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まず、墓じまいの憂鬱から読み始める

玄関ポストに「倫風」12月号が入っていた。「寒くなりましたのでご自愛下さいませ」のメッツセージ付き。妻の友人が訪ねて来たようだ。ずっと家の中にいたのに気付かなかった。

「代表講演録」に付箋が付いていた。お薦めです、ということか。目次を見て、林望氏のわからずや漫筆「墓じまいの憂鬱」から読み始める。タイトルを見て察しがついた通りだ。

義兄の次女が「私たち4姉妹は結婚すると姓が変わるでしょ。姓を継ぐ者がいないから寂しい」とシンミリ。墓を守る子孫がいなくなる、と家の心配をする。そう言われればそう。

次兄のところは1男2女でいずれも既婚者。実家・北海道の墓は、最終的には東京にいる甥が守ることになる。こちらは「墓守り甥の憂鬱」といえる。4姉妹長女と次女は独身中。

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