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ぼたんが素敵なネトフリ版幽遊白書

ネトフリ版幽遊白書は、ぼたんという霊界案内人が不慮の事故で死んだ浦飯幽助を霊界に案内し、魔界から人間界にやってきた妖怪を倒すように仕向ける物語だ。

ぼたんは西洋で言うところの死神だが神の色は水色、着物にブーツ、そして流暢ながらも舌足らずな話し方と陰ながら浦飯幽助たちを応援するふとした際の表情などすべてがチャーミング。ぼたんは最終的に幽助たちが戸愚呂との勝負に勝つことを祈り、応援する。幽助たちが勝負に勝ち、人間界に平和が訪れるだろうというところでぼたんはコエンマとともに霊界に戻る。

これが幽遊白書の主なストーリーだ。ぼたんというか古川琴音が好きすぎて、解釈に歪みがあることは認めよう。でもそのくらい古川琴音は自分にとって特別な存在なのだ。

古川琴音の作品を順番にいろいろ観ているが、どれもいい。今泉力哉監督の映画「街の上で」では、主人公がスマホで撮影している前で、亡くなった古本屋の店主への思いを吐露するシーンが古川琴音的なハイライトと思われるが、エンディングに近いシーンで放つ「存在の否定じゃんか」が最高です。会話する相手が性格に歪みがある人だと、自分もそれに引っ張られるぞ、ということがわかるシーンですんごい好きです。

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