福島県浜通り

フクシマからの報告 2019年春    8年間眠り続けた           原発事故被災地の高校 ついに休校  被災地に子供戻らず 消えゆく学び舎

前回のカエルの産卵プールに加えて、私がサクラ咲くシーズンに福島県飯舘村を訪ねると必ず寄る場所がある。

 同村深谷にある相馬農業高校・飯舘校である(冒頭の写真=2019年4月27日に筆者撮影)。1949年の創立。これまでに約3400人の卒業生を送り出してきた。全校定員40人のこじんまりとした学校だった。

 2011年3月11日から始まった福島第一原発事故による汚染で、国が全村民6,000人に強制

もっとみる

フクシマからの報告 2019年春    原発事故から8年 カエルの産卵地も除染で破壊 消えゆく事故前の山村風景

毎年、サクラの咲く季節に福島県飯舘村に取材に行くと、必ず足を運ぶ場所がある。同村の南端・比曽(ひそ)という集落にある公民館である。ここはかつては小学校だった。廃校跡に公民館が作られた。その一角にこじんまりとした体育館とプールが残っていた。

 このプール跡の水たまりに、冬眠から目覚めたカエルたちが産卵に戻ってきているかどうかを確かめる。それが私の毎春の習慣になった。

 飯舘村は阿武隈山地の中、5

もっとみる

【福島県富岡町夜ノ森の桜トンネルに感動MAX!】セキツバ癒やし動画2019.4.24

◎福島県富岡町夜の森地区にある桜のトンネル。
ここは福島県内でも全国的にも結構有名な桜の名所です。
多くの観光バスも来るくらいの場所ですが、東日本大震災の
原発事故により、数年間は警戒区域内でしたので通行禁止でした。

しかし現在は一部開放されて車での走行が可能となりました。

でも、このエリアの一部は帰還困難区域のために未だに通行禁止の
ところもあります(そこにはバリケードが張られ行けなくなって
もっとみる

【エアロエース・福島交通高速バス】(仙台~相馬線の新地役場前発車後)

◎今回は以前勤めていた会社のバス運転動画になります。
撮影してくれたのはバス好きの友人で共通の趣味仲間でもあります!
乗務した便は今は無き、高速バスの仙台~相馬線で車両は
三菱ふそうエアロエース(2013年式QRG-MS96VP)です。
短い動画ですが、非常に懐かしい映像でしたので、アップしようと
決めました。
動画に撮れている走行区間は、新地役場前発車後の2分くらいまでです。

今ではこの区間は
もっとみる

常磐線新特急考察

今回は久しぶりに鉄道関連のことを書いてみようと思う。

今度のなでしこリーグ1部、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースvs.マイナビベガルタ仙台レディースのJ・ヴィレッジ開催に合わせて最寄りに新駅(臨時駅)が開業する。

このニュースを聞くと、いよいよ常磐線の全線復旧の日も近いことを実感する。

さて、鉄道ファンだけでなく、沿線の方々も気になっているようだが、いわき~仙台間の特急列車の復活の話で

もっとみる

フクシマからの報告 2019年春    原発から8キロ            6年間強制避難区域だった浪江町を再訪 解除2年で帰還した住民はわずか4%  町並みは今なお荒廃が続く

福島第一原発事故で強制避難の対象になった20キロラインの内側だった町村はいま、どうなっているのだろう。

 今回は、その一例として、原発から4キロ〜30キロの地点に広がる「浪江町」の現状を報告する。

 福島県浪江町は、原発立地自治体である双葉町の北隣。いわば「原発に一番近い市町村」のひとつである。町役場は原発から北に8キロの位置にある。6年もの間、強制避難区域に入り、無人になった。

(浪江町ホ

もっとみる

フクシマからの報告 2019年春    山間部は高線量・海岸部は無人     中心部だけが新築ラッシュ       まるで「復興ショウルーム」のよう

福島第一原発事故で放射能汚染を浴びた福島県の地域はいまどうなっているのだろう。そこに住んでいた人たちはいま、どこで、どうしているのだろう。街は村は、どうなったのだろう。現地を自分の目で見て、当事者たちに会って話を聞く。それを報告・記録していく。それが、私が2011年春からずっと続けている作業である。

 今回も、2019年3月15日〜19日、福島県南相馬市・飯舘村・浪江町などを訪れた。8年間で現地

もっとみる