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小説の書き方(カズミチ編)

Twitterで絵やマンガを描くための手順を拝見し、そういえば自分の書き方を振り返ってみた経験が少ないなと思い、この度PCと向き合うことにしました。
小説の書き方に正解なんてありませんから、いろんな方の方法を見られたら、個性豊かで面白いのだろうなあと思います。
この投稿をご覧になった字書きの皆様は、ぜひご自身流の小説の書き方ページを作ってみてください。
また、これは小説を書くための正しい手法というわけではありません。
あくまで一個人の手法をご紹介するのみです。
あなたはあなた独自の方法で、楽しく物語を書いてください。

自己紹介

ペンネーム
一次創作:桔乃 一三千(きの かずみち)
二次創作:カズミチ
今の推し作品/推しキャラクター
hrak/死柄木弔
今の状態
原稿修羅場 ※やってる場合かランキングかなり上位に食い込む見込み

持ち物

方眼ノート(A4サイズ)※大体見開きで1本(章)
ふせん各種
ノック式ペンシル
消しゴム
ボールペン(赤)
ノートパソコン(使用ソフト:Googleドキュメント/Word/InDesign)
書きたいという熱意

手順①:大まかなテーマを決める

どんな話を書きたいのかをはっきりさせることからはじめます。
頭に浮かんだイメージ、例えば「ふわふわしている」とか「あたたかい」とか「美味しい」「楽しい」「恐ろしい」「不安」。
ある時は「登場人物がごはんを作って食べるだけの話が書きたい」。
またあるときは「ホラー」。
さらにあるときは「泣ける話にしたい」。
こうしてみていただくと、粒度がかなりまちまちなのがわかるかなと思います。

これはたぶんですが、行き先を決めてるんだと思います。
物語のゴールは結局読者の中にあるので、読者になんて思ってほしいか、どこに導きたいのか、考えてるのかなと。
いや、そこまで深いこと考えながらやってないけども。

手順②:5W1Hを決める

あえて説明するまでもないかもしれませんが、念の為5W1Hについても解説しておきます。
・When:いつ
・Where:どこで
・Who:だれが
・What:何を
・Why:なぜ
・How:どのように
の頭文字を取ったのが5W1Hです。

一次創作にせよ、二次創作にせよ、カズミチはかならず「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「なぜ」「どのように」する話なのかを考えて、ノートに先に書いておきます。
この時点で物語の結末が決まっているのが特徴(かもしれない)。

手順③:プロットを書き起こす

方眼ノートを見開き1ページ使って、プロットを書きます。
うまく文章で説明できないので、プロットの実物写真掲載。
※二次創作/アダルト向け表現あり

20210914_小説の書き方(カズミチ編)_note

手順④:瞑想

何言ってるんだおまえ???? と思われそうですけど、事実やってるから仕方なく書きます。
基本的に視点ありの三人称小説を書く事が多いので、主人公に当たる登場人物に自分がなったつもりになります。
あくまでつもりなのです。

手順⑤:執筆

ここまできてようやくパソコンを開きます。
使うのはGoogleドキュメント。
他の執筆ツールも色々試しましたけど、自動保存してくれるところがとても優しくて好きです。
あとは小見出しを作っておくと一瞬で目的の箇所まで飛べたりするので。

基本的には頭から順番に書くことが多いです。
でもどうしても書きたくて書きたくてたまらない場面がある場合、先に書くこともあります。
そこは柔軟に。

二次創作ならだいたい1本につき1万字~2万字くらいを目指して書いてます。

手順⑥:熟成期間(省略することも多)

カズミチの場合はWordでレイアウトして印刷をかけて、急ぎじゃなければ2~3日。
これを熟成期間と呼んでます。
文章はだいたい書いてる時のカズミチは「自分天才!!」と思い込んでる事が多いので、少し頭を冷やしているのです。

ただしカズミチは投稿ボタンをクリックすることに並々ならぬ快感を覚える性質を持っているので、二次創作の場合は熟成期間なしで投稿することもあります。
厄介な性質です。

手順⑦:推敲

文章におかしいところがないか、もっとよい文章にならないか、確認する工程です。
熟成期間を置くと誤字脱字の発見がしやすい(当社比)(完全になくせるとは言ってない)です。
印刷した紙に赤ペンで書き込んで、Wordファイルを編集。
これを2~3回繰り返します。
なお、カズミチはこの工程が嫌いです。

手順⑧:完成

完成したらPixivで素早く公開。

同人誌にする場合は本文をInDesignでレイアウトを作ってPDF入稿。
Wordだとページ番号の設定や1ページあたりの行数、列数の設定の自由度に限界があるのでInDesignさんに落ち着きました。
少々とっつきにくいし、月額高いけど、慣れると仲良くできて便利です。

終わりに

以上、小説の書き方(カズミチ編)でした。

冒頭でも言っていますが、このやり方は参考にしなくてOKです。
カズミチは同人生活8年間でこのやり方に落ち着いたというだけで、踏襲する必要はありません。
一番大事なのは、「書くこと」=「楽しい!」という状態を作り出せること。
ご自身のやりやすく、無理のない方法で、素敵な字書きライフを送ってください。

また、この投稿を見て、「自分の小説の書き方も書いてみよう!」と思っていただけたならば、文句なしの大成功。


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