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臨床+

運動器疾患を担当するセラピスト向けマガジン! 経験豊富な6人のセラピストがオンラインセミナーを中心に教科書だけでは解決できない臨床の悩みに対する情報を発信していきます!!若手セラ… もっと読む
毎月1回のオンラインセミナーの開催とアーカイブ配信 隔週で運動器疾患に対する理学療法評価・徒手・運… もっと詳しく
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記事一覧

新サークル「LOCO LAB.」

今回は、新たに始まるLOCO LAB.についてご紹介をさせていただきたいと思います! 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 LOCO LAB.はLOCOMOTOR(=運動器疾患)についてみなさんで議論を交わしながらその知識や技術を磨き、セラピストとしての成長を促すコミュニティ(サークル)です。 noteのサービスでもある「サークル」を使ってみなさんと一緒に運動器疾患を担当するセラピストとして成長していければと考えております。 |コンセプト「経験年数に関係なく常に結

大切な皆さんへお知らせです

平素より臨床+を読んできただき誠にありがとうございます。 表題通り、臨床+の定期マガジンをご購読されている方々へ大事なお知らせが2点あります。 定期マガジンについてこれまで定期マガジンにて運動器疾患に対する臨床での実際について様々な情報を発信していきました。2月より新たな取り組みをスタートさせます。 そのため、突然ではありますが、臨床+としての定期マガジンの配信は今月にて終了(廃刊)とさせていただきます。これまで、たくさんの方々にご購読いただき誠にありがとうございました。

動的安定性を引き出すための足部機能改善トレーニング

腰部や股関節周囲などの運動器疾患を担当するといわゆるデュシェンヌ徴候やトレンデレンブルグ徴候などの動的不安定性を生じるケースを担当することが多いかと思います。 このような動的不安定性は、動作時に隣接する関節へ過度な負荷を与えて痛みの原因になるため、動的安定性に対する評価から介入が重要となります。 学校などでは、股関節外転筋に対して介入していくことで改善が図れると勉強したかと思います。しかし、実際の臨床では、このような介入だけでは改善度に限界を感じることを多く経験します。

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臨床+オンラインセミナー|【局所をとことん考える!変形性膝関節に対する評価とアプローチ】

1月23日(日)オンラインにて臨床+セミナー開催いたします!今回のセミナーでは、多くのセラピストが担当しているであろう変形性膝関節症に対する理学療法評価および介入について解説いただきます。 開催に向けた講師からのメッセージ日本における変形性膝関節症患者は2530万人と推定されていますが、そのうち疼痛など有症状を呈する人は800万人程と約1/3程度と言われています。 これらのことから、決して軟骨が摩耗することにより疼痛が生じているわけではなく、膝関節に何らかのストレスがかかっ

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カフトレーニングを考える

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月は股関節・膝関節・肩関節・脊柱の記事を配信しています。 ▼今月の配信記事はコチラ▼ ※来週は脊柱編を配信予定(ライター:塚田悠平) https://note.com/mryp2 私が今回、担当するテーマは「肩関節」 臨床で多くみる肩関節疾患では、肩関節周囲炎や腱板損傷、投球障害肩などを対応することがあるのではないでしょうか。 これら運動器疾患の対応をする上で、局所機能の徒手療法に加え、腱板機能を強化するカフトレーニングを運動療

臨床+からおしらせ

日頃から臨床+をご愛顧にしていただき、誠にありがとうございます。 2021年1月からスタートした臨床+も来月で1周年を迎えます。これもひとえにマガジンの購読者様や日頃から記事を読んでくださる皆様のおかげです。 この場をお借りして感謝申し上げます。 2022年から…2022年からの臨床+はすこし生まれ変わります。 2021年は様々な運動器疾患に対する理学療法について各ライターの視点から記事を書かせていただきました。 2022年は読者の皆様へその内容をより深く伝えるための

膝蓋下脂肪体の整形外科テストと介入

Ⅰ.膝蓋下脂肪体とは膝蓋下脂肪体は膝関節包の内側で滑膜の外側に位置する脂肪組織であり、膝蓋靱帯の深部の間隙を埋めています。上方は膝蓋骨の下端に付着し後方は内・外側の半月板の前角をつなぐ横靱帯と連結しています。 膝伸展時は膝蓋下脂肪体は前方へと牽引され、その張力により半月板を前方へ引く作用が報告されています。 膝関節屈曲時の膝蓋下脂肪体は、大腿骨顆部のロールバックに伴い膝蓋靱帯より後方への圧力を受けます。後方には ACLとPCL が壁となり後方移動をブロックするため、膝蓋下脂

