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束の間ゴールデンタイム。

夕食の準備をしていたらキッチンの窓辺から夕陽がチラチラカーテン越しに揺れていて、これは綺麗に違いないと何にも考えずにカメラを持って外に出た。
Tシャツで急いで出たもんだからとても寒い。
それでも窓辺に目をやる、やっぱりキッチンに差していた夕陽はゆらゆら綺麗に木漏れ日を落としていた。

屋根と木漏れ日。

久々に無になった瞬間だった。
カメラを持って夢中になってる瞬間が好きだ、シャッターを切る前の息が止まるあの感じ。ほんの僅かの時間だったけど、この無になってる感覚は久々だった。
綺麗な瞬間にいたこと。風が強くて木々が激しく揺れていたこと。全て。

木々の隙間から夕陽がゆらゆらしていて綺麗だった。

誰にも読まれなければ記事ではなくただの日記かも知れない、誰にも見てもらえなければそれは作品ではなくただの写真かも知れない、だけど、やっぱりカメラが好きで、気持ちをこうやって文にするのも好きで、それでいいやって思えた日。

日々生まれ変わる感情と明日の私が同一人物なのが不思議。
何を言ってるんだろうね。

花もゆれるゆれる。

また明日も素敵な日だと良いね。おやすみなさい。

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