いつでも泣ける 

さくらびと

今日から楽曲のタイトルを記事のタイトルにするのではなく、楽曲にあったタイトルをつけていこうと思う。

また、セレクト楽曲については、自分なりの法則の下に決めているが、今日はその法則から外れての選曲。
夜散歩中に、この曲を不意に耳にしたため、軽い嗚咽状態だったのがきっかけ。
タイトルの通り、いつ聴いても泣く。泣けるというか、泣いてしまうという表現の方が正しいかもしれない。
GLAYの楽曲には、泣いてしまう曲が数多くあるが、毎回泣かずに終われないのは、この曲くらいだろう。

詳細な理由はわからない。メロディーか、TERUの優しくて温かくてそれでいて切ない歌声か、はたまた歌詞か。
胸の奥の方から、えもいえぬ感情が湧き上がってくる。
この感情の表現の仕方に、いまだ答えが出せない。(今日立ち読みした雑誌に、言語化できないのは、言語化できるスキルがない、言語化を諦めているものの愚かな表現方法であると書いてあった。。。)

タイトルの「さくらびと」とは、桜を愛でる人のことだそう。
この楽曲は、『MUSIC LIFE』というアルバムの2枚目が、バラードベストになっていて、その最後に収録されている楽曲。
このバラードベストの曲順が、アルバムのための楽曲の書き下ろしか?と思われるくらいにベストで、その締めくくりがこの楽曲。
なので、当然シングル曲でもないのだが。。。MVが存在する。

そのMVの始まりは、静かにフェンス越しに広がる桜並木。
福島県の浜通りというところの桜並木だそう。
震災後に、避難区域に指定されたことで、毎年綺麗な桜を咲かせても、
桜を愛でる人はフェンス外という状態が続いたとのこと。

楽曲だけでも十分に涙腺が崩壊するのだが、映像も一緒となると、また、他の感情も湧き上がる呼び水のようになり、一層泣けてしまう。

たくさん語ることが本当に野暮だと思うほど、楽曲としての説得力があり、受け取れる情報量も多い楽曲。

いつか泣かずに聴ける日はくるのだろうか。



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