岩手の強豪・花巻東野球部出身の大巻将人さんが今春、東大文科二類に合格した。同校から東大生が出るのは初めてだ。「目標達成の大切さ」を胸に刻み、２浪の末に難関突破を果たした。

東大を目指したのは高校１年の冬。どこの新聞か忘れたが、寮では１人部屋を与えられ、練習後勉学に励んでいる記事を読んだ。私は「本当かよ」と半信半疑も、大巻さんは有言実行。３度目の挑戦で合格した。

中学の同級生に花巻商（花巻東）出身者がいる。会えば大谷翔平、菊池雄星の話となる。今回、大巻将人さんが加わった。高校では内野手で、18年の春夏連続甲子園出場時は記録員を務めた。

次の目標は東大でレギュラー獲得、神宮球場でプレーすることだ。