マガジンのカバー画像

2016年-2021年 〜ライブの新しい形を模索する〜

27
2020年のコロナ禍での音楽活動をGLAYなりに学びの場と捉え、レコーディングの収録やライブにおけるある種の当たり前をぶっ壊した時期。昔取った杵柄をすぐに足元に置くようなバンドの… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

沈まぬように漂っていられる理由がそこにある

漂えど沈まず よくよくタイトルのことを考えると、大層意味の深さを認識する。「漂えど沈まず…

YUZURIHA
2週間前
1

御伽噺の入り口は青いのかもしれない

BETTY BLUE 実を言うと、アルバムがリリースされ、アルバムツアーが刊行されてからも、そこま…

YUZURIHA
2週間前
1

擬似的表現にエレクトリック的アプローチが必要だと考えている

流星のHowl 空に関するものが多いのはTERU楽曲の特徴。それはやはり、前や上を見ながら過ごし…

YUZURIHA
2週間前

MVがこれほどまでリンクしている楽曲を私は知らない

the other end of the globe 改めてMVをじっくり観て、音が生み出す世界観をMVの映像が完璧な…

YUZURIHA
2週間前

HISASHIが作り出す世界観にどっぷり浸ってみる

超音速デスティニー ただひたすらに、この楽曲からイメージされる世界観についてを語りたい。…

YUZURIHA
3週間前

カメラを止めるな!いや、今すぐ止めて

Scoop なかなか興味深いエピソードがある。JIRO楽曲なのだが、元々は、THE PREDATORS用に作っ…

YUZURIHA
3週間前
1

「蜂起した日を決して忘れない」から始まる楽曲の結末を

祝祭 GLAYらしい表現で「祝祭」という楽曲を締め括っている。ここに、否定だけで終わらせるのではなく、救いを残す。音楽とはそういうものであることを伝えてくれる。絶望を絶望で終わらせるのではなく、そこに希望を託す。だからこそ、人の心を動かすのだ。 少し話は逸れるが、先の文章を書きながら、先日読了した本のことを思い出した。中山七里氏著の「いつでもショパン」という作品。 (この後ネタバレあり) この作品の最後は、ショパンコンクールでとあるピアニストの奏でた「ノクターン」により

冬の厳しさを表現しながらも、心を温めてくれるベースの存在を説く

Winter Moon Winter Stars 一貫して言えること:ベースの存在感よ。 イントロからずっと。ベ…

YUZURIHA
2か月前
1

バンドが創造する優しい楽曲:代表

FRIED GREEN TOMATOES こういう楽曲を歌わせた右に出るものはいない。まさにGLAYの真骨頂のよ…

YUZURIHA
2か月前
1

My name is DATURAが意図するもの

My name is DATURA HISASHIの才能はどこまで果てしなく、そして深いのだろうとこの楽曲を初め…

YUZURIHA
2か月前

コロナの鬱々とした気分を上に向けてくれた

ROCK ACADEMIA 爪痕を残すというけれど、HISASHI楽曲はそこにある程度のスペースを確保した別…

YUZURIHA
2か月前

ベテランバンドによる「はじまり」とは何かを考える

はじまりのうた TERUが作る楽曲は、本当にキラキラしている。眩いばかりの時間じゃないことは…

YUZURIHA
2か月前

MISIAとのコラボが気持ちいい

YOUR SONG 今から5年ほど前のメットライフドームでの出来事。日本の歌姫:MISIAとのコラボ楽…

YUZURIHA
2か月前
3

ちゃんと見ていてくれている安心感。稀代の応援ソング

lifetime 初めて聴いた時から思っていた、JIRO氏からの応援歌だって。しかもこの楽曲が世に放たれる本当に少し前に自身は子をあやす立場になった。こんな偶然を必然だと思わないほど現実主義ではない。これは、自身への最大級の激励であると受け止めて何が悪い。この後くらいから、JIROはインタビューで 子育てがひと段落してまたライブに来るファンに対してのコメントが増えた。自身が置かれているちょっとだけしんどい現状を理解し、それを音楽にして慰めてくれる、それだけで報われる。誰に誉