夏生まれのあきちゃん。

多くの人には共感を得られずとも、つらつらと、消化したい私の事。 撮った写真と、日記みた…

夏生まれのあきちゃん。

多くの人には共感を得られずとも、つらつらと、消化したい私の事。 撮った写真と、日記みたいなもの。

最近の記事

ザリガニの鳴くところ

忘れてしまわないうちに、読んだ後の情熱が消えてしまう前に、記録として読んだ本の感想を。 今年も本を沢山読みたいと思っていたのに気付けばもう8月になり、読めた本は3冊だけ。 そのうち2冊は震災の体験談とカメラの本だったので、物語を読み終えたのはとても久しぶりの感覚だった。 小学生の頃から本がとても好きで、図書館に通って隅で静かに本を読んだり、朝に与えられる読書の時間が永遠に続けばいいのにと思うほどに本が好きだった。 読めば止まらないし、続きが気になり夜中まで読み込んだりしたの

    • 君たちはどう生きるか

      久々に映画館に足を運び、映画を観た。 エンドロールが流れて終わってしまっても、久々に立てずにぼぅっとしていて、これは子供たちにも観せたいってそう思えた作品だった。 これは2回目に6歳と2歳半の子たちを連れて観に行き、また3回目を一人で観に行ったジブリ大好きな私個人の感想です。 広告をしていないので、なるべくネタバレはしないように心がけます。 この感想をnoteにしておこうと思ったのは、やっぱりジブリが大好きで、たくさんの人に観てほしいと勝手に思ったのと、Twitterでこ

      • 束の間ゴールデンタイム。

        夕食の準備をしていたらキッチンの窓辺から夕陽がチラチラカーテン越しに揺れていて、これは綺麗に違いないと何にも考えずにカメラを持って外に出た。 Tシャツで急いで出たもんだからとても寒い。 それでも窓辺に目をやる、やっぱりキッチンに差していた夕陽はゆらゆら綺麗に木漏れ日を落としていた。 久々に無になった瞬間だった。 カメラを持って夢中になってる瞬間が好きだ、シャッターを切る前の息が止まるあの感じ。ほんの僅かの時間だったけど、この無になってる感覚は久々だった。 綺麗な瞬間にいたこ

        • 花の色、色々。

          庭から見える桜は周りより遅く咲いたので、まだまだ花を付けている。 時よりハラハラ舞う花びらに2歳の息子は”ちょうちょ!”と勘違いをして追いかけていて、指先に捕まえてようやく花びらと気付いても、”お花だ!”と喜んでいて可愛い。 新一年生になった息子の通る道にも桜並木があって、綺麗!と言いながら駆け抜けて行く。 春は、花は、心を豊かにしてくれる。  東北は冬が長い。長かったからこそ春のありがたみを一身に受ける。散歩出来る日が楽しい。 久々にオールドレンズを出して写真を撮る。

        ザリガニの鳴くところ

          春はいつだって物語の始まり

          春、息子はピッカピカの一年生になった。 私にとっても怒涛の1週間。朝いつもより早起きをし準備をして一緒に登校。 息子も疲れて帰ってきては7時前に寝てしまう。 新一年生はとても頑張っているのだ。 もう私はあまり思い出せないけれど、小学校が始まると急にお勉強は始まってしまうし先生も全部は手伝ってくれない。新しい友達もできたり気の合わない子も出てくる。 全て時間通りに進められ、行きも帰りも歩かなければならない。 もう、何度でも言いたい。 新一年生は頑張っている。 急な環境の変

          春はいつだって物語の始まり

          春告鳥とモンステラ。

          ホー、ホケキョ。 庭にいたらウグイスの鳴く声が聞こえる、気温も上がってきて日中は過ごしやすく春が本格的にやってきたんだなと思うと嬉しい。 ウグイスが春だけそうやって鳴くと知ったのは去年のこと、”ホーホケチョッチョチョ”。と下手な鳴き方している子がいるなと思ったらどうやら下手なのではなく、季節の変わり目だったから。(個体によっては綺麗に鳴けなくて練習中の子もいるらしい) 涼しくなってくるとチャッチャと地鳴きに変わるそう。その変わり目も楽しめて風情があるなと感動したのを覚えてる。

          春告鳥とモンステラ。

          春待ちグリーン

          相変わらず写欲は無いが、植物の記録用にパシャパシャ撮っている。 雪が溶け、春が近づいて来た。東北の桜はまだかなと心躍らせる。 暖かくなって来てこれでもかと外に出て太陽にあたるようになったら悩んでいた睡眠もよく取れるようになった。 そういや冬の間は外に出ないし気が滅入りやすかった、私は多分ビタミンDが足りてなかったんだなとここにきてようやく気付く。 沖縄は冬でも太陽いたもんな。 1人で生きているわけじゃないからやるべき事は相変わらず沢山あるけど、暖かくなって来て気持ちも落ち着

          あなたはわたしをしらない、

          あなたは私を知らない 私もあなたを知らない 知る必要もないし、聞く必要もない 私たちはお互い何かが欠けていて 2人揃ったからと言って埋まるわけでもない あなたは私を知らない 私もあなたを知らない 知りたいとも思わないし、聞きたいとも思わない 私たちはお互い好きなものがあって 1人だからと言って自分の機嫌の取り方を知らないわけじゃない そうやって私たちは生きていて くっ付かずに分裂して、お互いに生きていく 同じ道を同じように歩き、寄り添うのは心だけで そこに

