火消しとして期待大だ。今季ドラゴンズのリリーフ左腕としては筆頭の地位になる。
藤嶋健人の出遅れは痛手であるが、他のメンバーが健闘している現状は復帰を急ぐことはない。しっかりとベストの状態まで戻して台所事情が苦しくなる頃に救世主になってくれることを期待している。
ベテランの祖父江大輔や新加入の梅野雄吾、ルーキーの土生翔太らもオープン戦で結果を出して開幕一軍に生き残ってきた。このあたりの面々が結果出し、勝ちパターンに匹敵するような活躍を見せてくれるとなお良くなる。
背水のシーズンとなるのは田島慎二や橋本侑樹。特に橋本は左のパワータイプのリリーフは中日のウィークポイントなのでそこを埋めてもらいたい。スケールは十分に感じさせてくれているので後は安定感さえあれば、というところ。
もちろん最後を締めるのは絶対的守護神のライデル・マルティネス。微塵の心配もしていないので今季も最終回に相手チームに絶望を与えてもらおう。

③打線

中日の課題といえば得点力。2013年からの暗黒時代の間ずっと言われてきたことだ。正直なところそれを大きく覆せる、とまでは言えない。だが確実に戦力整備による上積みはあるはずだ。
特にタイムリー欠乏症、そして一死三塁で犠牲フライを打てない中日打線に中田翔の加入は非常に大きいと私は感じる。岡林、大島といった優秀な切り込み隊長が塁に出ても得点に繋がらず、残塁の山を築いてきた原因はひとえに得点機で三振、内野フライを繰り返してきたからであり、中田翔はそこで"打点を挙げられる"打者のはずだ。まだまだ老け込む年ではない。
とはいえベテランのためコンディション面の不安要素は否めないが、ビシエドや場合によっては宇佐見真吾との併用で休養日を設ける形で上手く起用してシーズンを戦い抜ければ打線の芯ができる。
細川成也は今年が正念場だ。昨季の覚醒を"本物"にするためにも今季は結果を残すことが求められる。開幕三連戦こそブレーキになったものの巨人戦でのサヨナラホームランを機に打撃を取り戻している。バンテリンドームでも楽々放り込めるパワーを今季も見せつけ、ドラゴンズの55番を自分のものにしてもらいたい。
4番、5番はこの2人で間違いないが脇を固めるメンバー、特に1、2、3番は課題になってくる。いかに塁にランナーをためてクリンナップに繋げるかが勝負だ。
1番打者としては岡林勇希が出遅れているものの三好大倫がオープン戦から存在感を見せている。岡林の復帰までは千載一遇のチャンスであり、全てを懸けて勝負する大事な時期になる。今季のドラゴンズの切り込み隊長はどちらになるのか、非常に楽しみなところだ。
2番打者はおそらく流動的になっていくだろう。個人的には2番大谷のように強打者を置くセイバー厨丸出しの打線が好みなのだがそこまでのタレントはいないので、小技と足を使ってかき回す打者を置くことになる。
必然的に二遊間に就く選手が入ることになるが、田中幹也と村松開人の二年目コンビへの期待が大きい。田中は昨季を棒に振ったのが本当に痛かったが実質的なデビューとなる今年、小さな体でどこまでやれるのか非常に期待が持てる。そして村松。昨季は悔しさの残るシーズンになったと思うが打撃面で着実な進歩が見られる。今の二遊間事情はアライバが衰えて、京田が入団する前の状況に似ている。結果を出してレギュラーに相応しい成績を叩き出し、安定して試合に出れる選手が出てきてくれることを切に願う。
3番・サードは高橋周平で開幕を迎えた。昨季の打撃は"ショートゴロを打つのに最適化された打法"で打球もか弱く、このまま終わってしまうのかと寂しく思っていたがキャンプを2軍・読谷で過ごした今季はスイングが違う。オープン戦での勢いは落ち着いてしまったように見えるが去年の形に戻らなければ一定の期待はできる。3番打者としては物足りない成績にはなりそうだが守備面はリーグでもトップクラスであり、総合的には〇の評価だろう。
もちろん出遅れとなった石川昂弥にも期待をしている。去年は満足にキャンプを過ごすことなく急ピッチの調整で一軍に上がっての二桁本塁打到達であったことが忘れられがちだ。きちんと体を作って調整した石川昂弥のポテンシャルはあんなものではない。"本物"になるためにきちんと二軍で形を作って一軍に上がり、周平と真の競争を見せてほしい。
開幕二軍となった選手では龍空、鵜飼航丞、ブライト健太らの出番が早く見たい。特に龍空は昨季終盤の"酷い"と言わざるを得なかったバッティングから大きく変わったと感じる。元々コンタクトにはセンスのあったバッター。守備力は昨年時点でも既にリーグトップクラスであり、一日も早く一軍での遊撃争いに加わってもらいたい。鵜飼やブライトもこの二年間で二軍ではある程度の結果を出してきた。一軍でもやれるだけのポテンシャルは持っているはず。限られたチャンスにはなるだろうが今年こそはものにしてもらいたい。

コンパクトにまとめようと思ったがうっかり長くなってしまった。
正直なところまだまだ書き足りないがこのあたりでまとめた方が良さそうに感じるので筆を置くことにする。
もちろんここで挙げた以外にも魅力的な選手はまだまだいる。岡田俊哉くんの復活登板はいつまでも待っているし、福谷にも出番があってほしい。上田も本来の適正は先発だから先発で投げてほしい。石垣の守備力は本物なのであとはバットに当たれば。石橋も木下の脅威になれるはずだ。
などと言っているといつまでも終われない。
最後に今季の中日ドラゴンズの順位予想だが、なんのかんの言っても毎年理屈をつけて優勝予想をしている私は今年もドラゴンズは"優勝"すると主張しておく。
去年までと違うのは今年は開幕三連戦こそ勝ち星がなく不安な出だしとなったものの、2週目のスタートダッシュに成功し4/10現在で2891日ぶりの単独首位に立てていることだ。
急に点が大量に取れるようになるとは思わないが、去年のようなムエンゴで投手を見殺しにし続ける惨状が少しでも変われば、勝敗は大きく変えることができると信じている。
今年こそはドラゴンズがもの凄い夢を見せてくれて、ネタではなく真の意味でドラゴンズで満たされる毎日にしてくれるはず。
あとは私は大好きな堂上直倫さんが見たいからみんなたくさん出塁して一塁ベースコーチの直倫さんの顔を中継に載せてくれれば言うことはない。

最後に自分のことを。
VPL1期生のVtuberとして活動しており、麻雀が配信の中心になっていますが野球大好きVtuberです！
雑談配信はほぼ野球、麻雀打ちながらもひたすら野球の話をしてます。
ガチガチの中日ファンですが12球団語ります！どこのファンの方も歓迎しますのでぜひ一度配信に遊びにきてください！