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地域通貨が生み出す新しい地方創生の仕組み〜地方創生トークンサミット2019

G20福岡 財務大臣・中央銀行総裁会議関連イベントとして開催される「地方創生トークンサミット2019」(福岡市)にて、パネルディスカッションのモデレーターをさせていただくこととなりました。

このイベントの主幹をされているのが、九州におけるブロックチェーン研究の先頭を走る福岡のchaintope社。代表の正田さんをイベントの打ち合わせを兼ねて訪問させて頂き、そのまま九州の未来について2時間ほど語り合いました。

ブロックチェーンも活用して各地域で地域特性を生かした地域通貨を発行し、将来はSTOも活用してこれまでの国からの地方創生予算だけでない、新たなる地域財源を作りながら挑戦する仕組みづくりをする。

正田さんの語る地方創生の新しい仕組みは、とても意欲的なものでした。

現在の地方創生プロジェクトにおける資金調達スキームは、公共資金(助成金)を使う限り事業構想から実現まで長い時間がかかりますし、責任の所在も曖昧で「事業」としての生産性に乏しいものが多く見受けられます。

しかし、将来的にSTO(セキュリティートークンオファリング)の仕組みが可能となれば、所有権をトークン化して小さく分割し売り出すことで、地方創生の現場でリスクテイクがやりやすくなるかもしれません。

仮に、10億円の資金が必要な分散型ホテルの建設プロジェクトであれば、1万人から広く資金を集め、投資家は10000円程度から数軒のホテル分割所有権としての性質を持つトークンを保有する「まちホテルオーナーの一人」になるといったスキームも実現可能でしょう。大好きなまちに投資をする、所有する、利用する、そうやって金融の面からも「関係人口」の一人として支援するといった新しい仕組みが実現するという予感もします。

STOについては、とてもわかりやすく解説している記事があったので以下にリンクを貼っておきます。

地方創生トークンサミットは、残念ながら5/26現在、すでに満席になってしまっています。あたらめてchaintopeさんと公開イベントをやりたいと思っています!


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