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膝関節機能改善のキーワードと評価・介入

こんにちは!ライターの樋口です。 臨床+では、12月は各関節のこれだけは欠かせない機能に対する評価や機能改善のための介入方法をテーマにこの1年を締めくくります。 この記事では、膝関節機能をテーマにまとめていきます。 これまで臨床+では、多様な膝関節疾患に対する評価法や介入方法についてご紹介していきました。 なんと15記事もありました!! 疾患ごとの評価・治療の違いは勿論あります。しかしながら、それぞれの記事で出ていた共通のキーワードがいくつかあります。 膝関節機能

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上肢疾患に共通した機能障害に対するセルフエクササイズの選択

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今回は、臨床場面での「上肢疾患に対する運動療法」に着目していきます。 上肢疾患に対するセルフエクササイズとしては、各関節周囲のストレッチ、腱板トレーニングや四つ這いexなどは臨床場面でも多く活用することが多いと思います。 まず、臨床で対応する上肢疾患にはどのような疾患が多いでしょうか。 上図にもありますが、肩の挙上制限やテニス肘などの肘外側痛、手首の痛みはよく対応することの多い疾患です。 下肢疾患に対するトレーニングは、スクワット

オーバーテストの臨床応用(動画解説)

今回は臨床上、比較的みる機会も多い整形外科的テストのオーバーテストについて深掘りしていこうかなと思います。 そもそもオーバーテストは大腿筋膜張筋-腸脛靭帯の長さ、筋短縮を評価するテストです。 オーバーテストという為、「Over test」と記載している方がいたりするかもしれませんが、正しくは『Ober test』です。間違えないようにしましょう!笑 他にも、オベールテスト・オーベルテストと呼び方は様々あるかと思います。 ○オーバーテストについてまずは基本的なオーバーテス

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テニス肘改善のための手関節トレーニング

慢性化しやすいテニス肘以前の記事では、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)への理学療法介入についてお話ししました。 テニス肘は、短橈側手根伸筋を中心とした前腕伸筋群の付着部で起こる炎症であることが多く、日常生活での軽い負荷での作業の繰り返しやテニスなどラケットスポーツが原因で発症すると考えられています。 (さらに詳しい病態などはこちらからご覧いただけたらと思います。) 軽微な負荷でも繰り返すことで発症しやすいため、再発を繰り返したり、症状が慢性化し日常生活に支障をきたすことが多

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ドケルバン病に対する対応-局所機能と運動軸の修正-

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月は「上肢疾患」をテーマに配信しています。 ーーーーーーーーーーーーー 今回、私は上肢疾患の中でも 「手部疾患」について担当していきます。 臨床上対応することの多い手関節・手部疾患では以下のようなケースに遭遇することが多いのではないでしょうか。 そこで、 今回は母指側の手首の周囲の痛みの代表的な 「ドケルバン病」について整理していきたいと思います。 「ドケルバン病」はスマホの過使用や育児での子供を抱っこしたりすることで起こるこ

Wright test とRoos testから考えるTOS

胸郭出口症候群(Thoracic Outlet Syndrome: TOS)は神経、血管束が前・中斜角筋、鎖骨、第一肋骨で形成される胸郭出口において圧迫・牽引されて起こります。 主に3つの狭窄部位で神経、血管束にストレスが加わり、頭頸部〜手指にかけての多彩な症状を誘発します。 しかし、一言に「胸郭出口症候群」といっても、どの部位にどのようなストレスがどの神経・血管束に加わったことで症状が出ているかはケースバイケースです。 そのため、病態を理解するためには各種整形外科的テ

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足から考える!肩関節の評価と治療

はじめまして、石井 卓也と申します。 私は、長野県の地方病院で理学療法士として勤務しています。 整形外科疾患中心に、外来リハビリに携わりながら、地域医療の一環として、地元の中学生を対象に、スポーツ障害予防を目的とした動作の指導、インソールの作製を行っています。 よろしくお願いいたします。 さて、今回のテーマは 『足から考える!肩関節の評価と治療』 です。 肩関節周囲炎に対する理学療法介入は、推奨グレードBと高く、医師からのリハビリ依頼、担当する機会も多いかと思います