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自然の中に行くと癒される理由~フィトンチッド~



山に近づくにつれて、空気がおいしくなってくる・・・
木々の多い場所に行くと、空気が違う・・

みなさまこのようなことを
感じたことはあるのではないでしょうか?



山の森林などに行くと
どこか爽やかで、清々しい香りが漂います。



この香りはフィトンチッドと言い、
樹木が発散する香り成分です。




フィトンチッドとは、
植物自身が自己防衛のために
つくりあげてきた物質のこと。


フィトンチッドの名前の由来は、
「フィトン」=植物、が、「チッド」=殺す


これは、高等植物が傷をつくと、
傷口を菌や細菌などから守る為に
周囲の生物を殺す物質(フィトンチッド)を
出すことに由来しています。


森の中には、
動物の死骸や排出物などがあるはずですが
これらの異臭を全く感じさせないのは
このフィトンチッドのおかげなのです。

フィトンチッドが、
消臭効果や脱臭効果を持っていて
空気を浄化する能力があるからです。

また、防腐作用もあることから
食品の鮮度を保つことに役立ちます。


フィトンチッドは、
人体に安全な天然物質です。
副作用の心配もありません。



ちなみに余談ですが、
松の木の下には雑草が生えないそうで、
記憶を辿ってみると
確かに…と納得してしまいました。

これは、松の葉が地面に落ちると
発芽を抑える働きのある松の葉の成分が
土壌へ溶け込み、
発芽が抑えられるからだそうです。



自然療法においては、
このフィトンチッドは重要ですね。

みなさまも、森林の中
フィトンチッドを感じてみてください^^

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