          あなたはわたしをしらない、

          紫のクロッカスの花言葉は

          3月11日の今日はとても晴れていて、穏やかな時間が流れている。 今朝は庭で息子たちと遊んでいたら、花が咲いてる!とお花が大好きな息子が喜んでいた。 可愛いね、綺麗だねと会話をする中で次男が”気持ちいいねぇ”と言ってきた。 なんで気持ちいいんだろう?て聞いたらすかさず長男が”太陽が出ていて、気持ちいいー!て事だよ。”と言う。 本当にそうだと思った。 やっと冬の終わりが見えて、暖かい春の気配はすぐそこまできていて、気持ちがいい日だ。 こんなに可愛いのに、紫のクロッカスの花言葉は

          紫のクロッカスの花言葉は

          強い植物

          ドラセナについて書いていた時に気づいた事、 息子がくれるものはいつも生命力が強い。 すぐ枯らしてしまう私に、自然と強い子を選んでくれてるんだろうか。 こやつは強い。一度サボテンの寄せ植えをもらって育てていたが、気分が滅入った時期にお世話を疎かにしてしまい、ほぼ枯れてしまった中で生き残った子がいる。 それが下の写真のこの子。 多分、まだ緑だし、生きていると勝手に思ってる。 隣はアボカドの種が根が出るのを待っているところ。 りんごは、王林が好き。 もし発育がうまくいって根が

          ドラセナ

          土曜の夜、ふと気になった事。 バレンタインデーに、息子が選んで旦那さんが購入してくれた花の中に居た葉っぱちゃん。 花が枯れた後に、そのまだまだ元気な葉っぱちゃんを見て私はどうしようかと悩んでいた。 花は枯れたら私は数枚、花弁を取って瓶に貯めているが葉っぱは…? うーん。と悩んでいると息子が隣にやってきて “その子はまだ生きているから捨てないで!!”と言ってきた。なのでその子だけ取り出してぬるついた箇所を綺麗にして小さめの花瓶に移してあげた。 そして土曜の夜にその子を見つめて

          ネコヤナギ

          自宅の向かい側の敷地内にある家を管理しているおじさんが居る。 息子を迎えに行って歩いていると、そのおじさんが何か枝を持って家の前で私たちを待っているのが遠くからでも分かるし、そして多分それは私たちにくれるつもりなのも伝わる。 こんにちは!と息子と2人で声をかける。 “はい、これあげる。ネコヤナギ。ネコヤナギはオスとメスがあってこれはどうやらオスらしい。” いつも話し方が少し不器用で、早口で面白い。 わぁありがとうございます。と受け取ったそれは猫じゃらしのような芽がついた枝だっ

          休息時間。

          写真を撮る時、私は自分が感じる”美しい”と言う感覚をを大事にしていて、だけどその美しい!て思う瞬間を最近見つけられないでいる。 以前はどこを歩いても目に入る私だけの世界があって。その瞬間を切り撮れた時はどきどきした。 でも今はその鼓動さえも聞こえない。 これは多分スランプなんかじゃなくって、単純に心が疲れているのだ。 年始はおみくじも大吉だったし幸先がいいと思って早々人間関係でごたごたして、躓いてしまったらそこから掴む藁もなく足元はどんどん崩れてしまった。 私は基本、楽観的で

          多分、夜。

          16:30夕日のゴールデンタイムが終わって、薄っすら地平線にオレンジ。 濃い青に飲み込まれたみたいな微妙な時間帯。 それは多分、夜。 街灯が着き始めて、周りの家の電気も着き始める。 帰る人の背中を見送るこの時間帯がなんだか好きだ。 冬のお正月が近くなるこの時期は、故郷を離れて里帰りをしない人たちは多分だけど、私と同じくなんとなく寂しい思いをしてるんじゃなかろうか。 最初はなんだかよく分からない気持ちで、多分冬だから気が滅入りやすいのかもと思ったけど、アメリカ人の旦那さんがクリ

          言葉がたくさん落ちてくる日は頭がうるさい。 欲しい言い回しとか書きたい時とはなかなか落ちてきてくれないくせに。 iPhoneのメモ帳につらつら行き場のない言葉たちがどんどん溜まる。なんだか感情の墓場みたいだ。

          言葉がたくさん落ちてくる日は頭がうるさい。 欲しい言い回しとか書きたい時とはなかなか落ちてきてくれないくせに。 iPhoneのメモ帳につらつら行き場のない言葉たちがどんどん溜まる。なんだか感情の墓場みたいだ。

          息子の涙。

          私は学校も教師も、同級生達も、大嫌いだった。 同調圧力には反発したかったし、私のことを解ろうとするふりをする大人も大嫌いだったし、オタクだ真面目だとからかうくせにスポーツ大会になると、チームでがんばろう!みんな仲間だ!と言い張る同級生には腹が立っていたし悔しかった。 とにかく学校生活は苦でありいい思い出もない。 早く逃げ出したかった。 そんな子どもだったから、自分の子は明るく前向きに育って欲しいし、人と関わっていける子であって欲しいと矛盾な気持ちを抱えていた。 そして今日、