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冬の小樽公園で心中? 運転手勘違い

冬の小樽駅0番線ホームは寒かった。「1番とか2番ならともかく、0番線なんて初めて見たよ」と彼女(妻)に声をかける。結婚前に、小樽公園に行き石川啄木の歌碑を見る予定だった。

前夜から降り出した雪は午後になっても止まなかった。タクシーに乗り小樽公園に行ったが誰もいない。雪が深くて歩きにくい。歌碑はあきらめ公園を出ると先ほどのタクシーがまだいた。

身体に積もった雪を手で払い、助かりましたとばかりに車中へ。「待っていたのですか」と聞くと、運転手は「様子が変だったもんでね」と照れ笑い。心中するのではと思っていたらしい。

小樽駅のホーム番号は0、1、2、3番から1~5番に変更。0番線は姿を消した。小樽にゆかりのある石原裕次郎氏に因んで、4番線ホームに「裕次郎ホーム」の愛称がつけられている。

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