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2022年-Now〜まだまだ旅の途中〜

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心が軽くなった時に、耳元で鳴っている

心が軽くなった時に、耳元で鳴っている

SEVEN DAYS FANTASY

心がふっと軽くなる瞬間に、頭の中で鳴っている楽曲。心の浄化によって湧き上がってくる泉のような存在。初めて聴いた時よりも、何度か聴いて、そしてライブで一緒に歌って、この楽曲の完成系を見た気がした。やっぱり、ライブまで含めて1曲がどういう楽曲であるのかを知っていけるような気がする。楽曲をどう表現したいのか、どう聴いてもらえたら作り手にとって、楽曲にとってベストで

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本当に伝えたいことをストレートに伝えられる強さが好き

Only one , Only you

30年以上、あたためられて世に出る楽曲もあれば、生きている時代の出来事がきっかけとなって生まれる楽曲もある。
「Only one, Only you」については、世界的に勃発した戦争に心を痛めたTAKUROが泣きながらメンバーに胸のうちを吐き、作られた楽曲だと聞いた。戦争をきっかけに楽曲が生まれたのは、初めてのことではない。過去にも、心を痛め、事実に目を背

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ツアーの途中でセトリに新曲が追加される当たり前

GALAXY

長めのツアーだったり、ツアーが年跨ぎだったりすると、後半のセトリに多少なりとも変更を加えてくるようなことがある。ツアー中盤から、急に新曲がセトリに含まれてくることも少なくない。たいていアンコール1曲目あたりで披露されることが多く、ファンも昂っていた気持ちが少し落ち着けられ、残り少ない時間をもうひと盛り上がりしていきたいという状態であるために、吸収力が良い状態で聴くことができる(ちょ

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優しさだけはではなくて、全てを背負う覚悟がそこに

刻は波のように

とても明るくて前向きで、優しさの詰まった楽曲。でもそれだけではない涙腺を刺激する要素があれこれ詰まっているからこそ、何度聴いても鼻の奥がツーンとして涙になる。

TERUの楽曲にはそういう要素がたんまり詰まった楽曲が多い。自明の理を唄っているだけのようにも思えるのに、そこには大いなる説得力があって、あたり前のことのありがたさやそれを幸せと思えることの意味を理解することで心が洗われ

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ハミングから始まる楽曲は幸せの象徴か

U・TA・KA・TA

今は、手のひらの乾燥がひどすぎて指の関節が赤ぎれを起こす冬だけれど、夏の夕方の生ぬるい風が全身のまとわりついてきて、やかましいくらいの蝉の鳴き声が聞こえてきそうな楽曲だ。カラッと暑いのであれば、まだ、その暑さに割り切れるが、蒸し暑くて、動かなくてもジトっとしてきて、湿気のせいでせっかくお金をかけた縮毛矯正の役回りが終わって、髪全体がうねっっていることへの煩わしさにイライラし

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2年後のヴェネツィアに向かって

WE♡HAPPY SWING

そう、この楽曲は、GLAYのファンクラブ「HAPPY SWING」のことを歌っている。ただただ、楽しくて幸せな気持ちになる楽曲。たった一人に向けて書かれた曲ではないけれど、ファンクラブ会員一人一人が自分のことを歌ってくれているなと感じられる楽曲だ。収録音源は、ファンクラブ会員向けライブでの演奏された時のもの。ライブで初めて披露してくれたのだが、初めて聴いた会員のほぼ

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ピアノを弾く者にとっては、MVのストーリーに感情移入せずにいられない

Pianista

初めて聴いた時に、腰が抜けたシリーズの代表格。2023年で最も衝撃を受けた楽曲は間違いなくこれだ。たいていHISASHI楽曲は想像の斜め上、鋭い角度から攻めてくるが、さすがに長いことファンをやっていると、並大抵のことでは驚かなくなってくるが、今回はまんまと彼の術中にはまってしまった。術中にはまったと言っても、なんとも心地よい感覚しか残らないものなので、なんなら幾らでもはまってい

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夜の帳の影から覗く厳かな1曲をそっと

クロムノワール

会場内に漂う夏特有のジメッとした暑さの中で、このイントロ。会場の空気が一瞬にして凍りついてしまうほど、話好きの政治家を一瞬にして黙らせてしまうほど、圧倒的な存在感がある。冬の厳しい寒さの中でも何にも言わずにただただ仁王立ちの状態で、まっすぐ前だけを見つめているような力強さの中には、その鎧を被って立ち続けることへの疲れのようなものも見え隠れしている。

そう、初めて聴いたのは、夏真

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