B面、カップリング、c/w・・・目立たないけど名曲揃い

INNOCENCE

まさに、この楽曲がタイトルの様な言われ方をしていたとか、いないとか。
この楽曲は、かの有名な「彼女の”Modern・・・”」のカップリングである。今でこそ、ライブでの7割バッターであるが、リリース当時は、カップリング曲を表題曲にすればよかったのに的な声もあったそうな。
確かにいい曲であるし、これまでにリリースしてきた楽曲にはない曲調で、TERUの声の振れ幅も広くて、聴きどころも多い。今更ながら。。。と思うが、結構ベースラインもメロディアスで聴き入ってしまう。

初めてのライブの時に野外で聴いた「INNOCENCE」は、海辺の少しベトっとした風に吹かれていた記憶がある。それでも、ガーッと盛り上がって、火照った身体と急激に上がった心の温度・興奮を適当なところまで鎮めてくれるのに、本当に効果的だった。それまで目まぐるしく動いていたものが、ゆったりとした速度で進んでいくような感覚。楽曲自体が持つ本来の力を、あの大舞台で遺憾なく発揮していたように思う。

初めて耳にしたのは、『SPEED POP』というアルバムを手にした時だ。だから、自身としてはカップリングとしての意識はない。しかも、先に述べたように、「彼女の”Modern・・・”」は売れると期待されていたが、実際には1万枚を下回ったはずなので、シングルCDの「INNOCENCE」をカップリングとして聴いている人は、GLAYファンの中でもごくわずかであろう。貴重!レア!自身も「彼女の”Modern・・・”」はシングルとして持っていないので、カップリングとして「INNOCENCE」は聴けていない。

最近はめっきりライブでも聴かなくなってしまったし、自身も積極的に好んで聴くタイプの楽曲でないため、久しぶりに聴いた。なんでだろう?と思い、よくよく考えてみたところ、無意識のうちに、今のTERUの声にできるだけ近い声が聴ける音源ばかりをチョイスしていたようだ。「INNOCENCE」は、音源として2000年以降に再録されたものはない。だから、音源で聴こうとすると、90年代のTERUの声を聴くことになる。今のTERUの声があまりにも良いから、魅力的だから、心に響くもんだから、昔の声だと少し物足りなさを感じてしまうのは、否定できない。

全曲はさすがに難しいだろうけど、「INNOCENCE」は今のTERUの声で復活(いやいや、謹慎も休止もしていない)してくれないかなと思う。

えっっっっ・・・・ミュージックビデオあったの??
メンバーが若すぎて、笑ってしまう。。。


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